- 4218 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:00:17 ID:Kf5XCYFK
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【秋 島国 メロスト竜伯領】
_ 、 --――- 、、
_ - ¨ ¨ - _
/ / / 、 \
/ / / `、 ヽ
. / / /\ ,′ ヘ ヘ
/ / /─┘i l l l /', ! ――断る!なんなら、ふざけるなと言いたい所だ
/ / | | l l l ! l l└ーl l
/ ,' l. |\. l li l j l j ,' l } l
/ | | |⌒\ハ |t l /! /,从ノ| | l ・・・・・人間達を、滅ぼすだと?そんな話に何故、私を誘うのだ?
/ Y^| ーt==ミx\ l∨|/ j/_、-'~|} l
_ / { | |ゝ匕:ツ ヽ ,ィ===z.l l l 私が協力すると、まさか思った訳でもあるまい
寸-_ //⌒>ゞ| l't ヒ:ツ ノ/,l j l
寸:ニ-_ //ニニニニ| ‘i,乂 ヽ ///l/| t
ニ(⌒¨ ‐-ニ二_ニニニ| ‘i,、 , 、 //,ノ:.| /, ・・・・・むしろ、お前がそれに協力している事が不思議だ
ニニニ- _ r,,‐- _¨ ‐ ニ| i ‘i,≧=- イ.:/⌒'| /,
ニニニニニ- _¨-ニニ- _.|八 ‘i,i;i;>:.._ 。s≦\ /'⌒>、l |i /, お前と私は、同じ考えの存在だと思っていたのだがな
ニニニr-ニニニ- _¨-ニ:i|ニ:\ \γ⌒ヽ!マニ∧/i;i;/ ノ八 /,
ニニニム t‐-、¨‐ニ- _¨乂ニニ`'ー-ミヽ辷ノ| マ/ |;i;i;i;i/、-''/ニニ=- _
、ニニニム マニ\\ニ-_ マニニニム)ノ'^゚~ ̄ ̄~゚^''< /ニニニニニ
- 4219 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:02:58 ID:Kf5XCYFK
-
. / ,' / /゙rj、 ヾ; l、 ! i ! .ヽ ヽ 貴様と一緒にするな。私はただ、家畜は好きじゃないというだけだ
/ i |l |,イc心=;| i |__|、L_l ! i .i ゙,
,' l | ト、!ト、|ヾY_/ ,.r升!卞アラl`.| ;i ;| i お前の様に、人間共を猫可愛がりする趣味は無い
i ! l ,L|H=ヲ=ュ、 ´ ,.イ7心゙ヾ;}, | ;| ;! l
|i | l |_|r 7心,、 弋。ソ, イ !.|i ! |-- ⊥ __
. !! ! | |ベ弋。リ "´ イ!,!ム - ー , ` , ・・・・・とはいえ私も別に、人間共を一人残らず滅ぼそうという気は
ヽヾヾ、':. "´ , ノノ _,. '",. -ー '´
`ミ,.イ :. ` __ ,r._ ,.イ´ i | あんまり無いんだけどな
(._ '" ヘ ´ / ! ̄∫! l | !
! ̄ `ヾ.、 l. ∫! | | l
. | i ∫ i :. 、 / _ト.、 ∫| l ! l ただ如何も、最近の人間共の中におかしなのが湧いた様でな・・・・・
. | ! ∫ | i rl ̄ ,. - '"´ __,ノ Λl | l !
!| Λ ! l ゙!ゞ , - '"´ |. ∨ l l ゙, それに怯える同胞が、騒いでいるんだ
|. ∨ | _,r'/./ ト、 | l ヽ
| ,rー- '"´_,/./ ,.r-、 ` ー ---r'"`j-
. / / / |\ \
/ /{ / |::::∧ ∨ /
/:∧ ,'::::::::::〉 ∨ /
. /::::::∧ /::>''´ヽ \ ∨ /
`''<:∧ |! ~~ ヽ \ ∨
.  ̄ 八 ヽ `、
/ /. \ ', `、
. / / ∥ \ ', ヽ `、
/ / ∥ ヽ
/ | 〃 |. | | | `''~ ・・・・・同胞を、怯えさせる様な人間が出たのか?
. | / | _,|,,、斗‐| |
|  ̄ ̄``丶、 \ │ /´ |__\ | | \
| ‐zzzzzzzx ヽ. {\ |/ ,ィzzzzzzzァ ∨ ヽ ・・・・・『トートミヒの神子』の事か?この頃は、南の方で
狄 っ:::C:ミh、\{ `丶', ,ィ抒cC:::::狄´ ∨
. │ 从 乂う:::ソ ヽ 乂こソ / ∨ ', 暴れたようだが・・・・・いやしかし、あの子とて所詮――
_ | トミ ^⌒⌒` ´⌒⌒/ ∨ ',
ニ-_ /| ', ノイ. ト. ∨ | ,
ニニニニ:|. ', ′ -‐''´ | |∧ | } ――『人類を滅ぼす』などと、大袈裟な事を言い出す理由に
ニニ二:/, \ /| |ニ∧ \ |
ニニニ二:/, > ´ ̄` イ: : :| |ニニ\. |_ -ニ なるほど程の存在では、ないだろう?
ニニニニ/, \: : > _ _ <:! : : : : | |ニニニ\. |ニニ
::::Vニニニ∧ \: :}:i:i::≧‐≦i:i:i:i:i{.: :._:._:.| |ニニニニ}\ |>''´:
:::::∨ニニニ∧ \ 寸 ̄Y  ̄ Y ̄ マ>i:i:∧ ∨ニ二二} ハ. l::::::::::
::::::∧ニニニ∧ ヽ ヽ__乂__,ノ__,ィi:i:i:i:i:i:i∧ ∨ニニニ:} /‐', │:::::::: - 4220 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:04:15 ID:Kf5XCYFK
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) ,
_ .. -‐=ニマ ∠_ ,イ
/...:::::: ..::::::::ヘ ≠'-ム
___/ :. i j::::夊トミ、
.:::.. ∠二/ ...:::.. |К]〕大::小\
,/.::::::.....  ̄7:::::::::ハ:::::::|jノj Y::メ:::|::}) 〉
リ /:::::i::.. ハ::::::;イ_|z|=ヌニムュ |::八ハj;:.′ いや、そっちじゃない、別の人間だ。・・・・・妖術を使う、な
/i/ __L__;;{:: /::| i|,彳 「i{ リ ル / .:
..::::.゚ .:.〈 こゝ、|∨::/j/ ` ゚┘ <; ::jノ ・・・・・私も、それらしいモノを見た事がある――
..:::/ 。゜,/゚\._ソ〉У イ
イ/ //:/ /::::ス /|} -一八
, ' ,.:::::/::/゚ ..::/ /::::/,イ/入 /:::::} ・・・・・私より大きな姿で、魔力も出さずに遥か遠方から、私の接近に気付き――
。゚./ 。゚ :/:::::::/ // / j/ノ ┬ '′::/i
/i: 。/ .../:::::::/イ /仆≦ ̄ ̄ ̄ア7「i_../;;;j ――私より速く、空を飛ぶモノを見た。目を疑ったよ
.::// ∠ュrーヘニコ⌒7ミjく / / | |入ェ≦三ュ、
゚///厂 ̄\\ \\_ へ___/ /乂ムノ__/ / 》
.:/::::ハ::.. \\ \/ ̄ ̄ ̄\_ ,勹 ̄ ∨ /! 私が見たのは恐らく、人間共が作る船や馬車などと同じ類のモノ・・・・・
/!|::::/ フ 〉〈[ vノ Y /
./!|;/ // L_||__ } i その『おかしな人間』――異邦人が作った、空飛ぶ乗り物だろうな
/:::{i / /(〔ニ=Yニ〕 ..:: ! /
::::::::し 人/ フ∧く::::::... //::... イ {
*= ̄ ̄`ー―*、
*´ 、 ヘ ` 、
/ ヘ ヘ. ヽ
./ } ヘ ヽ
/ヘ /} ヘ .ヘ
./三ヘ/ } ./三} } }
/{ / / }  ̄ ̄.} .} }
/ { { { } .} .} .} ・・・・・お前より大きな姿で、お前より速い、空を飛ぶ乗り物・・・・・?
/ {=、 .{ / / / } .} }
/ { ヽ{ /-―===} .} .} しかも、魔力を出さなかった・・・・・??
{ ヽf ヾ、{ { / __ } }、 }
{ { {:::o} ` ====ー }ヽ .} 妖術を使う、異邦人・・・・・???
{ { {´``` {::::o:::}/ }ノヘ }
.{ { .{ ´ ´````/ }: : : ヘ }
/{ .{ ヽ // .}: : : : :ヘ } ・・・・・俄かには信じ難い――というか、信じる信じない以前に
___ / { { {: :ヽ ヽ /// .}: : : : : : ヘ }
、 ヽ: : : ヽ ー、: ヽ___,,,,./ ./ / }: :{: : ヘ: : : ヘ } 呑み込む事すら難しい、荒唐無稽な話だが・・・・・
ヽ ヽ二二二二 ヽ: : : {__,,,,,,,/ ´ /: : :{: : :..ヘ: : :ヘ ヽ
ヽ/ヽ ヽ二二ヽ (.{: : :{´ ./ /;;;;,,,,、: { : : ヘ: :ヘ ヽ
../ { ヘ__ヘ ヽ .>{___{/ {;;;;;;;;;;;;;;;;,,>、: : ヽ: ヽ
ヘ__ヽ } ヽヘ` { ̄/ } } ー--、ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;> ヽ ヽ
}ヘ {´ } } ./{/ } .} ヘ ヘ;;;} /___へ;;;;;;/ ヘ ヽ
../ .ヘ} } }>´ ./ヘ } ヘ ヘ{ ,へ-,_´ .ヘ 、 - 4221 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:08:35 ID:Kf5XCYFK
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,.. ‐- v'r- ..
/::::... ..::::::::::::::..ヽ
...:: ...::へ:::.. .::\
/ ..::/ :. i:. { : ::.. :. \ ..:::,〉}
,' 〔7 i:. |iА!:i ハ:: i : }コヲ:i}
i: :.. {::. |::.. |l V|::リノ,x斗キメ:}-┴-、
,イi::|:::|l:. 〕≧tレ jノ!/{f心} 〉jノフ / アレを目の当たりにしなければ、私とてそう思っただろうな
( リ人クj::::Y{f:心 ゙うノ /レ' |
く⌒∨ `うノ イ::|:. | だが少なくとも、その『異邦人達の乗り物』が、私以上の巨体、私以上の速さで大空を
`-=个ーテヘ ’ /l|:::!:. !
ソ !:!::::!::i:.. ` ^ /ノ|:::i:. : 駆けながら、欠片も魔力を出さなかったのは、確かだ。・・・・・『妖術』という他無い
.:: ::i::!::::|i>-=≦ニ=ト、|::. i__
ノi:|;;;;|⊥=┘|≡| 八エ^ ̄ ̄ ̄f⌒ヽ
厂 ̄ ハj凵∟_ ム// 〉 ` そして、その異邦人達が・・・・・妖術を使い、同胞を殺し回っている様なのだ
/ ..:::,_/ r⌒ ̄L___ \
/ 广 v  ̄ ̄]_// :i その事に何柱かの同胞が、恐怖と憎悪を抱き・・・・・人類を滅ぼさんと、手を結んだのだ
/! /又 /}}7::. !
〔 |l / /∀i:: ⌒フ/
\ | \ . . . . . : :/ /ミi乂:: ..:::\
〉 ハ |: : : : . : : : :/ /彡} \ \
|::. ::∨: : . . . : : : :} }/ / \_,;::.. ハ
| ..::|l: : : : :ヽ7ニ》 // ノ
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_ - ¨ ¨ - _
/ / / 、 \
/ / / `、 ヽ
. / / /\ ,′ ヘ ヘ
/ / /─┘i l l l /', ! ・・・・・魔法とは違った、我等を殺せる妖術を使う、おかしな人間達が出たと
/ / | | l l l ! l l└ーl l
/ ,' l-|---┼‐''i" l j、 l j ,' l } l ・・・・・一通りの疑問・疑念は脇に置いて、理解はしたが・・・・・
/ | | |八从ハ |t l /!`'''‐--| | l
/ Y^| ーtzzzzzx 乂l∨|/ j/ノノノ|} l だからといって、何故それで人類を滅ぼすのだ?
_ / { | |ゝ匕:ツ ヽ yzzzzz.l l l
寸-_ //⌒>ゞ| l't ヒ:ツ ノ/,l j l その、妖術使いの人間達・・・・・異邦人だけ、殺せば済む話ではないか
寸:ニ-_ //ニニニニ| ‘i,乂 ヽ ///l/| t
ニ(⌒¨ ‐-ニ二_ニニニ| ‘i,、 r―、__ //,ノ:.| /,
ニニニ- _ r,,‐- _¨ ‐ ニ| i ‘i,≧=-  ̄`‐′ イ.:/⌒'| /, ・・・・・ああ、貴様は『そっち』なのだな?そういう事か
ニニニニニ- _¨-ニニ- _.|八 ‘i,i;i;>:.._ 。s≦\ /'⌒>、l |i /,
ニニニr-ニニニ- _¨-ニ:i|ニ:\ \γ⌒ヽ!マニ∧/i;i;/ ノ八 /, 貴様もその、異邦人の妖術だけは怖いのだな?だから協力しているのか
ニニニム t‐-、¨‐ニ- _¨乂ニニ`'ー-ミヽ辷ノ| マ/ |;i;i;i;i/、-''/ニニ=- _
、ニニニム マニ\\ニ-_ マニニニム)ノ'^゚~ ̄ ̄~゚^''< /ニニニニニ - 4223 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:08:45 ID:XbI97O4r
- 聖庁の竜は遠くにいけない説、だいぶ怪しいね
- 4224 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:11:53 ID:Kf5XCYFK
-
.. -‐ヘ ‐- .. _
/ ヘ...::..r‐ 、.::ヽ ・・・・・恐れてはいないが、不気味には思っている
.:: :/ ...::.V;; ヾ.::`、
i:../. / ハ Yイ:: i .ヘ i だから私自身は、人間の絶滅などには協力しないし、何なら私の縄張りを
≦{:.i:: i|::. |::i《》|:i: | iハ:i:.}≧
ノ:人|ィ斗マ!メ、,ノム斗ネト儿} 侵してまで人間を殺すなら、奴らとて敵と思ってはいるが・・・・・
rf一|/ 〈 {/'.jヽ ´ イ/'.} 〉リ广ア
( 冫ールム ゝ-' `ー' ァ彳i`、 ――異邦人達への襲撃には、協力する
ゝ=彡イ:ハ ' /:.!::!i )
!. !:::i::.. - - .:i:::::!: !.! '
i...i:::|::|:i> ___ ィ::i::|::::i .:i:.i お前もそうすれば良いと、今日はそれを奨めに来たのだ
人|...|::|「 ̄∨/ ̄]儿:::从::i |
《二ニニ7丁⌒ ̄ム // トリ⌒ ̄下7ニ二》 異邦人達を放っておくのは、あまり良くないぞ。私の縄張りの人間共も
{\ | 」___//ヘ_/∧\__// /}
〈 ヽ | i ̄ ̄⌒^ v ^ ̄ ̄八ノ 〉 異邦人達の影響で新しい動きを見せていて、不気味だしな
|\ ゞ // /|
_ -…―=ミ
/ __/ \ \~、
/. 、.: \ \: \
. : / / \ \
/: /.: / /.: |: /\ \ /,
/: /.: / /\ :|: └―:‘, /, /, フン。人間達の新しい動きを『不気味で危険な、摘むべき芽』だとしか感じないか
/: / . √:―┘ i :| | ‘, /, :/,
;゙ :/. √.: .::| jI抖拆㍉. /, i 新しい動きをする人間達を観察して、楽しみ慈しむ心は無いのか?
{ /.: /:|: i :|、 :| 〃 vrツ /, . |
{ /./ .:|. | :| \ i| / :| /, |く
//.: :|: | 八rソ  ̄ |: /, 丿 ̄ ̄\ 頑張って創意工夫する人間達のいじらしさが、お前には何故分からんのだろうな?
//.: /:|: |.: ∧ _ 八 : /, ̄ ̄ ̄\|
//.: /.: |: |.: .人 ´ ./.:|.: } \ その異邦人とやらも、私にとってはどちらかと言えば、興味の対象だ
//.: /.: 八.:i| |/=- ≧s。. イ=ニ「|.: 八/ ̄ ̄ニ=- _
//.: /_ -=∧ 八=-/ 乂][乂__/八 / /____  ̄ニ=-
_ -=ニ ̄ _∧/| /-=ニ ̄ ̄ニ / ///i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i ̄ニ=- _ 魔法以外の妖術で、我等をも殺せるとは・・・・・どんな工夫を一生懸命に考えて
 ̄ _ -=ニi:i:∧ V/ ィi〔⌒〕iト \/ ///i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/
=ニ ̄i:i:i:i:i:i:} ∧ V{(乂][乂 )} ./ ///i:i:i:i:/''^~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 実現しているのか、実に面白そうではないか?
――― <\ \ \.人//{.:{ 八i:/ 人 -=ニ⌒
〔i:i\\⌒\_/⌒ 八_\/:\\-=ニ⌒ /(
.――― ヘ/ >^ \=- -= /⌒\ V/ >、i:i:i:\ : \」 \ - 4225 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:14:05 ID:Kf5XCYFK
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.... -‐-ヘ ... _
..::.. :::::::::::: ..::ヽ
/ :::::.. :::::: ....::::::::::::::、
.:::.. ....:::::::... v ......:::::::::.... ヘ
/:::::::.. ..:: :::::::::::: \
,イ::::/ ::::: :::...
/ ハ/ ,:.. ;∧:::.. 丶. Y: i
/ {::::/::. / イ凵ハ::::::... :;: !:..| だから・・・・・私にお前の様な変態趣味は無いと、言ってるだろうが!
i::::{:::::... i i :. | Y |::!:::::::i :|:::. |::::!
! |::: __| \| :: |∧j:::i::::::::!::...i/:|;;_ |::::|i 家畜は気色が悪いし好きじゃないが、人間共など我が肉体のための
_|::八::::《__| :i :|\| 〔,rヘ;::!;;::::;|/|::::..||_》 |:::/|
( i::从:::::::7{ ;|___」_|\|{ \∠L_;;i_」} /;;::ノ/イ  ̄ フ 知恵ある生き物というだけで十分だ。奴らにそれ以上の興味など、微塵も無い
\jノ \ト、;人イ`Y .厂ナi\ \リо;;フイ/,rtハ/jノ /
\_ ∨ ハ! j/`=''´ jノ \ `≦'´ (( ∨jp /!
|>-=ム ____};__〉__)≫ュУ__ ハイ:::::i| 基本的には人間共は、この世界の調和を乱す、有害な生き物の一種なのだしな
|:::::::::::|八 (  ̄》三三マヾ三ニ〉:::::!i
! ...::::i!::::i\ ー‐z‐──<三三三三三ニ}::::! i 有用であり、絶滅させるのも道理に合わぬから、残しているだけの畜生に過ぎん
...:::::i!::::i! ` 、 ヽ、__ィ三三ニ| ̄ヾニヨ}:::i: |
i:. ...::::!:::::ィ───-yt= f__(三三三ム _|彡}:八|___ 妙な行動を初めて、それが不気味で危険なら、当然に駆除もする
!:::. ..::::!:::::i| //  ̄`マ三二ニ=彡}∧/7i i i 7i ト,
___|__;;;;;|_;;」|_____/ ム_____ ≧==ニニミ} 〔 i i i i /^ |i
i i i i i i i| |i i i i i i i i i i/ \i i i i i iE三三ニニヨ、 i |i i / 》
i i i i i i| |/ ̄ ̄ ̄ ̄` 厂 ̄ {三ニニニニヨ | |イ /i
\i i i |/ / [_〉ニニ〈_] i| | ノ |
}i i〈 v |三ニニニ三∃/ /
_ 、 --――- 、、
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/ / / 、 \
/ / / `、 ヽ
. / / /\ ,′ ヘ ヘ
/ / /─┘i l l l /', !
/ / | | l l l ! l l└ーl l
/ ,' l. |\. l li l j l j ,' l } l
/ | | |⌒\ハ |t l /! /,从ノ| | l 我等の元を鑑みれば、その様な考えこそ狭量というものだ
/ Y^| ーt==ミx\ l∨|/ j/_、-'~|} l
_ / { | |ゝ匕:ツ ヽ ,ィ===z.l l l ・・・・己の元すら知らぬ、卑俗な同胞の方が、今や多いのだろうが、な
寸-_ //⌒>ゞ| l't ヒ:ツ ノ/,l j l
寸:ニ-_ //ニニニニ| ‘i,乂 ヽ ///l/| t
ニ(⌒¨ ‐-ニ二_ニニニ| ‘i,、 , 、 //,ノ:.| /, 全く嘆かわしい。もっと慈愛の心を以って、移ろいも含めたこの世界の
ニニニ- _ r,,‐- _¨ ‐ ニ| i ‘i,≧=- イ.:/⌒'| /,
ニニニニニ- _¨-ニニ- _.|八 ‘i,i;i;>:.._ 。s≦\ /'⌒>、l |i /, 在り様に親しむ姿勢こそ、我等が取るべき態度だというに・・・・・
ニニニr-ニニニ- _¨-ニ:i|ニ:\ \γ⌒ヽ!マニ∧/i;i;/ ノ八 /,
ニニニム t‐-、¨‐ニ- _¨乂ニニ`'ー-ミヽ辷ノ| マ/ |;i;i;i;i/、-''/ニニ=- _
、ニニニム マニ\\ニ-_ マニニニム)ノ'^゚~ ̄ ̄~゚^''< /ニニニニニ - 4229 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:16:46 ID:lDu0eBTi
- この竜結構な古参なんかな
- 4230 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:17:15 ID:Kf5XCYFK
-
´ ̄`
/ \
′ ヽ 世界の移ろいなど、私には脅威としか感じぬわ
/ _/ ト Aッ i} ヽ.__
,イ i! r7ハ i}《。》 ハ iV i} 世界など、永遠に変わらないままで在れば
/」{__八j 刈≧メ、`´jノ斗≦リ } 人__
´ \ ~ミVYでテヾ ィぅテ刈く⌒/ それに越した事は無いだろうに
i`ー「リ `゚¨ , `゚¨ }|ァ彳i|
| !|∧ _ _ ∧}/ | |
| | {//ト イi/!|/ハ | ・・・・・兎も角、私が言いたい事は言ったぞ?
| | |//! |i> < 」:L人 } i|
|__j,」-┴ヲ::::〕=〔:::::トノ>ミ=-儿_ 後は、お前の好きにするがいい
/7 ̄: : : : : :くノヘ ム<: : : : : : : ̄マ
{: : : : : : : : r/⌒` \〉: : : : : : : : }
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.│il!li!i
.| l|i│il!li!i│ | i| n.____ __
..i| l|i│il!li!i│i |┌‐┘ コ L [][]「l
.li| l|i│il!li!i│il | L.二コ  ̄ ̄ くノ
:l !li| l|i│il!li!i│il |i
i| !li| l|i│il!li!i│il |i! |
| i| !i| !li| l|i│il!li!i│il |i! l:
!i| !li| l|i│il!ll!i│il |i! |!
i| !li| l|i│il!ll!i│il |i! l:
i| !li| l|i│il!ll!i│il |i! l:
:l !li| l|i│il!ll!i│il |i! |
.li| l|i│il!ll!i│il |i
..i| l|i│il!ll!i│il |
.| l|i│il!ll!i│i
.│il!ll!i│ | i|
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*= ̄ ̄`ー―*、
*´ 、 ヘ ` 、
/ ヘ ヘ. ヽ
./ } ヘ ヽ
/ヘ /} ヘ .ヘ
./三ヘ/ } ./三} } }
/{ / / }  ̄ ̄.} .} }
/ { { { } .} .} .}
/ {=、 .{ / / / } .} }
/ { ヽ{ /-―===} .} .} ・・・・・ふむ。実際、異邦人とやらは興味深いが・・・・・それの所為で同胞達が
{ ヽf ヾ、{ { / __ } }、 }
{ { {:::o} ` ====ー }ヽ .} 人類を滅ぼさんと動くのは、私の望みではない
{ { {´``` {::::o:::}/ }ノヘ }
.{ { .{ ´ ´````/ }: : : ヘ }
/{ .{ ヽ // .}: : : : :ヘ } 癪ではあるが・・・・・人類を守るためには、致し方ないか
___ / { { {: :ヽ ヽ /// .}: : : : : : ヘ }
、 ヽ: : : ヽ ー、: ヽ___,,,,./ ./ / }: :{: : ヘ: : : ヘ } 我が花嫁を介して・・・・・・その異邦人とやらを、この地へ誘い込んでみるとしよう
ヽ ヽ二二二二 ヽ: : : {__,,,,,,,/ ´ /: : :{: : :..ヘ: : :ヘ ヽ
ヽ/ヽ ヽ二二ヽ (.{: : :{´ ./ /;;;;,,,,、: { : : ヘ: :ヘ ヽ
../ { ヘ__ヘ ヽ .>{___{/ {;;;;;;;;;;;;;;;;,,>、: : ヽ: ヽ
ヘ__ヽ } ヽヘ` { ̄/ } } ー--、ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;> ヽ ヽ
}ヘ {´ } } ./{/ } .} ヘ ヘ;;;} /___へ;;;;;;/ ヘ ヽ
../ .ヘ} } }>´ ./ヘ } ヘ ヘ{ ,へ-,_´ .ヘ 、
´ヽ´ヽ/ } / ヽ__>´ {´r {フ 7/ヽ}_ ヽ、 ヘ ヽ - 4231 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:17:29 ID:Kf5XCYFK
- ┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
┌──┐
└──┘
□ - 4232 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:18:29 ID:Kf5XCYFK
-
_ -=ニ Τ`ヽ
_ -=ニ二ヽ、 _」┌‐=ニ | ヘ
|-=ニ | | |=ニ二 _」 | | |
| | | | || | ll| |_
| | | | || | ll| = | |ヽ
| | | | || | =| ll| | |
. | | | | || |====|= = =| | |
|====| || ̄ ̄ ̄|| | | | | |
| | ||∩∩∩|| | | | | |
| | ||∪∪∪|| | = | = | | |
| | ||∩∩∩|| | ll| ll| | | 88 88
_ | | ||∪∪∪|| | ll. | ll. | | | || ||
」_ _| | ||___|| | | | | | ┌rr┐|| || __
冖¬==―-- l |_ ...-‐ ∨ム || | ―‐ -- | _ | | | ----――====¬¬冖冖  ̄ ̄ _
冖¬==―-- _| \ _∨ム __.||_| _ /_  ̄///_ ----――====¬¬冖冖 三 ̄
三 |_ -=ニ/ / | / | ∨ \ ニ=- _ ニ=- _ 三 三
三 _ -=ニ / _/ _ _ _|/ _| ∨ \ ニ=- _ ニ=- _ 三 三
 ̄ ̄ ̄}} ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}} ̄ ̄ ̄ ̄/ _ _ _| [] ∨ \ ニ=- _ ニ=- _ 三 三
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
【南ルーガ 人でなし街 粒子加速器施設】 - 4233 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:19:04 ID:sL8e2zzv
- なんかもうわけわかんないもの作ってるw
- 4236 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:19:38 ID:Kf5XCYFK
-
_ - __/ヘー-ニ-彡 .l| | |ミ三//\___ - 、
((_/....../ /ヽ | l| | | /\:::::\......\_))
l....../ /:i:i:i:∧ | l| |l [| /:i:i:i:i\:::::\.....|
-‐=l/ /:i:i:i:i:i:i:i∧ マニニク マニニク /:i:i:i:i:i:i:i:\:::::ヽ-─-
:::::::< /:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ マニニク マニニク ヽ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\:::〉:::::::::
、_ノ` <:i:i:i:i:i:/ 乂_ノ ィー、 乂_ノィイ \:i:i:i:i:i:>"、乂_ノ
//lノ/ム` </ `ゝ´ー-ツ´ }」 ゞ,,r ∨`ー 〉 ヽ>" /マ\
/ /ーノ マム 弋`ー、 r / 《 `‐r-、ミ / /マム\、
. /ミ/ マム `ー、 '^ シ ヘ ミ |_/ マム \、
.ノ、/ ( ) ‐- _ ヾ ヘ _ソー-'′ _, -‐ ( ) マム
/ __ ヽ __\>´ ゙´ヘ彡ィ/_. -‐ 〃 __ ヽ ヘ
. / __r|::O::| i ー==ニ 、ー ̄ | |::O:|__ ヽ
/ O={{{|_|i:::::::i i  ̄ ヽ ヾ. | |:::::::l_|}}}}=O
. __o|i::::::i i -‐ ニ ニ=ー- /l|:::::::l_
// ̄|i::::::i i /フ 、 _ 7ヘ ー //::::::/-、}`ー- _
ニ二彡 / {{ ̄|i::::::i i ┌‐┐/`l |r、!ヽ〈ヽ\.r‐┐ //:::::::/ / 〉`ー-二
_ -‐\|`ー|i::::::i i |:::::::|l ノ | __\ ー-.「|::::::| //::::::/ー-/ー- 、
≦_ -‐  ̄|::::::::|`ー∧|:::::::|:l l|:::|l \ /.|::::::| /::::::/|:::|l:::|ー、`丶丶
//::::_ -∨:::∧ /.../l|:::::::|:\ l|::::|l / |::::::|‐-イ_/::::::/、/ ≧x、\
/::::::/ /∨::::::`ーl |廴ー \l__[ニニ]_l _ノ─/|_ У\ / `ヽ:::::ヘ
::::::/ _r‐=‐「 ̄ ̄〉、ヽ γ⌒ヽ ̄ヽ_ノーr-、_ \::ヘ
‐=ニ三三三三}_ 彡´}} ノノ/..〉 |l|l|l|l| ヘ 乂{:{::/`ー、l__}__二二二
 ̄ ̄_ ─  ̄:::::::::/ーイ.....{───‐ }....l `ー-、::::: ̄`ー--= __
 ̄ ̄:::::::::::::::::::::_ - " ゝ...\ /.../ ` ー _::::::::::::::::::::::::
【電子顕微鏡その他諸々兼用装置】
____
,. ‐''"´ ` ー- 、
/ \ \
,イ \ \::: : \
/ / ! :| :|ヽ\ \:::::. ヽ
,' .:/ .::::/ ,' :,' .::iハ . ヽ:::: :::ヽ:::::. ヘ
i .:/ ::/ / ::/!: .::,' | |∨:|ヘ:::: : :::ヘ:::::::ハ
| .:,' / .:/ ::/,' :::/ |:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i、
| .::i:./ .:::,イ ::_/:::/ リ !斗f‐-、::::::::::ハ::::| !
|/:|/ :/,ィ"´/:`` / |/'_」」. i:`: :::::::|::::| |
,ィ| / ::::::/i,.>''"アiヽ /´::::}`.|:::::::::::::l::::| | ・・・・・ほら、これが『ウィルス』だよ
/ | ,'::::/{ rT{::::::::::r ! {:::::rリ ∥:: :::::/ト、ハ|
{ | {::/::::::ヽ|:|乂、_,ノリ ヾ之' ,'|::::::::,'. | 乂
ヽ | |,' |::::|::::|`ト! ''' "´ 、 ,,,,, ハ|::::.::i ! `''ー‐ こうして【電子顕微鏡】で見るのは、初めてだよね?
i |::::|::::l::::|ト、""゛ /:::|:::::::| ヽ
ハ:: l: ::|::::|::::iハ \ ` ´ .イ:|!:::ハ:::::| 結晶を作ったり、実験体に感染させて、病原体としての存在を
∧: !::::i:,.-、「|∧ > 、 _,. <:i::|:::|:::::.ヘ:::ヘ
/::::: _厶イ ./ |:.:.|` ー-L>、:::::::|::|:::|:::::::::.`iー\ 証明した事はあるけど・・・・・
. />< \ ヘ. i:.:.i ,'!ハ| `<ュ」::|::::::::.:.∧ `ー
. ,イ-― 、` 、\ ヽ|,イ /_||__〉 ハ`ヽ :::::.:.:.∧
/ :: :: :: :: \ \`'''" `''ー-イ>=<ヽ | !:: ヘ:::::.:.:.∧
,i :: :: :: :: :: :: :\ \ く/,' ハ ト、\ ` | |:: :: }:::::::.:.:.ヘ
. /:| / ̄\:: :: :/:ヽ ヽ // ,':: ヘヽ ) | |:: :/!:::::∧::.:.ヘ
/::::| :: :: :: :: :ヽ::/:: :: ヘ ヘ く/ /:: ::.∧. | |,イ/:::::::::::ヘ:::.:.ヽ - 4237 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:20:30 ID:rs4p7hdS
- 電子顕微鏡作れる程安定してるのか
- 4238 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:20:49 ID:Kf5XCYFK
-
┌─────────────────────────────┐
│ __ ___ │
│ <77> `}{´_}し_∥` マハ │
│ /7 Vム< ̄o::::::::::::::::>:/i/ │
│ マ\/;;;Vム:::::o:::::V⌒Y:::::::::::':\ァ │
│ 〉::::::::::::::(__ノ、::::个ー个::::゚:::::o:ハ, │
│ (:i)==:::::::Y⌒Y:::::::`:::::::::::::::::::::::::Y^ヽ::ムrハ │
│ ム:::::::乂.丿ミ:::::o:::::::Y⌒Y:::::ム,_ノ::::::}`′ │
│ ()ー{:::゚::::::::::::::::o::::::::::::::::乂.乂:::::::::::。:::斗() │
│ ハ,,斗::::::::( .)=::::.Y⌒Y::::o::::::゚::::::::::::::::。:}__ハ │
│ V⌒{::::。::个个::::::::乂メ:::::::::::。::::::Y^寸:::厂レ' │
│ (彳::::::::ィ⌒Yx::::::::::::::゚:::::::::::::::::乂_ノ:寸⌒Y │
│ 八::゚:::::乂_ノ:::。::::::/7:::o::vv::::゚:::::::::::::八_丿 │
│ (ァ个s。::::::::o::::::Y⌒Y:::::::::Y⌒ヽ:::::メ。 │
│ r/个<::_:_::乂.丿:::。::::乂__ノ 个O │
│ \) r∥ ,}{、¨T¨¨}{ ̄ X> │
│  ̄ ‘ー’ ^ ‘ー’ `¨ _T__丁__T__7' │
│ ___ ×:::::o::::::::::::o:::::::× │
│ __ T__T_ ∥`_ /::::O::::::::::Q::::::::::O:::ハ │
│ ヘ斗i≦::::::゚::::::o::<` ()‐::::::::〇:::::::::〇:::::::::‐() │
│ fァ /::::::゚::::::<´ ̄`>::::::::::\ 。]::::::O::::::::::〇::::::::O:::::::::[ │
│ __ 〉:/^Y::::::o::::::YY:::::。:::::::::::ムrッ ]:::。::::::::〇:::::::::〇:::::::o::::[__, │
│ ムイ:八乂:::::::::::::::::::::::::::Y^ヽ::::ハ ()‐:::Q:::::::::〇:::::::::::Q:::::(厂’ │
│ ハ/::::::::o:::::::Y⌒Y::::::::::ァ乂ノ::::::。:}_ 弋寸::::○::::::::::○::::::::乂,, │
│ しx:::Yハ:::::::人__ノ::::::Y^ヽ:::::::o::::::[゚ ´ >ミ:::::o::::斗<` │
│ ]::八乂:::::::::::o:::::::::::乂.ノ:::::::::::::::{__jl ^丁^ │
│ ハ__{o::::::::::::::〇::::::。:::::::::::::::::゚:::::::::::厂lj ¨¨ │
│ V厂::Y^寸::::::::::::::::::::::::::::::::::::::o:::\ャX │
│ マ:乂ノ::o:::::/7::::::::V⌒Y:::::゚:::/ 7_メ │
│ \::。:::::Y⌒Y::::::八_乂::::::X。 │
│ ()个<个‐个::::::::::::::>个o │
│ 弋メ¨丁¨丁^゚ │
└─────────────────────────────┘
/ :| : : : : : | l/ \ , - 、
/ |: : : : : / \___/ |
/ ∨: :/_______ /!
. ′ __〉'ー':::::::::::::::::::::::::::o:::/ ,. ― ´i ,/
l \ \:::::::::::::(┃):::::/ / l N |
l \ \:::::::::::::::/ /_./__.!'| |
_.ノ ヽ  ̄ ̄ / | ./ | | | |
\______ \____/| | |/芹オ:| | | んなぁー・・・・・確かに、何か妙なモンが写ってるぜ。これがウィルスか?
/ / (三三三三三〉:| | |: ! f| l ' V
./ / \.三三三.//:| | |: .、__j::ー┐ 見た事もねえ、不気味な姿してんな・・・・・
/ / /::::l::N : /: :| | |⊃: : : : : :|
/ / /:::://: : /: : :| | l: : : : : : : ノ
, / , '.::/:://И/: : : :| | |: :i´ ̄/ こんなのが、光学顕微鏡でも見えないぐらいの大きさで
/ /::::/:://: : : : : : : :| | | ̄ ̄ 、 _
〉::レ'/: : : : 从 , : | | | 、j \) そこら中にいるってのかよ。おっかねえ話だな・・・・・
//:::|/ : : : ,从: : : :メ、| |
//::::::|: : : :メ: : : : : : : :メ| |
. //:::::::::|: : : :メ: : : : : : : : :| |
/ |:::::::/: : : : :刈 : : : : : : l |
/: : : ̄ : : : : : : : : !l : : : : : :} | - 4239 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:21:54 ID:Kf5XCYFK
-
-‐  ̄ ̄ `丶、
/ ヽ
/ / /〃/{ { ヽ `ヽ. ∧
l / /斗/ハ ィー‐ヽ ∨ l こうしてウィルスの実像を観測出来る様になったのも、この施設を
{ { レテく ヽ\{ヽ\ ヾ│ エル
乂l f r'ハ __ 7ハ\リ l 作ってくれた、選君とアレックスのお陰だよ
(⌒⌒) .八,}弋ソ ''⌒ソノ ) 八
. ヽ〃`ひ、 ノイ }ゝ" n "" { {´ 丶\
/ rz-、_ ,>‐r<_∧!>、 \丶 生物試料を架橋固定するための【グルタルアルデヒド溶液】と【四酸化オスミウム溶液】も
. , -‐" とノハ/ ヽ{>ロ<フ〈. ヽ \
// / / ヽ、__,/∨{ j><__〉\ 丶.ヽ 作ってくれたし、金などの蒸着もここの設備で、効率的に出来るようになったし
. {八 〃 ハ { /{ / 大 , < }ヽ } }
)/ ヽ(. ヽ人{ >‐ヽ/ j \/ ∨} ノ ヽjイノ
" ` ′ ヽ ヘ_,ん</__j_{_/ (( ( " 何より、【重粒子線育種】もこの施設で可能になって、突然変異体の誘発率を
/ / | l
/ / .| l 更に高められたのは大きくて――
/` V l .,′
`ー'′ ├-/
 ̄
\ |::∨ 7
V::\ {:::::V /::|
>V::::::》⌒ゝ:::::》_/::::}
/ ゝ:::/::::::::_⌒“''*、
/::::::>''" ⌒“''*、∨ おう準、こっちに居たのか。何だ、お前に頼まれた試薬や設備の話か?
/ ./::::::/ / i| \ .\
′ ′::/ ./ ハ \ ヾ
| |::::::′ ′乂 , ハ ) グルタルアルデヒドなんか、塩化カリウムの水銀アマルガムを電解して
| {::: | |/ 乂斗f七ノ } /
| 》:{ { xャ=ミ x=ミ/ /≧=- ___ 濾過すりゃ採れる【カリウムメトキシド】の中で、アセチレンとメタノールを
/ ( , 乂ソ 〈シノ {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ "''<
′ / .ヽ ∧ , .′ 人<_ i:i:i:i( { ヽ 反応させて出来る【メチルビニルエーテル】と、グリセリンの高温蒸気を
( __∨ ∧ r ァ 人 \ "''<y_ ノ
7 ィi「-_-_ヽ \ ゝ ィi〔/-_\ "''< / 硫酸マグネシウムに通せば作れる【アクロレイン】を反応させて出来た
/ 》-_/⌒ヽ`、 \´: : :./-_-_-_≧=- \ィi「
/ ィi「-_/ -_-_-_- \ )\ j{ィi「⌒ ヽ-_-_.| `~) ): :∨ 【3,4-ジヒドロ-2-メトキシ-2H-ピラン】をリン酸等の触媒下で加水分解すりゃ
/ 〈_ r-r-r、 -_-_-_-_ .)/-_((::__))-_-_-_}-_ /: : : ⌒: : : ∨
/ ⊂〈{ { { }`ヽ -_-_\ -_-_-》 }"''<__ノ /: : : : : : : : : : :\ 普通に作れる程度のモンだぞ?それに――
/ ゝ-===--ノ -_-_-_ ヽ>''" ′\ ̄ニヽ"''<: : : : : : : : : :\
《-_-_-|i:i:i:i:i:∨-_-_-_/-_ /ニハ ヽニ\}: : : : : "''<: : : : : : ≧=-
`//-_|i:i:i:i:i:i:i∨>''"-_-_/ニニ:. ニ %: : : : : : : : : : ~"''~: : : : - 4241 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:22:52 ID:sL8e2zzv
- 日本語でおk
- 4243 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:24:14 ID:Kf5XCYFK
-
\
∨\ \
∨::::〉─〈::::〉 ⌒〕ix
〈ヽ /乂/ ̄≧s。::::::\ \
∨》// \::::::〕 \
.::/ / ( .∨::| /
/ 八 〈\ __\ .V:| ∨ ∨/
′ハ{ \〉 / _ 〉 〉 V 【四酸化オスミウム】なんか、【オスミウム】を酸素の存在下で加熱するだけだ
| |八〉 ィ刋 ノヽ / }
| 八 _ ィ´ J / ′ オスミウムは銅やニッケルの精錬時に、陽極泥から精錬出来るしな
` J / / {
八 ) ハ __ / 乂 __
/ .人 < ノ / / /-_.∧ ウィルスなんかを撮像するのに必要だっつーから、作ったが・・・・・
/ ノ ≧s。 / / \ /-_-_-_∧
_ ‐ニ ̄ /〕iト. __ r〈 〈 》 -_{-_-_-_-∧
 ̄ /-_-_r 〕iト. ∨/ ) ./-_-_∧-_-_-_-_}
/|-_-_-/-_-_-_-\∨/ /-_-_-_-_∧-_-_-_-_
/ -_-_-_{-_-_-_-_-γ\-_-_-_-_-_-_ ∧-_-_-_-_
-=≦ /-_-_-八-_-_-_-_-(::::::::\-_-_-_-_-_-_》-_-_-_-_
.....
, -  ̄ ¨ : 、
,. '´ ヽ
/
,:' .: .: : :. :
.: ,: ; ; :. :
.: ,! .l : .} } : :.
' .; :! .{_.l....{_: :ハ_ハ : : .: :.
; l ' : :. ´l. ヽ:ヘ` ´l,:ノ¨ハ ト : :.
: l l : ト、:. ヽ ヽ .{ }.: : : それらの薬品だけでなく、電子線系設備の核心部品である電子銃用の
.l: :、{:、 {:、 :. ッ=‐-、 `ヽ..、! _.,,, _ ; ,: .: :
l :、 ト、 :、ヽ\ ´ ` l ,: : : タングステンと酸化ジルコニウムも、アレックスの作品じゃないですか
: ,: `ヽ.l , ,:イ }: : .:、}
r , 、 ノ,イ ヘ / ,: :,' ハ!
{ .| l: ヽ `ー一 ノ| | :,:ノノ ' アレが無いとショットキー式の電子銃は、中々望ましい性能が
| ! ト、_l: ヽ、 , イ | ノ ノ'
zィ¨Yヽ.! ヘ三三ハ ハ.ノzz`‐ -―!Vレ´≦三三三/ 出ないものですから、作ってくれて本当に助かっています
.! ! .l ',.! ヘ三ニハ ,: _j l::l::l ̄ {_ll/三三三三/
ヘ :!_ハ三j }三辷ハト、{イ j::|::| ./三三三三/
ニ、 ヽ'三三} /` ト三ハ {::l:::l /三三三イ⌒ヽ まあ、ジルコニウム自体を見付けてくれたのは、無一郎君ですけど・・・・・
三三三三ノ /. .|三ニ≧、.._ !::l:::l /三三三ニj v
三三三{ .' .|三三三≧、.|::l:::l≦三三三三三| :
三三三ニ、 .:'. /|三三三三ヽ:l:/三三三三三ニニl、 .:
三三三ニハ :_....ノ::::|三三三> ⌒ ヽ三三三三ニニ{:::::ヽ、 _l
三三三ニ/. ', ィ≦ 彡 イ.|三三/ ィ― 、 ヽ三三三三| ヽ::::::::::Y - 4244 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:25:59 ID:XbI97O4r
- レンズと細菌の知識だけ教えてやろう、という判断を誰もしないw
- 4245 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:26:14 ID:+uOQ5A7p
- 周りが不穏な気配出しまくってるのに相変わらずマイペースに技術発展させとるなあw
- 4246 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:26:48 ID:Kf5XCYFK
-
/|
/ /
/| / /
<_ノ -─〈 _/‐- 、 __
/二=─‐=ニミ〕h、 >‐''゙ /
/'´ `寸\ r‐ ヘ
/ / / 寸-\ ‘,
/ / / / / 寸ニヽ ,
/ | l | | 寸ニ| ‘,
l | \ レ| | _| 斗‐__ / 寸|
{ |__|rzzzz  ̄ ̄~rzzzzzz∨ /、 ソ ‘, ああ。チタンや金、錫鉱石の廃石から、ジルコニウムが精製出来るとは
丶| ノ } || || / / ) }
∨ | 'ー , ー''' |i |ノ丿 オレ様も知らなかったぜ・・・・・
| 从"" _""|i |'く |
| _ゝ / |_ノ |i \ | エル
| /(: : : : >__⌒イ |i{ i |li─‐ 〉 | アイツがいねえと、オレ様や選がどんだけ各種金属元素の活用法を知ってても
| { \-─と二 __|乂__从 / |
|r─- 、\_/\_/: : : |──ァ//V | ほぼ全部が、無駄になってただろうな。感謝はしてるよ
|{//////⌒i} ̄//1: : :〉////く |
〈 }///こ|Οノ //∨〈 : |/ //⌒ヽ |
)ノ////く__ノろ/∨__ノ: :|///{γ⌒ソ | 後は贅沢言えば、そろそろ白金属元素なんかも見付けてきて欲しいんだが――
>‐<⌒八⌒>レ===|///ノゝ-/L |
////: : : / V: : / V//} ◯ )//〉 |
/`'ー/: : : / V/ |\厶ヘ V//\ |
>イ /: : : / 从 八>、ヘ∧辷彡 |
////: : : / \_/: : : : \\///\ |
_、‐''"~ ̄ ̄~"''
/ \
// 丶 丶
/ / / . :i: ', ', :〉厂〕
/ / / l i . :|: ', V/^i:i:{
′ ./:八.:| . . :八 ',└y〈⌒〕
i i:. ̄~"'' ト 7"~ ̄ ', └}i:i/i
| |/ 八 ァそぅk .:|Ⅵ |i うーん。今日も解読不能な呪文の詠唱、絶好調だね。異邦人達
| |トミ__彡 )/\〉 ヒ;りノ| i | i|i
| | ^` ´^ | l |〕:. i|i
i|: 八 ` .八.:|:. . i|i ・・・・・それで?こっちで例の、半導体素子とやらの続きをやると聞いたけど
i|i ト\ , , 〈/i :|::.. i|i
i|i :|込、 ノ.:| :|: . . :i|i 具体的に、ここで何をするんだい?
i|i.:| :|:. .个:. イ. : | :|〉:... i|i
i|i..:| :|_ -=ニ}: >< -┴‐ | :|∧ 八
i|i . | :|∨ニ\⌒/二ニニ:/ :| :|/∧ `、 ――その、電子顕微鏡とやらを使うの?
i|i. ..:| :|: ∨ニニ:∨二二///^| :|: /∧ ',`、
i|i . . | :|二\ニノニヘニニ//ニ:| :|ニニ=- _ ', `、
i|i_ -=| :|ニ└ニ/|二ニ┘ニ :iニi:| :|\ニニニ-_', `、
/ニニ:リ 八ニニ/八ニニ二| |ニ| 八ニ\ニニ/∧. `、
_-ニ二/ /ニニ:/__ノ∨二ニ:| |:.リ √ニニニニ/∧: . `、
/ニニニ/ /ニ:/.:.:./.:. |{∨ニニ:| |/ .√ニニニニニ/∧:. . `、
/ニニニ/ /://.:.:.:/.:.:.:.|{.:.\二:|/ .√二ニニニニニ/∧:. . . `、 - 4247 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:28:09 ID:Kf5XCYFK
-
z ¨  ̄ ゙゙゙ 、
./ . ヽ
,:' ,: :, :, 丶 丶
,: ,: : :. ヽ :,
,: : ,:. : : : : :.
.:! .: .: :, ‐- : ´: ̄:¨ .:. : .:
: !:. :. ;. 茫ュ:ト、 ,: 斥笊ヽ .; ;
:. {,l、 ヽ, 弋リ.` ヽ'弋う' ,: : ノ
:、 ト、 {` ' .:ィ ,:ノノ ええ、使います。・・・・・まず先に、電子顕微鏡の説明をしておきましょう
.l :、 ‐一 _,l 从{
r≦ヘ: ヽ、 _ イ! ノ三三≧、 といっても基本的な構造は、ブラウン管と光学顕微鏡の合わせ技です
ヽ三レ从j-┬'//三三三ニ/
ヾ三ヽ´イj:!//三三三三〉
/´/三≧ヽ-//、三三ニ/ /⌒、 光学顕微鏡で用いる光の代わりに、ブラウン管の仕組みを利用して
_/ .../三={´._... 〉三三/ ハ、_.ヽ_
/ ̄ {三>、 /‐<三{ ,{`.――‐{、 電子線を使っている、という感じですね
ノ トヽ Y:Y〈ヽ ! { __ヽ、
くヽ .| |. |:|::| `ヽ /ヽヽ /ィ⌒ヽ
/ \\ /| |. |:|::| }\ ヽヘ/::/、 ヽ
/ /-ク‐.| |. |:|::| | ヽフV-―'\ ヽ
ハ 〈 |:::| .|. |:|::| | /::¨::} / /
:. :! }:::| | |:|::| | /ヘ:::::::! / ./
:. | l::〈 .| |:|::| | 〈 l::::::l./ ./
~【電子顕微鏡の原理】~
ttps://www.jaima.or.jp/jp/analytical/basic/em/principle/
|::::V V::::::::::::::::::::/ /:::::::::::/
|::::::》 》,、<⌒::::::::⌒“''*、《::::::::::::::/
{::::/:::´::>'"  ̄ ⌒“''*、::::::ゝ--イ
》>'" ゙''≪::\ ヽ /
/ \:::∨ ∨ /
| % | ∨∧ ∨
.i| | | } .i| :::::::}
. / ′ i| { } } . i| {::::::| } 透過型か走査型かで、多少の違いはあるんだが
/ ! ( .i| V 人/ /} . i| |ヽノ
∥ .| V ハ \ / ~¨ぅぇk、i| | )) ハ 要するに光子の代わりに電子を使い、その関係上、ガラスなんかの光学レンズに
{ハ 人 ヽ ィ~¨テ㍉ .ん:::竹〉 / % /
j{人 } \ ∧ V:::リ 乂:::ソ ′ ′ ∨ / 代わって、磁石による電子レンズを使って電子線を収束・偏向させてな?
ヽ / ゙゙゙ `¨ , ゛゛゛゛ / /___{ ∨
/ 人 / ′ 》-、
/ /⌒ヽ __ r ´イ} { /::::::}∨ \ そうして試料に電子を透過させたり、二次電子放出させたりして、透過・放出された
′ / 》 .)--ヽ ̄、 人 |>'":::::::::: | ∨
/ / /-_-/ ゙''≪ヽ { i\ 人 ′:::::: | ∨ 電子を肉眼の代わりに、アルミや銅を添加した硫化亜鉛などの【シンチレータ】や
( ,{__/ ノ|-_-./ ----- v.廴>≧=彡 :::::::::: ! ‘,
≧=-.′:::::::::|-_-′-----((___ノ)-----/::::::::::::::| 光電子増倍管を使って、結像するって仕組みだ
/ ′:::::::::::!-_-{ ---->'⌒\----′::::::::::: %
/ :::::::::::::::|、-_-\>'"-_/ \- ::::::::::::: |\ } V
( .::::::::::::::::| ゙''≪-_-_ / .|ニ`{ :::::::::::::::} \ ノ
\ / : ::::::::::::::| /ニニ⌒ニニ| |ニ.人≧=-- 人
. / ≧=-- ノハ ニニニニ| |ニニ ≧=- イ ヽ / - 4248 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:30:50 ID:Kf5XCYFK
-
\
∨::\ \
∨/:::\ vL
∨/::::::\ vL
_‐ \:::::::::::Yニ- v L
s。 >''" /::::\:::: |::::::::::\L
::::::::≧s。 /:::::::::::::::\}> <:::\
\:::::::::::::::::\:::::::::::/ ヽ⌒“''*、
\ ___:::/ V/ \
/:::::::::::// ∨/ 勿論、ブラウン管と同じ様な仕組みで電子線を扱う以上は
.::o:::::::/ | | ∨/
/ }:::::/》′ { | i| | 電子顕微鏡の中は、高真空になっているぞ
L:: 〉〈| V/ | i|ノ |
ハ⌒::::| V/ | .xrァ八| |^|
/ {:::::::::| 八 >''"ィ沁リ{ {ノ /ヽ | .| ・・・・・で、何でそんな面倒な事までして、わざわざ電子線を用いた
/ ∨::::| | \ / ゞイ \ /^ .|
/ ./ { xィぅヽ 丶 | \ {/ \ { 顕微鏡なんか使うかと言うと、『電子線の波長は、光より短い』からだ
/ / 《V リノ 人 } `、 ノ 》 `⌒>
/乂| /∧ r::、__ ' /\ ! `、 ィi〔:::⌒ヽ/>''" 顕微鏡の分解能は、波動の波長に反比例するんだよ
/ / | /∧ _  ̄ / /-_ | )ィi〔::::::::::::::::::/
/ / .! /∧  ̄ /-_-_{ /::::::::::::::::::::::/
/ / ̄ | ./∧ { VY-_乂ノ /-Y :::::::::::::::/ その上で・・・・・可視光線の波長だと、分解能は精々400nmってとこだが
//-_-.八 /∧⌒〕iト. 》〉ヽ乂 ./-_-_| |:::::::::/
/-_-_-_-_-_\ \-_-_Y/ 〉-_-_-_-_-| }::::/ 電子線は加速電圧300kVで、0.002nm以下だからな。圧倒的な差だろ?
/-_]ニ=- __..-_\ \/ /-_-_-_-_-_》/
〈-_-_-_-_-_-_]ニ=- ≧=- ── 彡 ノ -=≦
∧γ ⌒ヽ-_-_-_-.|-_-_-_-_-_-_/ /ニ|ニ=‐_
./∧ ) }-_-_-_人-_-_-_-_-_.⌒/ニニ.\ニ=‐ _
/∧ ノ-_-_- __\____ ./ニニ| .\ニニニ=‐ _
/∧) {{ /〉/ >''" 〕/ニニ | 丶ニニニヽ⌒
_____
,、-'"//////////≧z、
///////////////////≧z、
/////////////////////////\
〈///ヒニニニニニニニュ、////////\
>'": : : : : : :/: : : : : : : : : \///////∧
/: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :\//////∧
/: : : : : : :/: : : |: : : : :|: : : : : : : ヽ: :/>、///ノ
//|: : : : : / : : /|: : : : :l、: : : : : : : :|: : i: : }f⌒Y
リ/: : : : :∧: ^メ、|: : : : :|イ、_: : : : : |: : |: : }| |
/, イ: : : :| \{ \ lリ \___ゝ: |: :r|| | (ん?電子というのは粒子の様なものだと、達人の説明を聞いて思い込んでいたが)
'´ |: : : :| ヾー | : : : | ノ: :ゝ-'
∧: : :ゝ=='´ `===,ノ: : : /): : : :} (電子って、波動だったのか?・・・・・いやでも・・・・・どういう事だ・・・・・???)
|: :\ (、 〃 ~- u フ: : /'i´ : : /
Y'ヽ: :ノヾ>=、,,_n__,-、_,<_/ ⌒|: : イ
|: : レ:T:/ ̄/ ( j´フ/ヽ ̄`-t-、:/: :〉
γ'=tー'´ /\ ヽイ\|ミ三〉 \_/ノレi
(,、: : : :フ {三三Υ'´|| |三三ヽ /: : : : : 〈
乂__> `Yミ三| ̄ |_|三i|三) V乂__ノ
|ミ三|◇ lミ三三|/ - 4249 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:31:19 ID:cYgxSUkG
- 電子顕微鏡って文字通り電子を使ってるのか
- 4250 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:32:36 ID:sL8e2zzv
- 粒子で波動だぞ
- 4251 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:32:43 ID:Kf5XCYFK
-
_... -―- ..._
.. ´,. ィ ´ ` :, 、
..:' ,.:´ / ノ ヽ`:.、
/ ,:' / /.:! : :. ヽ
' .: ; ,:.{ {: :. ヽ
/ .: ハ'´7¨ :¨: 、 : :、
,: .,: :. {芹気ヾ ヽ`: _,: : : :,
: ,: : : ヽ :.弋:_ソ `;.; ノ ヽ:' } :
.:' ,: .: .: :` ` ;ィ気 ,: ノ:! }
{ ,: : :. : :, 弋ソ ,: ノ,: .: 電子線によって試料表面から放出させた二次電子と、電子線の反射電子を
':{l、 { :_ :. :. , - 、 ' ノ..イ.ノ ,:
ゝ≦三三三三≧zx、. v _ノ ノ { ' 検出器の『シンチレータ』――硫化亜鉛など、電子等により励起され発光する材料を
, ィ三三三三三三三三ニニ≧、 / :,、
/三三三三三三三三三三三三≧、 :. :} 介する事で光に変換した後、光電子増倍管やマイクロチャンネルプレートで
ヘ三三ニニ/三三≧イ´ ヽ三三j : :
ヽ三ニ/三三ニ/ j ヽ.ニ!ヽ ;.! 増幅された電気信号に変換。信号を取り出し、後はテレビと同じ要領で、結像します
〈三三三三/ l Vハ ':ノ
ヽ三三./ .| / V、
ドイ {二二二二ニノ :、 これをやりたくて、ブラウン管テレビなんてわざわざ作ったんですよ
!{ ヽ _ ヽヘ  ̄ ̄ ̄ ヘ
ハ\ V´ ヽ'; ゝ、
/ ヘ ヽ} ': , ィ ノ ≦三三三辷‐_、
/ ヘ | ヘ , イ . イ ヽ r―===≦>、三三 フ¨¨}-ュ
.' v:j ., イヘ'" ,: く ヽ__≦-ヽ三三三 ィ―< ,ィく`≧>、
___
´ ` 丶、
'" 丶
/ \
/ / //! \ .:.:.:.:ヽ
〃 / ,小 \ 丶.:.:.:.:.:.: ',
/:/ :/.:./.:.:./.:. ,' !.:l.:.:.:.:l 丶 ...:.:.:.\:.:.:.:.: l
/:/ :/.:./.:.〃.:.:/ |:ハ.:.:.:lヽ .:\ .:.:.:.:.`<.:{_
,' / :|.:.:l.:.: l{.:.:.:| |l ヽ.:{_. \―-.:、.:.:丶、 .:.:.:.:.:.:.:\
l l |.:.:l.:.:イヽ丁ヽ { \ \.:.:.:.ヽ.:.:.:.:\ー‐-!、.:.\
| ! ハ.:.|!.:.:j r仗沁 ヽ \ `ヽ、.:.:.:.:.:.:.:.\:ハ ヽ:.:ヽ そのお陰であたしも、DNA等を観察出来る様になって助かってるけど
| | l Ⅵ.:.:ハ う;;:ハ ‐ __ l! `≠ト、.:.:.:.ヾ.:', 〉.:リ エル
| | l Ⅳ{ i', _Vソ 〃 ̄`゙ヾ|l ノl.:.\ .:.;小 j/´ でも、コレを作った選君が、本当に観察したかったモノは――
l ヘ│ j .:リいxxx. , xxxX !!_/ :l.:.:.:.:j:/.:.:.:',
(⌒⌒)ヘ⌒乂 } ハ人 _ イヽ :.:..:| .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
\/ \ ,′'.:. V个 ヽ._) /ト-、: \:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ ・・・・・シリコンウェーハの表面、だよね?
/ .:.:: _ノ /;_jz≧ _, <_/ ∧_.:.:\ _ .:.:.:.:.:.:..:\
/ /.:.// / ∠ ノ`7| r‐≠ ( Y ̄ 丶 `ヽ .:..:.:.\
/ /.:._j/ ヘ / ノ| ∧l/∧ { / `ー=i、 ヽ :.:.:\
/ /.:/ 、_,-、ヽ/ Ⅳ_/j{/__j (/! l \.:.:.:\
,.' /.:/ 、...二}/ / ̄Y⌒Y ̄ ̄ ̄\| |\ \.:.:.:\
/ /.:.:| rァ ソ/ / ;-=| |=- /!' ハ:.:.\ \.:.:.:\
/ /.:.:..l j/ /l | ∧ーヘ. jノ ∧:', .:.: \ \.:.:.:\
. / //.:.:.. l. / /i | ヽ__/ ∧ ∧__ / ,ノ /.:.:..:. .:.:.:.:. \ \.:.:.:\
. / ./ /.:.:..:._j イ_i│ / `7 Y ∨ ̄// 〃 /.:.:.:.:.:.:丶.:.:.:.:.:.\ \.:.:.:\
/ / /.:.:.: ト、| レ'|、| \__/ o/ \/ / ∧.:.:.:.:.:.:.:.:.丶:.:.:.:.:..\ \.:.:.:\
/ / / .:.:. くヽ ̄ ̄0 | 九 { / / /.:.:',.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:. 丶 ヽ.:.:.: ヽ - 4252 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:35:04 ID:Kf5XCYFK
-
,.. - ¨¨ ̄  ̄¨¨` 、
丶
/ ,: ´ ヽ :、
,:' / :ハ
.: ./ 、 、 .ハ :.
./ / , / ,: :. : :. :.
' / ,: : ,: : : : : :.
.' ,: l、 ,: l ,ハ : : .l、 }:、 .l、_,ィ .: ; ええ!その通りです!!
,: /! .: .: : :`lヽ、! : .: : _!}.,! イ:ハ .: :
.' ' .: ,、 :. }、.:ィ 斧、`¨:、 ´!,: .斧、 :, : : .: シリコンウェーハを加工し、【集積回路】を作るために、電磁顕微鏡の分解能が
: { : ,!ヘ :、 :〈 爪.:::ハヽ :ヽ、 :' 爪':::,ハ 〉.: : .:
: : :.! 弋:c:ノ ヽ:、ヽ:、弋:c:ノ ,: .: .: どうしても必要でした!
:..! イ.!ヽ :、ヽヘ ` ノ ,: : ,:ノj
:.! {{ノ_; `ヽハ``/// ' //// :.;ノ'/
:. ヘ=、j : :ヘ .r = -, ,:' .ノイ/{` ヽ、 それに・・・・量産性は犠牲になりますが、手っ取り早く、出来る限りの微細加工を
:、' ヽニ≧x、 :>、 弋_ ノ / _..ィニ/ !
.:' lヽ三ニ、`ヽ: ,:ハ` 、 , イ./,: ィ'´ /三イ_! l 施すのなら、電子線による描画が向いていますからね
/,: {>⌒ヽ、 ヘ \ `:i:´ .:'/!/ /三イニニ ,ト、
/ ,:__ ィ´{_... -‐ヘ j≧x、_ {:l::} ,:,イ_.../⌒ヽ三! ,'、三
!三ニ三/ ! _ -{_ノニ三≧>―<ニノ {_、 ` ハ/ ` これでパパッと、10nmレベルの微細化までやってしまいましょう!
ィ {_、 ヽー'´ !ニニ/ _ ノ ,/_  ̄ / ! 丶
} ノ}ニ、 ヽ , '´ }三≧< r―z ン Y `` 、 / j. ` 、 ,: /、
/ イ/_{ニニ、 \_ イ´ \辷'/ /`ヽ、 ノ ./!_ 〉
{ /三/三ニニヽ ノ \ |::|:::| ヽ / ノニlニ≦⌒ヽ、 ィニ〉
───────────────━━━━━━━━━━━━━━━━───────────────
┌────────────────────┐
│ 酸化膜 │
├────────────────────┤
│ シリコンウェーハ │
└────────────────────┘
↓
┌────────────────────┐
│ フォトレジスト │
├────────────────────┤
│ 酸化膜 │
├────────────────────┤
│ シリコンウェーハ │
└────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━────────────────━━━━━━━━━━━━━━━
|::::V V::::::::::::::::::::/ /:::::::::::/
|::::::》 》,、<⌒::::::::⌒“''*、《::::::::::::::/
{::::/:::´::>'"  ̄ ⌒“''*、::::::ゝ--イ
》>'" ゙''≪::\ ヽ /
/ \:::∨ ∨ /
| % | ∨∧ ∨
.i| | | } .i| :::::::}
/ ′ i| { } } . i| {::::::| } まずは、以前に作ったシリコンウェーハを、酸素の存在下で加熱する事で
/ ! ( .i| V 人/ /} . i| |ヽノ
∥ .| V ハ \ / ~¨ぅぇk、i| | )) ハ ウェーハ表面を酸化膜で覆うんだ
{ハ 人 ヽ ィ~¨テ㍉ .ん:::竹〉 / % /
j{人 } \ ∧ V:::リ 乂:::ソ ′ ′ ∨ /
ヽ / ゙゙゙ `¨ , ゛゛゛゛ / /___{ ∨ この酸化膜は、シリコンの保護と絶縁の役割を担い、集積回路の製造時は
/ 人 / ′ 》-、
/ /⌒ヽ __ r ´イ} { /::::::}∨ \ 付けたり剥がしたり、厚くしたりするぞ
′ / 》 .)--ヽ ̄、 人 |>'":::::::::: | ∨ \
/ / /-_-/ ゙''≪ヽ { i\ 人 ′:::::: | ∨ \
( ,{__/ ノ|-_-./ ----- v.廴>≧=彡 :::::::::: ! ‘, \ ・・・・・で、この酸化膜を張ったウェーハの上に、フォトレジストを塗布するんだ
≧=-.′:::::::::|-_-′-----((___ノ)-----/::::::::::::::|
/ ′:::::::::::!-_-{ ---->'⌒\----′::::::::::: % ヾ フォトレジストを垂らしてからウェーハを高速回転させりゃあ、均一に塗れる
/ :::::::::::::::|、-_-\>'"-_/ \- ::::::::::::: |\ } V
( .::::::::::::::::| ゙''≪-_-_ / .|ニ`{ :::::::::::::::} \ ノ
\ / : ::::::::::::::| /ニニ⌒ニニ| |ニ.人≧=-- 人
/ ≧=-- ノハ ニニニニ| |ニニ ≧=- イ ヽ / - 4253 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:35:59 ID:R4oR57Fl
- 量子の世界だと粒子にも波としての性質が現れるから
- 4254 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:38:13 ID:ZLbY3YJw
- これは妖術の呪文という意見はやむを得ない
- 4255 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:38:19 ID:Kf5XCYFK
-
.. -――- 、
/ ヽ
/ ,: : . :.
,:' : ;} :,
.: :{ ,: j! : l
{.: :‐ -、 ,-― .: :! フォトレジストは用途別に、特定の放射線を受けると溶解性が増大するポジ型
!: 、 :、 、__ヽ ,:、_:.,_ノ : : }
: ト\、{、 ' ノイ .;ノ 同じく特定の放射線を受けると溶解性が減少するネガ型の、2種類があります
rヘ : 丶 ー‐' イ} ,:r、
)≧z、:{:へ`m´ ¨z≦ヲ_
/ ヽ三、 |:l:| ノ三イ ヽ フォトレジストに特定の放射線を当てる事で、放射線でウェーハ表面に回路パターン・・・・・
l }!三≧-'‐'-≦三{j ,、 _!_
.:, ノノ三≧ヽフ≦三jィイ 彡シ 言わば『 模様』を、描画するんですよ。放射線は『筆代わり』という訳です
ハ'/ ヽ |:l:|\ /三三} シヘ
ヽ 丶 |:l:z≦ヽ三三イ :、
l ィ〉 {,ゝ三三ン´!、 , 〉
/>V イ´ ´ } lニ/ / ̄¨フ
───────────────━━━━━━━━━━━━━━━━───────────────
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ←電子線
┃ ┃ ┃
● ● ●
┌────────────────────┐
│ │
├────────────────────┤
│ │
├────────────────────┤
│ │
└────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━────────────────━━━━━━━━━━━━━━━
<´ ` ―- 、
/ ` 、
/ / ヽ
:' ' :, :
,: ,: ハ ,: :,
,: : /ハ: ,: .} ,: :. ;
:' ! l‐-:、.| ,: ィ'フ¨ヾ-! .: ; 今回ボク達が使う放射線は、先ほども言ったように電子線ですね
: : { 、 ハ! __ヘ.l\ { , --、 j : :
': {ヽ:{ ヽ} ´ ` , ´ ,:ノ .; ; 電子顕微鏡をちょっと応用するだけで済むので、手間がありませんし
:、! `: 丶l ': ; ;ノ
: :、 v ― 、 : ,: ノ
: 丶 ヽ.._ ノ ,j ,':イ まだ量産は目指していない段階でもありますし、電子線なら走査用の
::、 ハ ` 、 , ィ | ノ'_
〈辷==〈 レ´{ニニニニ-‐‐ゝ―´三三ハ 電子レンズを介して操れたりと丁度良いですから、フォトマスクなど用意せず
}三三、ニ-} |::|:| ./ /三三三三!
,、 >´¨ヽ三 ヘ j::l:| ノ /三三 イ ⌒ >- 、 直接に回路パターンを描画しています
_..ィ≦ ヽニ≧===/ ハ、 ヽ..-''' 、/イ三三ニ! 辷ニニ≧'"´ >― 、
/ ∠`ヽ __  ̄¨{ {三/¨{´二ニゝ三三三三l_l ̄´ ノ∠.`ヽ }
.ィ ´ ̄ ̄ ̄ソ /三≧x、ニ/! { ∠ニ、三≧ィ辷≦三三} ̄´ ` `.l
{ ,: {三三ニニ{{{ニ、 { イ三三三!{三三三ニj l ノ - 4256 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:39:21 ID:Kf5XCYFK
-
. |、
、,_ |/\ /|
\iト., |///>、 //|
\/〕iト., ∨///{ __〈//〉
\//〉 ´/> ⌒ </{_ 電子線用のレジストとして、【α-クロロアクリル酸メチル】と【α-メチルスチレン】の
'〉/// i ヽ\`.,
/ 〈// . .}、 } } Vハ 共重合体をホジ型。【水素シルセスキオキサン】を、ネガ型として用意してある
j/ i. . / }八 八 }
' i {. / 斗 ⌒¨¨ ⌒V :.
. } V ィぅて たぅ } } α-メチルスチレンは、【クメン法】の副生物だな
{/. .' } 乂ツ ヒツ 八_ /
/. ./ r‐「{7^> rく ̄Y`{ノ `r=---- ミ、 プロピレンとベンゼンを、塩化アルミニウム等の触媒下でクメンにして、クメンを
. . . ./ Ⅵ ' ⌒ヽ _{ } { }、rァ 乂i:i:i:i:i:i:i:} }
/. . .イ . . . ¨ハ:. :.. }i:i乂rzzz彳⌒ヽ: :¨¨: > ´ 酸化させクメンヒドロペルオキシドにしてから、希硫酸などと共に加熱する事で
. . . ./. 乂 . . .{ `ー彡7i:i:(⌒)i:i:i:i:ハ }-=¨´
. . ., . . <i:i:i:i〕iト`ォ‐<{i:i:i<_j_j_>i:i:i/ ノ、 主にフェノールとアセトンを得る方法の事だが・・・・・・今回のメインは、α-メチルスチレンだ
. . { . . /ニニ∧ ノi:i:i:i/ニニニ∧ニニニ⌒´ニニ',
-=ニニ  ̄ ̄ ',`ー/  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ¨¨ ニ=-
ー'  ̄ ニニ=- __
∧ /::}
{ |〉___/::::′
>'" --=<ノ 、ヽ>'》
/´ \\/
/ / V∧ ∨ /
′ / / .′ }V } ∨
{ / | .′ { ′リ ..
∧ f=ミ从 .| ! ハ ′ α-クロロアクリル酸メチルの方は、1,2-ジクロロエタンに塩素を加えて
/ .}ヽゝヒリゝ }ィ==ミ / / } {
′| , 乂ソ./ /_ .! ! 400℃程度で加熱して出来る【トリクロロエタン】と、ホルムアルデヒド水溶液
| ヽ 、 __ / /__ノ |
| / \ ィi .′___i ...| それにメタノールを硫酸の存在下で反応させれば、合成できる
| .′ _ ̄ }__/ ./ ´-_-v .|
/ ′ア´} ゙´⌒/ ./- 、-_-.V /
/ { |-_γヽ-_-/ ./-_-_ヽ-_ V V / この二つを、【シクロヘキサン】を重合溶媒、【アゾビスイソブチロニトリル】を
/....| |ゝ {:::ノ-_./ ./-_-_-_ V-_.} V /
/ .人 |-_/-_-_.′-_-_-_-_-.V-.! V / 開始剤に共重合させれば、先のポジ型レジストの出来上がりって訳だ
′ { ゝイゝ、-_-_}≧=- }ヽ-_.V ! | ∨ /
./ / ′ ⌒ニ\ ∧ ∨=| |ヽ ∨ /
{ / / {‐=ニニニ=‐ .》 V..| |イ ∨ /
| .../ / .!‐=ニニニ=‐/∧ .V| .′ V
|..../ ′ ‐=ニニニ=‐《/ 》 .V/: }圦 .} - 4257 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:42:34 ID:Kf5XCYFK
-
∧ { i |r___ ̄ ̄/ / 、
/ \> ア⌒ `<二_/ / \
\ / /  ̄ ' く 、
/ / \
, / i \ i
′ i i i | i i i |
i | | | | | | | | 捕捉で言っておけば、シクロヘキサンはベンゼンをニッケルなんかを触媒に
| 人i | i i | ___,ハ i i | | |
| ′``''ー\ j/「/ \,′| | | 水素添加すりゃ作れるし
| ハ=tッ―‐,  ̄-tッ――='/ , | V
/ /\j `''''' ゙´ , `` ''' ^`/ / ! { アゾビスイソブチロニトリルの方はアセトンに塩酸ヒドラジン、シアン化水素、
,/ i i从 ! / / | |
/ i| | 込、 ーt―‐ フ { V ハ | 次亜塩素酸ナトリウムを反応させ、ジエチルエーテルで再結晶化すりゃ作れるぞ
/ i | 人 ノ}≫ .,_ ̄ ̄,,.. < ゙Y / i |
{ | 、{//^}/二二! ,.>''"/ / |
\| //\ 7二少゙/ / 塩酸ヒドラジンは、名前のまんま、塩酸とヒドラジンを反応させりゃ作れるしな
\/ \゙Y⌒( ノ / /
_}____ リ \二二// ,. '’
/ `ヽ  ̄亡二 '’
__7::| /
\ __7::::| /7
∨\ __7::::::} /:::7
V::::\⌒:::::::::ゝ 《::::::7
/》‐=彡⌒ヽ ⌒“''*、
/ /:/ / ヽ \ \ /
{ 《/ ′ |i ) \V んで、ネガ型の方の水素シルセスキオキサンの合成だが・・・・・
|i | 八 人 ヽ
′ |i { / )/ x=ミ从 } 〉
/ ハ ∨=ぇ、. vリ .}、` まずは硫酸水溶液にベンゼンと濃硫酸の合成によるベンゼンスホルン酸を
/ ゝ ∨ Vソ , " \
>''" / v `、 _ ッ / \ 溶解、調整してから、 2-クロロプロパン・・・・・プロピレンに 塩化水素を添加して
/ / \ ≧s。, ィ( }
/ /`ー‐‐\ \/\ } 丿、 合成したモノを溶解させ、水相と有機相・・・・・ざっくり言うと、水と油だな
/ / }-_-_-_-_-.\ ) ) /) )
/ / / ) /-_-_-_-_-_-_ ) /( (-.V⌒ この二相にからなる、反応溶媒を調整してな?
〈 〈⌒\/´¨¨⌒¨¨´.}/_ (⌒)-_}/⌒¨´⌒¨≫__
/ / .\ \ _-_-_-_-_-_ 「-_-_-_\__ノ ⌒ヽ \ixixixixixix.|
《\ ) ) {-_-_-_-_-_-_∨-_-_-_} {/ ⌒ /´⌒ixixixixixix ! そこに2-クロロプロパンに、トリクロロシランを溶解した溶液をまず用意すんだ
\⌒“''/ /-_( )-_-_-_ 》-_-_-/ /:::::::::. ixixixixixixixixix:|
\ ) ( {-_-_ハ-_-_-_ / \ / /::::::::::/ixixixixixix/}./〉..|
) ` .|-_ / ∨ / \ ./ ⌒:/ixixixixixix///__
/ |\{-_-_ Υ \ ` / ̄ ̄( ̄ 〉〉/
/-_-_/‐=ニニ ≧s。 /::::::>''" ⌒¨¨´ - 4258 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:43:24 ID:Kf5XCYFK
-
/|
.イ .///{.イ
//|>-/////< ___
///{≦/////>.、ィ≦///> ´
.ィ{>  ̄ ` <///Y´V /
/ / .} ヽ/ハ ∨ /
/ / ′{ ./_ } .V/} ∨
′ l{ { .| /_`/ .| }/| ', 反応溶媒を攪拌しながら、先のトリクロロシラン溶液を反応溶媒に添加して行き
{ 八ィzx、^⌒ .ィzx、`} }.ノ |
八Y}´.} V:ソ, し:ソ》 / 攪拌を続ける事で、水素シルセスキオキサンが合成出来る
} l{ / /〉| |
ノ.込、 r 、 / /´ l| |
/{ / /> ._ィ( _.イ | | その後は水相を取り除き、有機相に炭酸カルシウムを加えて中和
r'¨Vト、 ( / . -=ニニニニニl{ !
.{ .} ヽ ∨ニニニニニニニニ| | : / 硫酸マグネシウムを加えて脱水してから濾過すりゃあ、水素シルセスキオキサンが
∧_.∧ } /ニニニニニニニニニ ! ∨ /
__ `〈///ヽ}>―{(/ニニニニニニニニニ{ .| ∨ / 得られるって寸法だよ
/´ `V//∧ ~ 〈ニニニニニニニ| ! ∨ /
~~~~ .V//∧ / ∨ニニニニニニ | ∨ /
ヽ ~~~~∨/>Y .〉ニニニニニニニニ| .! ∨ /
_、 ''"゚~ ̄~"''~
. . : -ヘ `丶
/ / \ \
. :/ . :/ .:i: ', \ 厂〉: `、
/ . : ′i :|: . ', 丶/ ハ \`、
/ /u /i :| :|: . i ', :{:/ノ:}
/ /i: / :| :| :|: . ト 〔_\-ヘ ',
′/| ′:|:.八 i:| / )ハノハ ',
i// :| u l/\ |:ー''" ┐.:i: ∨^
@~ // |八 ___ノ .八 ┌__彡′:|u! }} i ・・・・・うん、毎度の事ながら「何の何の何?」って感じだけど・・・・・
//| :|/∧. Ⅵ: __,,、┐(⌒ ""ノ | !イ:. .:i |
// :| :|: /\ └‐冖^` ⌒ :|: !|:.∨:| |:i
′:| :|:./ /^ニつ "" ` __ | | |:.│:| |:| 後で、もう一回聞かせて貰うから、今は続けて?
| i: /| :|:′ {/ ̄\\ └⌒´ ./| | |:.│:| |:|
| |/ :| :|/ 八 〔^ ┘个o。.,,_ /⌒| | |: ノ ノ |:|:i
|/ .:| :| / :} ^ソ 厂[┐:i ̄/ニニ| |/イ| |:|:|
/ /| :|:/ 厂-ヘ} /ニ\V./ニニ:ノ| |∨/ |八l |
//| :| :|: _-ニ二二ノ\ニrヘニニ/ リ |//ニ- _ :|
/^| |:.八_-ニニニ/ニニニ>フニ=-┘ニ/ //二ニニ\:|
/ 八 _-ニニニ/二ニニニ/ ̄∨ニニ/ //ニニニ/∧
/ ト _ -ニニ二/ニニニノ ̄{ 乂_//二:/ /ニニニニ/∧
/ ./八\/|: /ニニニ//.:.:/^''冖'^`{ニ:/ /ニニニニニニ/∧
/ _ -/ニニニト ┐ニ<.:./.:.:/.:.:/.:.:/.:.∧//二二二ニニニニニi
_ -ニ//〉ニニ/ニ/ニニニ=- _.:/.:.:/.:./:.//、ニニニニニニニニニ|
ニニ/ニ//ニニ/ニ/ √二二ニニニニニニニ′:{ニ≧=- -=ニニニニニ八 - 4259 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:44:45 ID:Kf5XCYFK
-
_... -―- ..._
.. ´,. ィ ´ ` :, 、
..:' ,.:´ / ノ ヽ`:.、
/ ,:' / /.:! : :. ヽ
' .: ; ,:.{ {: :. ヽ
/ .: ハ'´7¨ :¨: 、 : :、
,: .,: :. {芹気ヾ ヽ`: _,: : : :, この2種類のレジストを、場合によって使い分けながら
: ,: : : ヽ :.弋:_ソ `;.; ノ ヽ:' } :
.:' ,: .: .: :` ` ;ィ気 ,: ノ:! } 先も言った様に、電子線を当てて溶解性を変化させます
{ ,: : :. : :, 弋ソ ,: ノ,: .:
':{l、 { :_ :. :. , - 、 ' ノ..イ.ノ ,:
ゝ≦三三三三≧zx、. v _ノ ノ { ' その後、現像液を加えてレジストを硬化した後、電子線の露光の有無で
, ィ三三三三三三三三ニニ≧、 / :,、
/三三三三三三三三三三三三≧、 :. :} 溶解性が高くなっているレジストを除去するのです
ヘ三三ニニ/三三≧イ´ ヽ三三j : :
ヽ三ニ/三三ニ/ j ヽ.ニ!ヽ ;.!
〈三三三三/ l Vハ ':ノ 現像液に使っているのは、ポジ型が【2-プロパノール】と特殊なフルオロカーボン
ヽ三三./ .| / V、
ドイ {二二二二ニノ :、 ネガ型が【水酸化テトラメチルアンモニウム】ですね
!{ ヽ _ ヽヘ  ̄ ̄ ̄ ヘ
ハ\ V´ ヽ'; ゝ、
/ ヘ ヽ} ': , ィ ノ ≦三三三辷‐_、
/ ヘ | ヘ , イ . イ ヽ r―===≦>、三三 フ¨¨}-ュ
.' v:j ., イヘ'" ,: く ヽ__≦-ヽ三三三 ィ―< ,ィく`≧>、
───────────────━━━━━━━━━━━━━━━━───────────────
レジスト除去層
┌────┐ ┌───┐ ┌─────┐
│ │ ↓ │ │ ↓ │ │ ← 硬化レジスト
├────┴──┴───┴──┴─────┤
│ │
├────────────────────┤
│ │
└────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━────────────────━━━━━━━━━━━━━━━
\
∨\ \
∨::::〉─〈::::〉 ⌒〕ix
〈ヽ /乂/ ̄≧s。::::::\ \
∨》// \::::::〕 \
.::/ / ( .∨::| / 2-プロパノールは、ニッケル・アルミニウム合金を触媒にアセトンを
/ 八 〈\ __\ .V:| ∨ ∨/
′ハ{ \〉 / _ 〉 〉 V 水素添加して作っている
| |八〉 ィ刋 ノヽ / }
| 八 _ ィ´ J / ′
` J / / { 水酸化テトラメチルアンモニウムは、ホスゲンとメタノールを反応させた
八 ) ハ __ / 乂 __
/ .人 < ノ / / /-_.∧ 【炭酸ジメチル】と、塩化アンモニウムを合成して作った
/ ノ ≧s。 / / \ /-_-_-_∧
_ ‐ニ ̄ /〕iト. __ r〈 〈 》 -_{-_-_-_-∧ 塩化テトラメチルアンモニウムを、陽イオン交換樹脂を電解質膜に
 ̄ /-_-_r 〕iト. ∨/ ) ./-_-_∧-_-_-_-_}
/|-_-_-/-_-_-_-\∨/ /-_-_-_-_∧-_-_-_-_ 電気分解して作るんだ。分かったか?
/ -_-_-_{-_-_-_-_-γ\-_-_-_-_-_-_ ∧-_-_-_-_
-=≦ /-_-_-八-_-_-_-_-(::::::::\-_-_-_-_-_-_》-_-_-_-_ - 4260 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:46:53 ID:Kf5XCYFK
-
l } レ'´ /ヽ l /
リ ) / /: : :ヽ\ l/
ん'⌒⌒ / ⌒⌒ヽ\\/
/ ィ⌒⌒フ∠ ヽ\
_ノ: ノ ( _) //ナナ ! !ナナ } : l レ')
_ ノ( _)/ / / /l | ! 」」 } : l }ノ
 ̄と _ノ VTテテ |_ノ _ノrテテそ: レ' 全然分からん。何言ってんだ?オメーら
( ̄: : : : ⅥVV弋ヒ。ソ , 乂。ソ川リ ̄`ヽ
>< ̄)::| |_つ ⊂=< ̄ `
/ / // ハ ヽ rーーァ . イ ト、`ミヽ
/ / // / ハl l `フ ニニ T´.:. l l ム `ミヽ
/ 〃_/_/:.:ハ 「 `ヽ.:.::l l.:.∧ `ミ
/ /´ ̄`7.:.:.:l/ } /´ ̄`ヽ ヽ:| |/ ∧ ミ
/: : : : /.:.:.:/ レ' / i :| | / ハ ミ
_____
,、-'"//////////≧z、
///////////////////≧z、
/////////////////////////\
〈///ヒニニニニニニニュ、////////\
>'": : : : : : :/: : : : : : : : : \///////∧
/: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :\//////∧
/: : : : : : :/: : : |: : : : :|: : : : : : : ヽ: :/>、///ノ
//|: : : : : / : : /|: : : : :l、: : : : : : : :|: : i: : }f⌒Y
リ/: : : : :∧: ^メ、|: : : : :|イ、_: : : : : |: : |: : }| |
/, イ: : : :| \{ \ lリ \___ゝ: |: :r|| | 僕は・・・・・ところどころに、以前聞いた事のあるブツの名前が出て来るから
'´ |: : : :| ヾー | : : : | ノ: :ゝ-'
∧: : :ゝ=='´ `===,ノ: : : /): : : :} 「全く分からない」とも言い難いのが、キツイのだよなぁ・・・・・
|: :\ (、 〃 r'⌒) u フ: : /'i´ : : /
Y'ヽ: :ノヾ>=、,,____,、<_/ ⌒|: : イ
|: : レ:T:/ーf\l⌒[]⌒l/⌒Y"'-t-、:/: :〉
γ'=tー'´ r┴ーレ'l-l\}ーー-| \_/ノレi
(,、: : : :フ /三/ミl_| | |三ミ|三ヽ /: : : : : 〈
乂__> 〈三/ミ三| |__|三ミ〉三ノ V乂__ノ
\|ミ三|◇ |三三|ミシ - 4261 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:48:09 ID:XbI97O4r
- 1工程だけでダイスロール1D100(99以上で成功)ぐらいの難易度では?w
- 4262 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:48:36 ID:Kf5XCYFK
-
/::::::::::::::/
// /:::::::::::::::/ ィi〔》
/:::/{ヽ/:::::::>'" ィi〔>'"
/:::/ィi〔⌒ ⌒“''*、>'"
/>'"⌒ ̄ ̄⌒“''*、\`ヽ
/ / V .V∧ ∨ エッチング
′ .} ! .! .V::. この次にやるのが『食刻』。・・・・・反応性イオン食刻を使って
/ / | .i| ′} 」`} V:} }
′ ′ {_ハ} /ィ它~ .}ヽ .| レジスト層から露出した、酸化膜を除去する工程だ
| ィ斥~レ/ ヒソ | |/ !
人 | .ヒリ. , ゛゛ | } ′
ヽ } γ ′ .{ まず、今のウェハの上下に電極を敷いた、高真空の部屋を用意してだな?
| .( / 7 :.
>'" 〕iト. __ r丶イ ../ V そこに【六弗化硫黄】などの弗素系ガスを導入し、ガスに電磁波を照射して
( _\∨\ / /-_`ヽ '/,
/::: ̄}´~-_ゝ=--_/ /-_-_-_ '/, プラズマ化させ、電子を電離させる事で陽イオン化するんだ
′::::: |\-_-_-_-_′ ′-_-_-_| '/,
{ :::::::::::| 》___/ ヽ {-_-_-_-_{ '/,
|_ ::ノ/:::::::::::ヽ/ \)゙''≪-_-_ヽ その上で、ウェーハの下部にある電極を負極にする。すると――
人_ ::::::::::::::::::::V }-_-_|\-_》 ノ
/:::::::::_ ::::::::::::〉 .|-_-_| |-V /
/>'"=_=_=_>、:/ >'":::\ヽ V /
──────────────━━━━━━━━━━━━━━━━───────────────━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━┓ ┏━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━┓
┃ 正極 ┃ ┃ 正極 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │
│││││││││││││││││││││││││ │││││││││││││││││││││││││
〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇 ←弗素系陽イオン 〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇
〇 〇 〇 〇│〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
┌────┐ │ ┌───┐ │ ┌─────┐ ┌────┐ ┌───┐ ┌─────┐
│ │ 〇 │ │ 〇 │ │ \ │ │ │ │ │ │ │ │
├────┴──┴───┴──┴─────┤  ̄ ̄ ̄ ̄ \ ├────┤ │ ├───┤ │ ├─────┤
│ │ \ │ │ 〇 │ │ 〇 │ │
├────────────────────┤ / ├────┴──┴───┴──┴─────┤
│ │ ____ / │ │
└────────────────────┘ / └────────────────────┘
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 負極 ┃ ┃ 負極 ┃
┗━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┛ ┗━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┛
━━━━━━━━━━━━━━━────────────────━━━━━━━━━━━━━━───────────────
_ _|\_
'.:\::..、 \:::::r,::/
\_\>--≧\-、__|\
, /:> ⌒´ ̄\---、_|
´/::/ \
//:::::/ / | ∨ : '.
',::::: // :' / | | | | '.
/ |::::::| ' / /-/- 、l| | | |
{::::::/ | '|_∧_/|_ハ |-、/ | 陽イオン化した事で、正の電位を持つ弗素系陽イオンが、レジスト層に
| V::| {/ ィf亢ミ ー'{_/`| l |
| /V | | (_ソ ィ亢ミ∧_/ 覆われていない酸化膜に衝突し、反応して酸化膜を除去するって訳だ
, { | | , (_ソム{
/ | | | { |
, ∧ 、 | r 、 人 '. 更に次の工程・・・・・『灰化』では、レジスト層も除去する
/ / ∧ } , > イ }
/ _/_/- } / |-、 ` 7 ´ | ,: } 今度は、酸素陽イオンを使ってな
/ /ニニニ|' |ニ\ {---、 | / ノ
, /ニニニニ人 {ニ\ ∨ニ>- / { {
/ /ニニニニニ\ \ニ>=くニニ{ \ | 想像は付くと思うが、食刻が済んだ後にはまず、弗素系陽イオンを除去して
,: /ニニニニニニニ ーニ{{:::::::}}ニニ`ヽ ヽ
/ /ニニニニニニ{ニニニ=-V='〈ニニニニ} } 再び高真空に戻す
,: /ニニニニニニ人≧=-ニノ| | |\-==彡' イ/ - 4263 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:50:15 ID:Kf5XCYFK
-
/| /:::/
/::} _/:::::::/_
《::ノ⌒::::/ 、`>'"::::》
/⌒ ⌒“''*、:::::::::/、
/./ ′ ヽ::∧ ∨
/ / / { V::} V
/ ≧s。 __.| } !::′
/ / 「㍉ ≧=-′/ }/ }
′/{ { vリ ィぅテ㍉ /ノ′ ∨ _ -= 高真空に戻した後、今度は酸素ガスを導入し、先ほどと同じ様に
{ ( | .人. '_ ゝタ/ { ≧=- -=≦
`v ゙''≪、‐´ ィi V ゙''≪ \ 今度は酸素をプラズマ化し、酸素陽イオンを発生させて、負極で引き付ける
人 ヽ \ \´---.{ ∨ `寸≧s。 ≧=-
{-_ \\ ) ) \ ヽ-_ 人 \ ヽ \ `寸
r'¨/-/::,イノ-_-_) }----/ゝ ) .} } \ \ 負極に引き付けられてレジスト層に衝突した酸素陽イオンは、レジストと
{-《-_(:::::::ノ\⌒´ 人---{_、 ノ /≧=-=≦.\>'"⌒《≧=,-
ノ>' ⌒ {ニ∨-゙''≪>'"--------,>''" 人 /ゝ-、 / / 反応して二酸化炭素、水蒸気の気体となって、ウェーハ上から除去される
/ .人} .|ニ.∨-_>'"-----------⌒ ∨、 >'":::::::/⌒≧=-
ヽ/ } i| vニニ\-_-_\-------------∨゙''>'":::::::::/-) )`
>'":∨:::i| Vニニ \-_-_ ≧s。----..../⌒/´゙''≪::/-_-ゝ -=≦-_-_ これでウェーハ表面の酸化膜が、回路パターン状に除去されただろう?
:::::::::::∨i| ∨ニニニ≧=》 _ ` ⌒ \ { / ゙''≪-_-_-_-_-_-_
:::::::::::∨ .Vニニニニ,、<⌒ヽ `寸 ィi〔 ゙''≪-_-_-_-
──────────────━━━━━━━━━━━━━━━━───────────────━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━┓ ┏━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━┓
┃ 正極 ┃ ┃ 正極 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │
│││││││││││││││││││││││││
〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇 ←酸素陽イオン
〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 ←二酸化炭素 〇 ← 水
┌────┐ ┌───┐ ┌─────┐ ( )
│ │ │ │ │ │ \ ) (
├────┤ ├───┤ ├─────┤  ̄ ̄ ̄ ̄ \ ┌────┐ ┌───┐ ┌─────┐
│ │ │ │ │ │ \ │ │ │ │ │ │
├────┴──┴───┴──┴─────┤ / ├────┴──┴───┴──┴─────┤
│ │ ____ / │ │
└────────────────────┘ / └────────────────────┘
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 負極 ┃ ┃ 負極 ┃
┗━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┛ ┗━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┛
━━━━━━━━━━━━━━━────────────────━━━━━━━━━━━━━━───────────────
,.. - ¨¨ ̄  ̄¨¨` 、
丶
/ ,: ´ ヽ :、
,:' / :ハ
.: ./ 、 、 .ハ :.
./ / , / ,: :. : :. :.
' / ,: : ,: : : : : :.
.' ,: l、 ,: l ,ハ : : .l、 }:、 .l、_,ィ .: ; さて、ここからが重要です!
,: /! .: .: : :`lヽ、! : .: : _!}.,! イ:ハ .: :
.' ' .: ,、 :. }、.:ィ 斧、`¨:、 ´!,: .斧、 :, : : .:
: { : ,!ヘ :、 :〈 爪.:::ハヽ :ヽ、 :' 爪':::,ハ 〉.: : .: ウェハ状の酸化膜が失われ、剥き出しになった単結晶純珪素層に
: : :.! 弋:c:ノ ヽ:、ヽ:、弋:c:ノ ,: .: .:
:..! イ.!ヽ :、ヽヘ ` ノ ,: : ,:ノj プラズマ化でイオン化させた、三価・五価の元素を、粒子線形加速器で加速させて
:.! {{ノ_; `ヽハ``/// ' //// :.;ノ'/
:. ヘ=、j : :ヘ .r = -, ,:' .ノイ/{` 撃ち込んで、注入するのです!!
:、' ヽニ≧x、 :>、 弋_ ノ / _..ィニ/ !
.:' lヽ三ニ、`ヽ: ,:ハ` 、 , イ./,: ィ'´ /三イ_! l
/,: {>⌒ヽ、 ヘ \ `:i:´ .:'/!/ /三イニニ ,ト、 より正確に言えば最初の、酸化膜を形成する前の単結晶純珪素ウェーハに
/ ,:__ ィ´{_... -‐ヘ j≧x、_ {:l::} ,:,イ_.../⌒ヽ三! ,'、三
!三ニ三/ ! _ -{_ノニ三≧>―<ニノ {_、 ` ハ/ ` 先にアルミニウムなど三価の元素を撃ち込んで、P型珪素結晶にしたりしますけど
ィ {_、 ヽー'´ !ニニ/ _ ノ ,/_  ̄ / ! 丶
} ノ}ニ、 ヽ , '´ }三≧< r―z ン Y `` 、 / j. ` 、 ,: /、
/ イ/_{ニニ、 \_ イ´ \辷'/ /`ヽ、 ノ ./!_ 〉
{ /三/三ニニヽ ノ \ |::|:::| ヽ / ノニlニ≦⌒ヽ、 ィニ〉 - 4264 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:52:01 ID:0gD9XsIK
- 地球でも専門教育を受けていないと分からんレベルやし
- 4265 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:52:28 ID:Kf5XCYFK
-
, ‐ ´  ̄ ̄ `ヽ、
/ 、 、 \
,.'./ .:/ ;小:.. ヽ:. :\:.:.ヽ
. //:.:.:.:/.:./:. ./ i ヾ:.:.丶:. ...ヾ:ー'、
//,':.:... :.:厶:./- ヽ 弋:.‐\:.:.:. 丶:\ あたしがやってる『重粒子線育種』と、線形加速器がやってる事は同じだねー
! |:l:j:.:.:´/ ィ天t、 ィ天女、-、:.. ヘ、:.ヽ
! | :.!.:.:.:ハ´ち;;;j ち;;;;j !K }ヽ:.、.! ヽ!
ヽヾj:.ノ小 `::::. ' ::::´ ハイ: |`リ ノ こっちは炭素イオンを細胞内に撃ち込んで、動植物の遺伝子を傷付けて
、_ノイ:..:.:リ;:ゝ-‐っ ー- イ:.l::|:. i |
/´/:.:/ ‐<>.、 _., .イ_.l:.:l::|:. i | 突然変異を誘発するのが、目的だけどね?
/_/∠ ァ┐l !ノーソノl  ̄ ヽ、」::|:. .:i:ハ
, ./´ `∨イしリ / ハ / ヽ ̄`ヽハ
/ |====、∧/ >‐/{ヽ‐‐< l l ヽ r/7-、_
, ' / / / 7〃 {{ヾ〉\ |/ ̄ | 厂し' / /┐
. / / / / {{. \ | | ,/=(_/_/_,人
| / / イ o. {{ \| l/ 'ヾ、/
──────────────━━━━━━━━━━━━━━━━───────────────━━━━━━━━━━━━━━━
│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │
│││││││││││││││││││││
〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇│〇 ←五価元素イオン(砒素等)
〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 \ N型珪素結晶
┌────┐ ┌───┐ ┌─────┐  ̄ ̄ ̄ ̄ \ ┌────┐ ┌───┐ ┌─────┐
│ │ │ │ │ │ \ │ │ ↓ │ │ ↓ │ │
├────┴──┴───┴──┴─────┤ / ├────┼──┼───┼──┼─────┤
│ P型珪素結晶 │ ____ / │ └──┘ └──┘ │
└────────────────────┘ / └────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━────────────────━━━━━━━━━━━━━━───────────────
≠  ̄ ̄ >¨¨ 丶
.: ´ / :` 、
/ / : .
:':' .: .: ハ :.
,:'./ / / :' { / ヘ :. :, この様にして、P型珪素結晶とN型珪素結晶による『半導体素子』を形成するのです!
' .: ' ハ : :_,,/-―ヘ‐ : : :,
.: ' { :⌒:、 :'´ハ{ ォ芹"気 } : :.
:' l ハ : イ茫ュ {:: cノ ノ } . ! この後、N型珪素結晶上にも酸化膜を再建するために、最初にやった
: ':{ヘ ト、:l l::ソ ` ― ノノ ,: .: : .l
.: ', トヘヽ:、l´ /// ノ イ : : l 酸素存在下の加熱を行ったり、酸化膜の厚を制御するための窒化膜や
ィ-くヽ{ ! | , ― 、  ̄/ ,: :ノ スパッタリング
/ヽ__〉. : ヘ ': } / ノ 、 ノ 素子の電極となる多結晶純珪素、真空蒸着によるアルミニウムの成膜などを
,. ゝ l : :丶 \_...ノ ' / ノ ,: レゥ
/ ..〉、 .| : : 丶 _.. / _ ゥ-=ニ辷三//ニ、 前に説明したレジストの塗布・露光・現像・除去・イオン撃ち込みの工程を
\ /´ ヽ ,イ ! : : >―≦ ,: }三三三三三//三三}
三\ ,イノ/ニ:!{:. :. ハ /イ三ニニ≧ニニ{:' .l三三三三//´ ` 繰り返し使って、集積回路を形作って行くのですよ
三三三v\ニ:、.: {三三三ニ/ヘ:j:! V l三三三ニ//
三三ニニノ \ヘ:.{三三.// ヘ:j:| j三三三ニ' .:'
≧==≦{ .:\三ニ/ }:!:l l三三三ニ{ l ・・・・・非常に『単純化』して話しましたから、理解出来ましたよね?
三三ニ、 / \/ イ,:ノノニ三三三| .l
三三ニニヘ / ≦ { ヽ辷、 lイ三三三三ニ{ .ヽ l \ - 4266 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:53:32 ID:sL8e2zzv
- あー、うーん完璧だよ(わかってない)
- 4269 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:54:35 ID:Kf5XCYFK
-
_、‐''"゚~ ̄ ̄~"''~、、
/ _、‐''"~ \ ┌
/ / // ', \ 丶 〕i
.:′ ′ / / :. 丶 ',:V |
// / ./ / i: ', ∨i:i:〕
// / ./ /i | |: i |i:i:i′
/ ′:′ /^| | . :|i . :| |i:/|
//i :i i: / .八.:|: . :i: 八 |i u |i{.:|
// :| :| __ノ 八 :|/ ',..:i| 〔Ⅵ
// |u | ィfそミ、ヽ .:八__:| <ハ| ・・・・・えっと・・・・・つまり・・・・・アレか?
// :| :|: i:八Vツ^:::::::)/ xfそ㍉ | | 〔|
// ./| :|: | {/ ̄ ‐- :::: ヒツノ ′..:| :| 物凄く難しい妖術を、幾つも使った・・・・・『版画』、という理解で良いのか?
// ./ :| :|八:.乂 }〉  ̄i|i|//u :| :|
// ./ . :| :| | T⌒ _ .ノィ .:| :|
// ./ . . :| :| | :公。_ '’ _、イ| .:| :| それらの妖術を使う事で、珪素の結晶上に幾重もの層で出来た
/ ./ . : | :| | |/「}> -=ニ[\^l 八 :|
′ / / . :| :| | |(ニ:|ニ\_/ニ]ノニ/.:| /| :| 恐ろしく細密な、版画の様なモノを作るのだと・・・・・
i ./ / . | :| | |)\vニ/ニ/ニニ〈_ :|:/l_| 八
|:i / / /.:∨ /| |八ニ:V//:(\ニニニ|. :|八{ニニ- _
|:|:/ /-=ニ/ /| /ニニ∨ヘ∨ \``~、、|/∧ニニ/∧ ・・・・・で、この版画は結局、一体何の役に立つのだ?
|:/ /ニニ/ / :|//ニニニノ:{U} >''"~ ̄ ``~くニ:/∧
// √ニ/ /ニ://ニ=-:八:V/ / ̄ ∨ニ/∧
//i √ニ:/ /ニ/⌒<.:.:/.:./:└ :(_/ニ=- rヘ-ヘ⌒Y /∧
// :| {ニ:/.//ニニニ\ :/.:.:|.:_、-ニ二二| :|乂ニニニ:〈ニニi
′:| {ニ:/:_-ニニニニニ≧=≦ニニニニ八 ∨∨ニニrへ┐ |
| i | /ニニ{-=ニニニニニニニニニニニニ\/⌒Y⌒ニニ√:|
───────────────━━━━━━━━━━━━━━━━───────────────
┌─────────────────────┐
├───────┐ ┌─┐ ┌───────┤
│ ├─┤ ├─┤ │
├──────┐│┌┴─┴┐│┌──────┤
├─────┐││├───┤││┌─────┤
├─────┼┴┴┼───┼┴┴┼─────┤
│ └──┘ └──┘ │
└─────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━────────────────━━━━━━━━━━━━━━━
.. ―- ― ..
./ ` 、
/ 、
,: ,:' :. :. ハ
,: { :. : :, 単純に言えば、この回路パターン1つで1つの増幅器や整流器に
.: ,: ! : :,
: :--: _‐' ≧sハ_,: ! 相当する・・・・・というのが分かり易いですかね?
.!:{ :. :、!斧笂: :、 :' 斧笂 ,: .:
: ヾ、 :、ヘ 弋必ヽ!:、{. 弋必..イ :, !
.: lヾ:、ト ' ;ィ' : ,:! これによって可能になるのは、電子回路の小型化であり――
:、 ': :、 _ _, ノ! ; ,:{
! ヽ ィ_ .; ,:ノ_ 小型化する事により、集積が可能になり、より小型のまま
ト |.._ ,:' ィ|`__´ | !: ;//
ヘ三三三V⌒l:l:l´l三三三ニ/ より高性能な電子回路を、作成する事。それに尽きます
ィ¨ヽ三三三、 |:l:| jニ三三イ⌒ 、
.:' .|`三三ニヽ|:l:{/三/ニニ{ ヽ
l ノ|三三三三∨三三三三! l.._ 幾つかの電子機器は、皆さんも見た事があるでしょうが・・・・・・
辷ニニ イ|ニ三ニニ( )三三ニニ!二二二l
/ |ニ三ニ=イヽ /―三三ニl ヽ、 ィ―- 、
rイニ三三≧s /_ |<"´ |:|:| \ ``- ! ゝ'三三三辷r、
`¨ フ三三三Yヽ ニ≠、 | l |:|:|  ̄l ̄ ハ.:l イ!ニl三三三、` -' - 4270 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:54:37 ID:0gD9XsIK
- あーそういうことね完全に理解した(理解していない)
- 4271 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:56:12 ID:Kf5XCYFK
-
/ :| : : : : : | l/ \ , - 、
/ |: : : : : / \___/ |
/ ∨: :/_______ /!
. ′ __〉'ー':::::::::::::::::::::::::::o:::/ ,. ― ´i ,/
l \ \:::::::::::::(┃):::::/ / l N |
l \ \:::::::::::::::/ /_./__.!'| |
_.ノ ヽ  ̄ ̄ / | ./ | | | |
\______ \____/| | |/芹オ:| | |
/ / (三三三三三〉:| | |: ! f| l ' V ・・・・・オメーらが使ってる、『コンピュータ』ってやつ
./ / \.三三三.//:| | |: .、__j::ー┐ チェスト
/ / /::::l::N : /: :| | |⊃: : : : : :| デカい箪笥ぐらいの大きさで、どんな難しい計算も瞬時にやってくれるし
/ / /:::://: : /: : :| | l: : : : : : : ノ
, / , '.::/:://И/: : : :| | |: :i´ ̄/ 他にも、機械を独りでに操ったり、色々出来る妖術道具だけどよ
/ /::::/:://: : : : : : : :| | | ̄ ̄ 、 _
〉::レ'/: : : : 从 , : | | | 、j \)
//:::|/ : : : ,从: : : :メ、| | ・・・・・例えば、アレが・・・・・?
//::::::|: : : :メ: : : : : : : :メ| |
. //:::::::::|: : : :メ: : : : : : : : :| |
/ |:::::::/: : : : :刈 : : : : : : l |
/: : : ̄ : : : : : : : : !l : : : : : :} |
.....
, -  ̄ ¨ : 、
,. '´ ヽ
/
,:' .: .: : :. :
.: ,: ; ; :. :
.: ,! .l : .} } : :.
' .; :! .{_.l....{_: :ハ_ハ : : .: :.
; l ' : :. ´l. ヽ:ヘ` ´l,:ノ¨ハ ト : :.
: l l : ト、:. ヽ ヽ .{ }.: : : あれは、パイラメトロンコンピュータですからね
.l: :、{:、 {:、 :. ッ=‐-、 `ヽ..、! _.,,, _ ; ,: .: :
l :、 ト、 :、ヽ\ ´ ` l ,: : : あんなもの、集積回路を使ったコンピュータに比べれば無駄に
: ,: `ヽ.l , ,:イ }: : .:、}
r , 、 ノ,イ ヘ / ,: :,' ハ! 大きいだけで、全くお話にならないぐらいの低性能な代物です
{ .| l: ヽ `ー一 ノ| | :,:ノノ '
| ! ト、_l: ヽ、 , イ | ノ ノ'
zィ¨Yヽ.! ヘ三三ハ ハ.ノzz`‐ -―!Vレ´≦三三三/ これから、皆さんも存分に堪能出来るでしょう
/.! ! .l ',.! ヘ三ニハ ,: _j l::l::l ̄ {_ll/三三三三/ I T
/ハ ヘ :!_ハ三j }三辷ハト、{イ j::|::| ./三三三三/ 10nm単位の集積回路による情報技術・・・・・その威力をね――
{ニニ、 ヽ'三三} /` ト三ハ {::l:::l /三三三イ⌒ヽ
',三三三三ノ /. .|三ニ≧、.._ !::l:::l /三三三ニj v
}三三三三{ .' .|三三三≧、.|::l:::l≦三三三三三| :
'三三三三ニ、 .:'. /|三三三三ヽ:l:/三三三三三ニニl、 .:
/三三三三ニハ :_....ノ::::|三三三> ⌒ ヽ三三三三ニニ{:::::ヽ、 _l
./三三三三ニ/. ', ィ≦ 彡 イ.|三三/ ィ― 、 ヽ三三三三| ヽ::::::::::Y - 4272 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:57:39 ID:sL8e2zzv
- ENIACからIntel8086まで飛んだ感じですかね?
- 4273 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:58:42 ID:Kf5XCYFK
-
\ |::∨ 7
V::\ {:::::V /::|
>V::::::》⌒ゝ:::::》_/::::}
/ ゝ:::/::::::::_⌒“''*、
/::::::>''" ⌒“''*、∨
/ ./::::::/ / i| \ .\
′ ′::/ ./ ハ \ ヾ
| |::::::′ ′乂 , ハ ) ちなみに捕捉すると、窒化膜の形成には窒素やアンモニア
| {::: | |/ 乂斗f七ノ } /
| 》:{ { xャ=ミ x=ミ/ /≧=- ___ それにトリクロロシランを、陰イオン交換樹脂を触媒にして作った【シラン】や
/ ( , 乂ソ 〈シノ {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ "''<
′ / .ヽ ∧ , .′ 人<_ i:i:i:i( { ヽ 【ジクロロシラン】を使ってんだ
( __∨ ∧ r ァ 人 \ "''<y_ ノ
7 ィi「-_-_ヽ \ ゝ ィi〔/-_\ "''< /
/ 》-_/⌒ヽ`、 \´: : :./-_-_-_≧=- \ィi「 これをプラズマや熱による気相成長法に、減圧を組み合わせたりして――
. / ィi「-_/ -_-_-_- \ )\ j{ィi「⌒ ヽ-_-_.| `~) ): :∨
/ 〈_ r-r-r、 -_-_-_-_ .)/-_((::__))-_-_-_}-_ /: : : ⌒: : : ∨
/ ⊂〈{ { { }`ヽ -_-_\ -_-_-》 }"''<__ノ /: : : : : : : : : : :\
. / ゝ-===--ノ -_-_-_ ヽ>''" ′\ ̄ニヽ"''<: : : : : : : : : :\
《-_-_-|i:i:i:i:i:∨-_-_-_/-_ /ニハ ヽニ\}: : : : : "''<: : : : : : ≧=-
/ `//-_|i:i:i:i:i:i:i∨>''"-_-_/ニニ:. ニ %: : : : : : : : : : ~"''~: : : :
───────────────━━━━━━━━━━━━━━━━───────────────
,__
_ ,, -―::´:: ̄::: :: :: :.. ̄`ー- -、,-、,_
ノ::::::::::::::::::_,-―┬――t―-、_;:::: :: ..:::ヽ /
l:::::::::::::::「;;l|:::::::::::ヽ、_,ノ::::::::::l,フ::: ::: ..:::| /ヾ/
ヽ、__;ノ;;;;|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|ヘ::::::::::::;ノ /ヾ/
ヽ;;;;;;|::::::::::⑤::④::③::::::::|;;|`ー一' /
);|::::::⑥γ ⌒ヽ;:②:::l;;l! /ヾ/ヾ/ ジリリリリリン!!!
l ;;|::::⑦:::i !::①::|;;|
| ;;i:::::⑧::ゝ ___,ノ:::::::::::|;;l
| ;;;!_;::::::::⑨::::◎:::::::::;_!;;i
iヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;イ
l......:::::::::::::::::::::::::::::::::::.....l
`ー==――――==一'
━━━━━━━━━━━━━━━────────────────━━━━━━━━━━━━━━━
/ /::::::::/ 〕iト.\ /
,イ:::::::/ .| ヽ \:∨ /
/ /::::::// i| V ヽ∨
′ ./⌒/ /i|
{ { / { / j{ } }
| | .′ | / .i| ハ }
| | { / i| .}|
| | | .| 廴 ___>'" i| ハ /
|/` .xセ==ミ ィャ==ァハ ′ V /
′ |{( } .ゝ弋_ソ Vソ/ ! ∨ / ・・・・・何だ?折角いいとこだってのに
/ ′` | , .′ ! ∨
// / | | 人 |
/ / ..| |iト. 、 __ アγヽィi} } | ) ・・・・・もしもし?
/ / / >'".| |::} .≧s。 ィi/⌒-∨| { ヽ/
/ ./ /r'¨-_-_| |:」 {、 /ゝ{⌒-.∨ v \
/ / 〔rヽ-_-′ ′ヽ_ _/-{ └=`/:} } \
/ >'" / /γ⌒´人 (-_-_∧_ />'"v / ノ 人 \
/ >'" ィi〔 .../-_{-_-_-_-_≧γ  ̄`ヽ-_∧__ノ} >'"-_-ヽ
( / ィi〔 ../-_-| -_-_-_-_-_{ (:::::::::::::) )-_∧:::::::::∨-}-_-_- \
/ / / -_-_ !-_-_-_-_-_圦ゝ-- ´乂-_-∧:::::::::\!-_-_-_-_\
/ ( / / -_-_-_v -_-_-_-_-_/⌒゙''≪-_-_∧:::::::::::::\-_-_ }ヽ .\
.( / / /-_-_-_-_V-_-_-_ >'"ニハニニ``~∧::::::::::::::::) 、__」::::ゝ--
ヽ/ ⌒/-_-_-_-_-_∨>'"ニニニ/ }ニニニ=‐ ∧::::::::::::/ \ - 4274 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 16:59:11 ID:Kf5XCYFK
- ┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
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┌───────────────────┐
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└───────────────────┘
┌──────┐
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┌──┐
└──┘
□ - 4275 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 16:59:50 ID:3kC3lfBt
- 口頭でわけのわからん素材や専門用語を捲し立てられても、なんとかイメージがつく現地勢上澄みすげえ。
- 4276 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 17:00:28 ID:Kf5XCYFK
-
| ̄| П Л Л | ̄|!
li r┐ 「 ̄V^V^V ̄| 「 ̄V^V^V ̄|
―‐tr┴t-r┴lL_ L.∩∩_∩∩」 L∩∩_∩∩.」
_ _ | || | |:. .:|‐v┴v┴v┴vi|:. .:| _
| ll | || | _ | [] :| | [] :|____fl____f!_____旦_血_」|_
二.∩..二. ィうハぇ、 ┴―「l‐「L. 「 ̄ ̄ ̄ ̄|l∩∩∩∩∩fl「 ̄ ̄ ̄ ̄|二⊥二二⊥二二⊥二二二⊥二二二コニ
:Ш: 〃ハソ八ツミメ ┤―‐|ー‐'平| [] [] | 「 「 「 | [] [] | | | 「l | 「l 「l | 「l |:::::
二.∩ ハ へソハノ二ミ、. l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―|ー―‐ー|ー―‐ー|ー――‐ー|ー――‐ー|-
yシイミ火ミメ. 乂ハ三二ミメ l /ハ :| /ハ |:ハ. /ハ ハ.| /ハ | | /ハ l| /ハ l| /ハ./ハl| /ハ :|:::::
`亠ソイ彡Zミメ、 ツハフソト. l |土| :| |土| |:L.l l土l L.l | |土| | | |土| l| | ィッャヤ爻ミ>彡ミメ、_ィミ
ツハ、 彡火ソ彡ミ 二Vソノ :土l ├―――‐┼―――――┼―――‐┼―| ィッメハソ爻ソ爻三ミメ ソえ彡
彡代爻 爻火彡 「L. ー=ミメ ィハぇェ、 [ ] | 〃⌒ヾ. :| [ ] .: ィッャ へ巡巛ケネえ┴,ィッくぇ、ッぅぇ
ミ彡イミメ、 彡_「| ̄!「l ̄L... 父''⌒ヾミ、ミメ. :| || || | [][] .: ミ彡ミく ,.へマ彡ケ気 彡イ三Уミメ林
爻刈ミ彡爻、_」___.l:_:_:_:_] ー父ミメ、.入火..∩| ||__|| |∩ ∩ 彡イ ィ彡升三フナ二 シミ彡之えミ ィ
林炎杉化彡父ミ |: : : |゙ ̄ ̄|爻父ミメ、ミ彡、 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄彡⌒ヾ ̄ 彡気三二イ入シ У气三平火 ぇ彡
ミ 林杉ハ爻彡㍉ _|:_:_:_| ̄| ̄|ィ入 二ミ 杉 :::::: :::::::::::::ノ ぇこ >ぇ ク三こけ手彡 ソハヾ' xハ 彡シハ
ミ>、 林杉仇へミふミぇ|: : : | | ll |彡シ升三ミ 炎x:: :::::::::::ハィー彡ケハ 彡イうW宀 ノシノソ ,ィーくハソハ
父メ、 杉爻モ二うハミ : : :.|―|―|杉不タZx 入巛:: ::::::::::へィ彡えソ八 彡多タ シ升彡へぇ ソハこミメツイ
炎彡ハ 杉才辷彡ハ<仁ミぇ | |林杉木シ㍉、 ツ:: ::::::ィ彡升彡ハミ ソ杉ソ イソ入彡 ィ<彡升ミ三千仁
森林杉 杉火彡父杉二くミ、 | ll |森林杉木彡ハ ::: ::::::::::勺不三爻 从X升 ケけ三 ケく彡升林杉タミ に
森林杉 林杉三え杉辷彡化. | |メ、γ三ミY彡イ゙:中 中::::::::::::::::卞:::::::从く巛 うイ彡ク ソ二爻タ彡林气 炒巛
森林杉 林杉ハ三木杉イ゙rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrFコrrr|rrrrrrrrrrrr|rlFコ穴rrrrrrr汁火УクノУ シハミソミ巡 久彡へ彡
森林炎杉 杉彡林杉三 IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII|__|出IIIIIIIIIIIヘ人 タケ ィツイハソミ木 三杉 ふく彡
森林炎火ミメ 林杉ミ癶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸辷 シヘシハソミ木 ミ二こ彡火
森森林炎火个 杉 杉八 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヘシヘハイく7彡 こ二彡伏杉从
【島国 王都 スワンポート】
〟 〟 〟 〟 〟 〟 〟 〟 〟
━┓ ━┓ ━┓ ━┓ ━┓ ━┓ ━┓ ━┓ ━┓ . . . .
━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛
_____
, ィ '_´_ 二 _. _ ._  ̄ ≧s 、
.,∠'ッゥ'-‐' '―' '―''―''―' ` ヽ、 , - ――,、
/ ¨´ ヘ辷――二二  ̄´ | .Y
/  ̄ '\ニニ、二二_l
,' .. : ' ‐ - : ... .l、≧sヽ .\ /
,:'.:' ¨` :: ..、 l 〉〉| | | Y .
'!: `ヽ l//_!_!.| l
ハ _......__ ` ト Y _....... ---、
`ヽ ¨¨フ....'=ゝ く7.ト 、 フ´ ̄Y _.. --― ̄ ̄ ̄ , -― ¨
――辷――ヾ 7 ̄ヽ/ ヽ ,:!_j ` |---j、| `ヽ、_r-‐ '""´
 ̄ ̄ ̄l―┬-.辷ニ`、 .ノ | .| | /≦ヽ/
|_.|. | ヽ.._ / ト< イ | .|
` _ ト、| > - _______ <____... -‐イ--  ̄!-イ´
''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""
/'"  ̄¨ゞ
Y ;;
};, ....;;.. ../
Vィ、::::::;;;イ、
ィ<ニミ、_,,ゞ-、
ィ'⌒ヾ.........丶...............ト、
/.................ヽ;:.........`ー-イ-ノヽ
/........................丶;;......................../::ヽ
/............/::.................ヾ;;.....丶;;;:::"j........}
ノ.............;{;:..........................ヾ;:............j........i、
/...._,,__;;l;;:...............................\;;;;ノ........j..',
V'"................;; ̄,`;,fー-,...,,_.................,,;::..ゝ
/.......................;;;.........i........................ ̄.. ̄i:......!
/..........................;;,.........',:.................................j........}ト、 - 4277 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 17:01:17 ID:/GTs+mKn
- 行動早いなここの龍
- 4278 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 17:02:01 ID:Kf5XCYFK
-
r 、 ,イ ',、
マ ム i_{ }_}!
ゞィ、 {ニ! , -,‐‐- }ニ}
マム {ニ',-‐ フヽ¨ ` }ニ}ヽ、_
マム ,ィ マム / ヽ,/ニi!ヽ〈: \
マt/ / ∧_ム ' }ニ,/ ',: : ヽ
{: :/ ' マ_{ } /、 ∨/
,ゝ{ { { ゞ', .} }¨ ', }'、
ノイ.{ ' ≧x,', ' ィ≦、} }、\ ふむ、ここが島国の首都ですか
〈:{∧ ', f 心ヽノ´ 心リ } }ノ{ ⌒/
`ー/\{ゝヘ ' /}/', ',´´
, -、 } } 、 - ‐ イ j } \ __ そして、向こうにいらっしゃるのが――
j:ヽ:::ヽ /_〈`::=::::´::{、}ニ{´ \ /´: : : : :}
/: : ',::::}ニ{ /{ {:::::::::::://, {¨ヽ / : : : : : : /
/ : : : },/ゝ_〕 マム:::::/イ {_ノO }.{: : : : : : : {、
,イヽ: : : :/ }  ̄{ヽ マ//ィ:::}ニニ_/ マ: : : : : : : ヽ
/ / : }: : / /  ̄{:::::`¨r ッ¨:::::::::jゞソ/ゝ マ: : : : :_ ,. -'.
/ /ヽ ///´ ̄`{``ヽ{`Y´},. ‐/ ̄ }ヽ{ ゝf´´: : : : : ム
/ ./ヽ,// {TTTT´ ゞ=イヽ } l : : : : : : : ム
/ /: : }‐-' , キキ .}_} } マ: : : : :_ ,. -'.、
/ /ヽ ,/ /キ ム .キキ .}_} j、 マf´´ : : : : : ム\
,r----个ー─-z_
/-=ニヾ{ ( 〃ノ/イ-ニニ{
,イ-=ニz--ヾ`ヽ '´´``㍉-=ニヘ
_ノ-=ヲ' _,. ---- ヾヽハ
7_,.-{ __ r;彳卞x、, 气 7
イ彡k,.ィ´ ̄`ヽ '::::r--- 、 ミ={ よくぞ参られた!聖人らのお力も借りず、竜をも打ち倒す
チ='i / _zzx` ', z===x {ヾミ
ルjf '´.:::::'' .:i '''''::: Vハ トヨアシハラの異邦人達よ!!
キi'´! ,:::| ::. !.|リ
|i=. :__:i ,.:', 7ノj'
∧ハ r ニニニz `´弋ニニ.勹 iy/, 俺こそがこの島国の王、アシェラッド・オブ・カストゥスである!
ヽ.i { { (--─ ニニ7 i.{ jイiリ
,.----ハヘY:i  ̄ ̄___ ̄ i.j rY:::::ー-z、
r--::/::::::::::::::ハ i ト、_,.ノ i {ヽ、,..ノ Y,{::::::/XXハ_
,イXX>--z_:::::::ル i 〃{i ',i ヾ i ,'リ:/Xイ::::::::::::\
{::::::::::::>--z_XX>xj {i ハ Y j. <X,.イ:::::::::::::::::::::::::`ー
,.イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>x_X>ル'V/レ'X<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
【島国王族 アシェラッド・オブ・カストゥス王(♂)】 - 4279 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 17:04:22 ID:Kf5XCYFK
-
,. : ,-=二__‐: ._
/⌒∨´ : : : : \: ` : .、
/: : : : : : : : : : : : : : \ : : ヽ
' : : /: :,: : : /: : : : ヽ: : :∧: : : :'.
/:' : / : /: :/:.|: :|: : :V: V=/ハ : : : '. おお、これはこれは
|:|: : |: |:|--|-:|: :|、--|-:|∨/∧: : : |
|:|: : |: ィ≠ミ从: |イ ≠ミ、:\: :∨: : 一番のお偉いさんが出迎えてくれるとは、ご丁寧に
|:|: : {: l {::::( \{::::::(_ '|: :∧: :V: j
|ハ: :从l Vり Vzり/|: , )ハ : V
| V: ∧ ' 〈イ|/イ:.ム: | そんで・・・・・グレイ王女を介してウチらを呼んだのは、島国にウチらの
'.: :込、 ヽ:::フ / |:从:/リ
'.: : |r_> _ <_「二二 } __ 産業技術を導入したいって話と、凍国から南ルーガまでの航路上にある
,-\|「 | _,.ノ---、:::|__/´::::::::`ヽ
_/::::::::/_/_/:::| / /:/ ,::::::::::::::::::::::>、 島国と王国の海峡・・・・・『カーレー海峡』通航の関税についての相談とか
/ ヽ ''´ ` <// /::::::::/ ̄ ̄ ̄ '.
{ ̄∨ V ,:-- ''´ / ̄ ̄ } 諸々を話し合いたいからやと、聞いとるんやけど――
>⌒ヽ '. {___/ ノ
/{:::{⌒ヽj V人 /
/ノ::::|::〉-、し } ヽ、 -=- /
,'::::::::::Y-、)J |二二ノ , -- {
{:::::::::::::, ハ/- '〉 / ノ
V⌒\:'. /:::::{ {/ {
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`ー'| / ,,,,,,..,.,、 《
,,ノ / ィ'´´ ト___ \
/,,,,,, ,/′ { `¨¨''ii }
´ ノ / } ,,,-┐ } {′
r,ぅ || ‘'ー--、 { / ,,,','`'''''''' }}
,,_,, ノ \ \ ,| / }'',,,,,,,,'┘
,,/´ └―''′メロスト竜伯領 | | ,'′‘-', ,,'''''
{′ _____ ト、 | { \,_,,,,,ノ
フ r'´ ,,,, `i| `ー、 | `¨¨¨''''| ,,,-
ィ''⌒¨¨ ,,,ノ′ [ノ {__,,,,,_,,―‐ミ__,n} | , ¨'¨¨¨´
り { / |_ ,,,,____,ノ
(,_ | __,,,'′ `} __,,,,,,ィ´
`''ァ | ,/ ,{ ____ ,,''⌒
/′ | 廴_ ゙¨'" ⌒) {
__,′ | | 島国 /′ r-━┛
乙 ,,,.-'冖''′ | { j|
‘j,_ _,,,.イ´´ | ,ノ /′
¨¨¨ ` ̄フ ^^} __,,,,‐┘
,,′ _,,,....--イ ,,'''''"´{ 帝国
{'r'' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | `¨''、
カーレー海峡 _,,ノ `¨''、
,,イ´ ``'ー,
| ̄\ _,ノ {,,
|  ̄ ゙}_
,,r'''冖'''''--イ′ `ー、
{ 王国 {、
━━━━━━━━━━━━━━━────────────────━━━━━━━━━━━━━━━
~【周辺地図】~
____
-‐==≧ー- . ミ: .
 ̄三二ニ=-ミ `ヽ`メ .
==ミ ー-ミ弍ヾミハイハ
ー->"´ : .
< _ ーヽ fハ
≦ .:f´ ,.ィ彡-=ミメ } .イ}
ニ=- > く __, {:
二ニ=- _彡 i{_ r ヾ
三才´ ゝ ̄_ノ ∨ うむ。かつての王国北部は、今や島国の領土となったのでな
⌒ー _ ィ 〉
{⌒ヽ `ヾ ___ _ Ti かの海峡も俺の管理下となり、関税を徴収出来るようになったのだ
乂__{ : : :: 彳 .イ 气.厶 __
ゝ_ ヽ : :. } fー== 彡{ハ:i:} `:
/ i `ヾ | { rー<ハ}:i{ i⌒ー- ‐ ´ ̄ 以前は王国領と隣り合っていた所為で、海峡を渡る船は野放しだったがな
. l > | レ" i {:i }:i:} } /
\ハ : : :`: : |:! |八リ{./i:リ 〃 ,
:ム \ : :: : 从 } ./}.イi:iレ / /
マム \ \( }イ(:八/ / /
マム \ {/:i:i:i:i:/ /./
\.マム \ ノ.:i:i:i:i:.イ 斗く_彡 ´ - 4280 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 17:07:50 ID:Kf5XCYFK
-
{ ///:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : \\ !
i ///:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:. : |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ヽ }
| /:.:.{:.:.:.:.:.:{:.:.:.:.: : |:.:.:.:.:.:.:. : |:.:.:.:.:.:.:.゚,:.:.:.:.:゚,:.:゚, : ・・・・・うーん・・・・・海上通商航路に、関税をかける気なんか・・・・・
! /:.: : i:.:.:.:.:.:i:.:./!:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:. : |:.:.:.:. |:.:.:.i:.:.:.:. : i:.:.:.:.゚, ,′
゚, :{:.:.:.:.:|:.:.:. : |:./ |:. : |:.:.:.:.:.:.:. : |:.:.:.:. |:.:.:.|:.:.:.:.:.:.|ヽ:./:}: /
゚, :i:.:.:.: |:.:.:.:.丁TT:.- |- 、:.:.:. : |:. 斗匕:.T Tヽ: !ヽ//:i / 海峡を管理する行政がやるっちゅう話なら、まあしゃあないかもやけど
ゝ:!:.:.:.:.:!:.:.:.:.:|:. | |:.| \:.:.:.:.:.:.:.|ヽ:./ }:./ |:.}:.:.!://ヽ!/
|:.:.:.:.:゚,:.:. |:.:{ Ⅳ __ ヽ:.:.:. : |: /__ },′ }:/:.:/:.:.:ヽ}ヘ それでも、あんまウチとしては歓迎出来る話やないで?
/| |:{:.:. ゚,:.:.:.ゞ===≠" \:.: | ㍉==≠"/:./:.:.:.:.:∧/',
//リ |:.: : \{ヽ゚, , ヽ| /ノ:.:.:.:.:./}∨∧ まあ、海峡を管理する費用だけかかって、商船が海峡をただ素通りってのが
/,// !:.:.:.:.:.:{\ \ /イ}:.:.:.:.:.// マ,'∧
///,' マ:.:.:.:. ゝ∧ -‐-  ̄∧!:.:.:.:// }//i 費用対効果に合ってないのも、分かる話やけどな・・・・・
/// マ:.:.:.:.:.{:.:.:ヘ イ:.:.l:.:.:.// i,//|
/// マ:.:.:.:.i:.:{:.:.:.:.:.ト イ/:.:.: /:.:.// ∨/
¨ {\:.{:.:i从 /≧ュ、><‐= }/}/ /:.:.//、 ¨____ けど、それならウチらがこの国に輸出産業を振興したるから――
//777≧ュ、 i二ニ=‐{zz/≧ュ、| | |‐=≦ヽ、//二二} ,ィi「//////\
//////////{ |//{ | }//| :i77////////////ヘ、
////////// =‐ :!://\ :! ///:! ‐= ∨,///////////////\
///////// //}//\ | ///77} ∨/////////////////≧ュ、
//////// ////////|¨|¨|////{//i: ∨////////////////////≧ュ、
/, =y _  ̄ ニ==-- -=ミ、ヽ } / ,≠=f}
. j//'´ _ 三ニ=─===¬---丶i/ '´ { おお!流石は、トヨアシハラの異邦人。話が早いではないか
. ト= ノ _ -─=ニ¬ ',
. 〃'´/y'´─=ニ三 ,:: :::-::._ /_,ヽ', 俺も、正にその話をしたかったのだ
| /, =≦ニニニチ ,:::: __ \ // /
{i/〃 , -= チニ彡 _,.z'´---=ニニト.._ ‘, /'⌒i/
} ィ, へニ=彡' ___ヾ::::::`/ 〃 0 /| 諸君らが我が国に、余所へ売れる特産物を用意してくれるのなら
ノ} i/〃ヘ Ⅵニ´ r ´ 0 〉 ‘,ト- ' !
j-y{ {Y::::::、}7 ` ー 彡' i: 从 諸君らトヨアシハラには、カーレー海峡の関税特権を与えても良いと
. / V , L⌒yヘ::.. | / _
/ |,ハヽ ー、 ヾ::: /´ ハ, /\ ` 、 思っていた所でな?
', \ ', ::::: ,. ⌒ー-ト- _ノ >、::::ヘ \
', :.>-、 /,r<_ ̄´ -ク:::::::ヘ::::∧ ヽ
. ‘ , \ { {ヾ` ー--‐ ´/.i:::::::∧::::∧ ‘, 如何だろうか?悪い話ではないと思うのだが・・・・・・
. ‘ , \ } ,ハ ---y=チ {|:::厶イヽ:ハ , - 4281 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 17:07:55 ID:G+J32UPH
- 食えない爺きた
- 4282 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 17:11:02 ID:j3IFNC9j
- 話が通じるか……?
- 4283 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 17:11:33 ID:Kf5XCYFK
-
| \
_. <:::`::.、 \
/::::::::::::::ヽ、:::\ ヽ
./::::::::::/::!:::::::::::\:::\ ', ・・・・・ウチらだけ免税されても、自由闊達な市場経済にならんやん
/:::/|:::/|斗-:::|:、::::::\:::\ |
レ /V fハゝV::::×/::::\:::\ _ノ ここへの産業導入は、世界経済発展のために、勿論させて貰うけど・・・・・
/::::ノ }リ /::::::::/^!:::::::::\:::><´
/:::::::ヽ _ /::::::::/ィ::::::::::::::::/´|::::|
|/|::/:: ヘ. /::::::::/ / :::::::::::/ レ、l けどその報酬は・・・・・ウチらへの関税特権なんて、ケチなもんじゃ足らん
l/Y7ァ::ソ::::::::/_/:::::::::/|
x:rイ V_{. レ7ヘ:/:」|^V::/__,ノ! 全ての商業行為への、関税徴収の廃止にさせて貰うで?
ト|. |_ノ::::| /:|/」 ̄ ̄ ,ノ}
V:`::::::::/ _/::::://二二二、|
∧_/`く___//:::::::::::::::::::::|| ・・・・・如何や?受けるかこの話?
|:::::::::::::::/7⌒∧::::::::::::::::::::::V'
ヽ:::::://:::::://:|:::::::::::::::::::::::::\
_ -=ミヾ弋j i / } Viー-z
_,r ´ー=ミ、ヽ\Ⅵ/}/斗≦㍉
. 〃, -彡'⌒^`` ヾ i '´ '^ 冖㍉、,ハ
_/_彡'´ _--__ `ミi
. _フ/チ :. / `丶Y{_
≦:!/i ;:: T { /´二二ニ、 },Z
/_リ L r=ニニ二ユノヽ、`´r'___ 、 〈ヾ{
{彡イ /_, tzr-、:::ヘ / @ ヽ iミリ ・・・・・ううむ、聞きしに勝る酔興人だな。諸君らは
. }_斗 二ニ ̄´;::;:::::} :::` ー一 ´ !ハ
. |`Y .::/ :::::! ::::::::: }: } 普通、自分達だけが関税特権に与れるからこそ、商人に利がある
. l.从 :::::′!:::i :::: 从!
l 「:}::::.. {_ 、゙゙,. - ,..:/i:: | というモノだろうに、関税徴収そのものを止めろとは・・・・・
从 !i、 ゙ 、::. ,. -=チ 匸_ー 、 .::::::i:ノ リ
. /゚。 i ゙::. 〃r '_ -─-、ヽ‘,.:/ ! /
_ -=「「{ \', :j {  ̄ ̄`` { ! i/i:] ]iト ,_ しかしそうなると・・・・・関税は取らず、諸君らの特産物を商工人に
「............[ [{ ::{ ∧ ! {  ̄/ ヽ` !八 从 }:] ].........]]iト
{......... . [ [:i ∧ ∧/ { ,ィ'’ ∧ } V::リ j !] ]..........]].. 作らせ売らせる上納金だけで、俺の懐が潤わねば、俺に利が無いが?
.i.............[ [ム ‘, i/ 〃´ l j / ヾ }/ j.] ]...........]]..
|..........[ [..ム \{ / j / { Vハヽ リ' /...] ]...........]]..
i !.......... [ [....ム 八 { { { 儿 Y ,ノ´ ./......] ]...........]]..
i |............[ [........\ \从 ´ jノ’ /..... . ] ]...........]]..
|-─ T{..............\ `Y´^ /..............「 二ニ=┤ - 4284 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 17:13:26 ID:R4Aq+Yk2
- いつものひとでなし節
- 4285 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 17:13:48 ID:Kf5XCYFK
-
/ , ----- 、 ヽ
,. :┴< ̄ ̄: : <::>、
/: :/:,: : ,:ィ: : : : :,: : :<::>、
/イ: :/:/://|: : : :/: : : : :、: :く::\
/: :/:/: :/-/、|: : :/: : : : : : :∨: \:\
': :/:/: : ィ==ミ |: : ,|: _|_: : |: : :|: : : |∨:::'.
/: /: ': : :/ハ(_; | : ∧:.|: `ヽ: : |、: :.:|: :V:::'.
,: :/|: :|: :., ヒツ |: /ィ =ミ、 : |\|、V/!: :|∨:'.
l:,: |: :| : { , / ハ(_ V:j: /j/∧j: :.|: }、::'. ノ おう、問題ない・・・・・と安請け合いしたいとこやけど
|' |:/|:':∧ 、 乂zツ, :|/: |/: :/)}:/: | V:|- "´
/|':::::::/∧ - /: : : : |: :/イ/l:./´ }:| まずはこの国はどんな地勢で、どんな産業を興せるかを
{〈::::/{/ィ,.ー ―=≦,': :イ: :/:イ:/ /' 〈:ノ
| / /::::| / ̄ ̄//' /イ/⌒\ 検討してみん事にはな
, -≦ニ≧=-/ /_|:::::,|'__,/--< ,.:::::::::::::::::::::\
/ニニニ/ / , /:::::, =、〉:::::/ニ/ /::::::::::::::::::::::::::::::\
ニニニ/ / イ {::::://:::::::</ニ/ ,.:' :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ まあ・・・・・いうて、石炭と鉄鉱石はあるんやろ?
ニニニ{ //__|:://::::::::::/ニ/__ /::::::::::::::::: < ̄ ̄ ̄ ∧
<ニニ> ´ >/〉{/〉:::, <∧∧/----< >  ̄ ̄ ̄ } 資料と試料は見せて貰ったで。この国では、かなり採れるっちゅう話やけど
 ̄ ̄/ ̄ ̄ 7ハ〈://<≦> ' V∧___ > ´ 人
〉 o〉__o_{: <≦ > ´: : : : :V∧、 イ
---- 、ニニ V >: ´: : : : : : : : : V∧\_ イ
::::::::::::::::::::::::::::∨: : : : : : : : : : : : : : V∧ ∧ -=< {
:::::::::::::::::::::::::/∨: : : : : : : : : : : __:V∧ } ∧
::::::::::::::::<\/::::∨: : : : : :r≦ニニニニヽ、__〉 '⌒\ / ∧
::::::|:::::::::::::::::::::::::::::\::::::::\:::::::\
::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::\:::::::ヽ
::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::ヽ:::::::V/
::::::|:::::::::V/:::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::|::::::: V/
:::::::::::::::::::V/::::::::::::: !:::::::::::::::::::::: |::::::::::`ヽ
:::V/::::::::::::\:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::V/
:::::V/:::::::ヽ:::::\:::::::|::::::::::::::::::::::::|/}::::::/::::::}
:::::::\:::::::::::\::::`::::|::::::::::::::::::::::/ |:::/}::::::八
、:::、ー-ヽ_」L∟L」_`|:::::::/}::L∟L 」_/ //
. `'、丶` `"ー` .|::::/ // "´ `ヾ\
/ .|:/ " .l:::::::::Y
,xjI斗劣ミx '" ,.zj抖弃ミx.!::::::::::} こっちの石炭と鉄鉱石、資料と試料の通りなら、質は中々悪くないよ
〃/と心∧ ヾ '/と心_} '|::::::::: |
' {'⌒トJ _} {'⌒トJ;! .:::::::::: | 石炭は粘結性も十分だし、キサラの褐炭とは大違いだ
ヘ .乂/_,/ノ 乂/少′ {::::::::::::|
: ヘ 丶 }::::::::::/ 鉄鉱石も・・・・・品質じゃ凍国に負けるけど、悪くないと思うな
:::::ヘ / √;::: /
::::::::} /::::::V
::::::::| ` ー ´ ..:::|::::::::| それと・・・・・平原が多くて雨も比較的多いんじゃないかな?
::::::::|、 /:::: !:::::: |
::キ: | > . /|::::::::::|::::::::| 緯度が高いから、気温と日照時間はやや低いんだろうけども・・・・・
: キ:ヘ、 ', > 。. _ _ イ|::: |:::::|::::V/::::V/
:::キ:::ヘ> ..'_ ノ /{::|:|::: |:::::|::::::V:::::::V/
:: ヘ:::::}>..__ " T´r‐/=|:: |::: |:::::|::::::::V/:::::V/
::::::ヘ: |ニニニニ7 / /ノニニV/::::::::: |::::::::::V/:::::}
:::::::::ヘ!ニニニ/ //´ニニ==V:|::::::: |:::::::::::}:::::::::| - 4286 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 17:15:17 ID:Kf5XCYFK
-
,., ' ´  ̄ ̄ ‐-
,r' \
/ ,r'",r'゙ .} ト,ヾヽ .ヽ.ヘ
l / /.‐ートハ.',-、゙i .ヘ .l
│ / //}// .ンテ、| .} }
l イ/ハヾ __ .r'ハ. l l乂
八 ( ',',゙⌒'' 弋ソ {,八. (⌒⌒) そうなると、放牧での畜産が良いかもね?
/ , ' `} } ゛゛ n `ソ{ ト!、~ひ'´ヽ〃
/ / .,.<!∧_>‐i-<, ,r-z, \ 気温と日照が低いなら、農業はどうしても厳しいけれど・・・・・
/ ,r'" .〉フ>ロ<},r' ゙iハ'、つ ゛‐-、
/ ., ' /〈__><j }∨\,___ノ '., \ ヘヘ
{ { ,r'"{ >、 大ヘ }゙i } ハ.ヾ 八} でも、耐寒性の麦を育種で何種か作ったから、それを試してみて――
ヽトレ゙ (,{∨ .\/ jヘ,r'‐< }人/ )/ ゙i(
゛ ) )) \_}_j__゙i>-弋,_ヘ/
l | ヽ ヽ
l |. .ヽ ヽ
'、 l V"´゙i
ヾ-┤ `ー'´
 ̄
_... ..._
.. ≠´ ` 、
ィ´ ヽ
./ ヽ :.
,:' .: :. :. :.
/ ; .: 、 ヽ : :.
: .l ,l ‐ ¬ :. .: :
,: j: ´.:{. ヽ.ィ ヾ、} .:. :.
:! l :'⌒:、 :l '爪ハ ' .} :. :
:l .{:、 ヽ斧 \ {.弋ソ .ノィ .:. : 良質な石炭と鉄鉱石があるなら、まずは製鉄業ですかねー
:.`ヘ :、:、:ソ ` ,: :. :
:. 丶ゝl〈 :' .: } .: 粘結性の高い石炭が採れるなら、『高炉法』が出来そうです
:、 .| :. _.ノ . : ; ノノノ
ノ,: ヽ .l :l ノヘ! '´
: ヽ _, ! _.. 7三三≧zx、 それに石炭が豊富なら、動力源に使わない手はないですよ
: ,l .}_j / /三三三三ニ≧、
z 、-、,.ハ : / '⌒l::{'ハ/ /三三三三三ニニ} まずは蒸気機関による、鉄道や産業機械の導入などを――
/-‐ ヘ{ヘ=、 ハノ_! /::} / />7´ .ヽ三ニ:'
{l ´¨二〕 ゝヽ{ニニ| ノ::{ノ ,ィニl ,: vニ'
{ ヽ´ __ィ } /ニヽ=! / /三ニl l: ニ}
l≧― ィ≠l'三ニヘ!' /三三ニl lヽ K
,イ!三三j .l三三'⌒Y三三ニニ| |ヽ:≧、 | ノ!
/ニ{ヽ三ノハ l三/ ,- 、 }三三ニヘ ヽ <三辷彡j
,イ三三ニィハニV―∨r.. ヽ.ノ ̄ ̄ ̄ ヽヘ ¨ l.
ハ ヽ三ニ/ハ三/| : {:::} /ヽ l ヘ l| - 4287 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 17:16:36 ID:sL8e2zzv
- 島国に産業革命チャンス
- 4290 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 17:17:38 ID:WQ+8TOae
- 石炭の存在も大きいよね
- 4291 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 17:17:56 ID:Kf5XCYFK
-
':. ':., / \;;:.. ;:. .}
丶 ヾ;;:.. ;;:/ ィ/ ヾ;;:.j:: j jノ)
::::..... ....:::::丶,,... ヾ;;::i ィ;;;" 、 ヾ;;::ノ;; ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::......、 ヾ ィ-ヘ、 ;;,. `j/
:::::/ ̄`ヾ;:::::::::::::::::::..、ゝ ィ-‐:::::\ ;;, .j
::/ :::;ヘ ィ"::::::::::::::_ -'" >;:::::ヽ ';;. ,; /
" .....:::ヾィ"`:::::::/ `ヾー-ヘ;::::ヽ ;: ;'イ
;:"::;;;;;;ノィ;::::::::/ ;{; ヽ .0ヾト、:ヽ,ノ __}
、 ヾ;;:::;r" /;;-‐" .;;!; ::...ゝ-ノ;;;Y"-ム'"::::::〉
:ヽ ヾ;;;Y '" .;;ヽ u ,,,/ :;, rfoイ" ・・・・・お、おう・・・・・想像以上に、色々な素案を持っている様だな?
:::入 ヾ( ;;;ミ -''" }イ
ノ ', .;;" ''" ̄ j {`! 詳しい話は、城内で聞かせて貰いたい
`''''}i ;" ィ`:::-..、 ./`'' V'
j.| イ:::::::::::::::::丶、__ ヽ-=;;、 `.ノ
{:{ ノ::::::::/r '''"'"ー-:::::`ー 、 イ 勿論、諸君の手勢の兵も入って構わん。さあ、こちらへ――
:; :;i; /:::::::/ ヾ`丶、__ `"-:::::::V
;;; ! 丶 j;;::::::〈 丶、 `丶ィ:`ノ
..:::;;; ', \ ノ;;::::::ヾ ` ー-イ;::ノ
`丶、 };: ヾイ;::::::::::ヽ -斗fttr、.ノ::/
`ヾ、 };;:::::::::::::ヽィ:::::/:"i:!:{/::::/
、 \ "ヾ;::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/
\ \ ヾj;;::::::::::::::::::::::::::::ノ
___
/ ̄>:::::::::::::: : `\/⌒\)\
_/ >::::::::::::::::::::::::::::::: / )
__/ / Z::::::::::::::::::::::::::/o (:\
(:::::::::/ / |::::::::::::::::::::: : ( \::\
|二=- 、/ / |::::::::::::::::::::::: : \  ̄\
|ニニニ| / | |:::::::::|\:::::::::::::::: \ c ノ
|ニニニ|. | \|:::::::::|/⌒::::::::::::::::::\__/\__
|ニニニ| --/\ ∨::/r _\|::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::〈 ̄ \
ノニニニノ | /___\ ∨ -ヒソア |::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::`、 \ ――城の外で、一体いつまで喋ってるの?王様
(ニニ=- | |T⌒てりノ\〉 |>Χ|><|::::::::::::::::::::::: : `、 )
/ | | | 〉 |::::::::|::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::`、 /
/// | |>< |/人 _ ′ _ノ |>Χ|::::::::|::::::::::::|::::::::::::::: : `、 ・・・・・ふうん。そいつらが、例の『異邦人』か
// / /|Χ| | /个 /| |::::::::|><|::::::::::::ト::::::|\:::::::::|
/ / //| |>< |/ r― >ー< ┴ |>Χ|::::::::|::::::::::::| |::::| )\::| それで後ろのデカブツが、話に聞く『竜擬き』ってヤツかしら?
/ //| / .|Χ| |. |二二二ニニニニ|::::::::|::::::::|::::::::::::| |::::| 彡ノ |
{// | l/ | |〉< |--〈二二ニニニニニ| :: /|><|Λ::::: |Λ人 ノ
{_ | V/|Χ|八 | / -=二二二二=- |: /-|::::::::| ∨::/ニ〉
八/ 八 | \{______ /|/ | ::: /\|::/ニニ〉
/ \ \ / / / / / / /. | ::/ /ニニニ〉
/ / \ \ \ 〈二∨二〉 |:/ /ニニニニ〉
/ \ \く二\-|-/二> / //ニニニニニ〉
i⌒`\| /⌒\ | Y⌒Y <ニニニ(C)ニニニ> /ニ\ニニニニ/
| | \{ __\ | 乂_ノ/ く二/-|-\二><ニニニニ> ‐―――┐
ノ ∨厂 | { 〈ニニΛニニ〉//〉二 --==ニニニニニニ| - 4292 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 17:18:20 ID:R4Aq+Yk2
- アカン、改造される
やめろー、ショッカー! - 4293 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 17:18:37 ID:G+J32UPH
- 現地民最強(笑)さん!
- 4294 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 17:20:01 ID:Kf5XCYFK
-
、__ __ヾ;;、、,,__
ヾー-` ヾ]ト、
/ \)ゝ
≦- " _,,_ }!ノ
ゝ,,_ / ヾ"
/ ,,,_ / i; ',
// _,,, ;{ / - ,_ j
イ _,, '" ,,_ ー- ヽ _,,_ `',
{ ;;` _,, ィヽ;;, 〉 ヾ::;;;\'、 ・・・・・アンティリーネ!誰が、城外に出て良いと行った!
`, ;: .,;; " / フ;; / `'' rkトノ
;; ,;;" ";( ィ;;:: /! jヘ トヨアシハラの者達を、今から城内に案内する所だったのだ!
;; ;; ,,;" /;ヘ Vr" i, u j ',
.j;: ; j /;::ヘ `' ;;! _ ',
八 " /}トーi j イr,,ソ まだ、お前が顔を出す場面ではない!部屋に戻って大人しくしていろ!!
__,,,,,j,,,_____ /ノ ;;;} /;:r-vソ
//////////////////>;;;,,,,、 ヾ イ;:;!.こ}
/////////////////////////>へ ノ;:;:!/!
/////////////////////////////\;:;:j;:;:',
///////////////////////////////\;:;:;:}
/////////////////////////////////}``
/ヽ
|ニi! /ヽ
|ニi! |ニニi!
|ニニi .|ニニ!
|ニニ! -―|ニニ.i!―― -
|ニニ! _.> ´ ミ /ィ|ニニi!__
|ニニi!´  ̄ |ニニニi! 、 ヽ
.i!ニニi! //, `Y|ニニニ! \ ',__
/i!ニニニ∨ / i! |ニニニ ヽ ', `''<
, i!ニニニ∨ i!:!ニニニ! ∨ /.ハ `''<
′ ∨ニニニi i i!|ニニニ, ',イ ∧
/ ∨ニニ| | i!ニニニ' ∨ ./
, i∨\i | |ニニニハ ∨ ',
,' i |∧ /| |∨ ∨ ', i! ∨ ∨ /
/ | i |< .i! |ヘ / i! i! \. ∨ ./
__/ .ィ| | |`'< | |三三ニニ! | `''<_.∨ (・・・・・殺気交じりの、こちらを観察する様な視線)
 ̄ .} | | _.ィ弐ミ、 i , -一''´| i | \ ̄
.|,ハ .i! `ヾ _)㍉. ー/}/´_ィf 弐ミ|、__ | | |\ `''<_ (それに、彼女の無意識な身体捌き・・・・・その特徴を見るに・・・・・)
∧ ト、 \', Vzリ', / ィ" ,_)}刃 У´ | ! ` ̄ ̄ ̄
}ヾ∧ \\ `¨ \/ ゞz ソ// / ./}/ i (まるでユウキさん達、『聖人』を思わせる印象ですが・・・・・)
/>\ 「⌒ , /イ / j/ | > ´ ̄ ̄
/ / .\{八 /イ }/ | / .ィ  ̄ ̄
/ / ノノ i\ _ イ / / ト、 ./ / ・・・・・王様。そちらの方を紹介して頂けますか?
/:. { 〈 :. j } :.. ` イ_..ィ/ ′ i!/ /
/ .{ l Yミ、 ' ノ´ ≧=≦:::::::::::::::{ / / 私の予想では、ユウキさん等と同じく聖庁から派遣された
///, ', V .〈 ミ /彡V /: : /::}::::::::::::::::乂 _彡' /
/ 〃 } } / ⌒ヾr ) }} ,: : :.ハ::':::__:::::-=彡}´ , / / 聖人の方ではないかと思うのですが
{{ /// { i i { ,〃 |: : :ト、::::::::::::::::::_ノ-.、 / / ´ ̄
{ ',.// // ,乂ト..__|//、 |: : :|:::::::::::-―/ .′ /
//}/ /.\' / // / \..|: : :|:::::::::::,.イ乂 { { { /
/ { i {/ / /\\'./ ./_}\ \: :.|:::::/: : /} >==:| | ./ - 4295 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 17:22:18 ID:Kf5XCYFK
-
,,,_ >-‐‐ゝ`丶 、
_。ィ _,,,, _ ;;、\/}!
_。 / `丶;;rへ_}ト、
_.,,ィ" ./ ';, u. ー- ヽ ヽ`
⌒フ .::: .{ i! ヾ'\_
./ ....::::: ....! ィ三三ニニミ、 ノ )ij
_,ィ .....:::::::::.........`ー、 `''''" /ニ`ヾ"〈; rイ
 ̄/ ................:::::::::./ -‐- ヾ n ゝ \\
,イ ..::..::::::::::::::::/::::::{ =‐"/ ヽ\_
ノ ./:::::::::::r-‐イ;;::::::{ ヽ ィ....,;::::::ノ ・・・・・あ、ああ・・・・・トヨアシハラの頭領、トモエ殿・・・・・!
-‐.7:::....:::::::::::::{ rへイハ:::::〉 丶 ., ,ィ≠=ゝ
/!:::::::::::::::::::{ ヾr { iイ ヾ;;;、 / _/::ィ"ニフ
" |:::::::::::::::::::ヽ \.ゝ u. `;;;', .i 7:::::j /=イ} この者は・・・・・別に、何でもない・・・・・という訳でもないのだ・・・・・
j∧::::::::::::::::::`ー 、 __、 ヽ i{::::! ィ-ー"ヽ
ヾ::::::::::::::::::::::::::ゝ" ヾ;, ', ハ:::! ィ"`〈 何というか・・・・・あまり公に出来ない立場の者でな・・・・・その・・・・・
ヾ:::::::::::::::::::::::ハ ヾヽ;, {:::`-":::.:.:.:.ヽ
\:::::::::::::::::{ ヽ `ー- ,,,__!;;::::::::::::::::::::::::ゝ
_,,,_ゝ;;;; --亠ー-- ゝ,,,_ "" 7ヾヾ`ー`
r"" __,,,_ -―- ,,,,__ `ヽ,,_ ./`ー- 、
レ''": : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :丶_,, ヾ_,,,,-..、 ゝ、
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \,,,__ ヾ::) .ハ!
_,,,, -―≠==> ⌒`<: : : : : : : : : : : : : : : : : : ソ-≠、: :i、___
/: :ー--、 \/////>、 \//////////////ハ__ヽ__ノ////ヽ__ゝ、
rく/ / /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\⌒ヽ
/=\ / \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)/L_
__/ニニ \/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: / .|-_
/ /ニニニニO| \:::::::::::::::::::::::::::::::::/O |ニ-_
// _|ニニニニニ| /::::::::::::::::::::::::::::::::| | /ニニ-_
| |ニニニニニニニ/ :| ::::::::::::::::::::::::::::::::: | |. \ニニニ-_
| |ニニニニニニ./ .:| |:::::::::::::::|::::::::::::::::::::| | \/\_∧
\ニOニニニ/| ..:| : |..:|:::::::::::::::| ::::::::::::: |:::\ /
\__/ .:| ..:|____∧ |.::|:::::::::::::∧ ::::::::::: |:::::::::\ O /
/ / .:| | ..:| /\', | ::::::::://', :::::: | :::::::::: |\__/ ::|
/ / .: :| | ..:| :/__ 八 ',:::::::/ _', :::::| .:.:.:.:.: | ::::::::::::::|::::::::| ・・・・・どうも王様は、私を紹介したくないみたい
/ / : : | | ..:| :乂,,..____,,. 、 ',::/ ,,.,__,,.乂 ::| :.:.:.:.:. | ::::::::::::::|::::::::|\
/⌒7 .: :| | ..:| ⌒冖''" \ ∨ `"冖'⌒ Y .:.:.:.:.:.| ::::::::::::::|::::::::|::::::\ なら、自分で自己紹介させて貰うわね?
/ / / . : .: :|\/| \/ |:. __彡\ .:| .:.:.:.:.: | ::::::::::::::|::::::::|::::: | \
/ / { | / :|/\| /\ |/, 、 /.:| .:.:.:.:.: |.:\/.:.|::::::::::::::::|
,: { 八 | . : .:| | ..:|:込 . :.:.:|:\/ |.:/\.:.|::::::::::::::::| ――私の名前は、アンティリーネ・ラ・フーシェ
{ :{ ∨| :/ : : | | ..:〈:/个 v ァ イ∧.::|:/\ | .:.:.:.:.:.:.:|::::::::::::::::|
人 | / : |\/|.::\/.:'/ニニ〕>., ,...<〔ニニ〉 :.:.:.:.:.::.| .:.:.:.:.:.:.:|::::::::::::::::|
\ | | 八,/\|八/\ '/ニニニ.\_>-<__/ニニニ./.:\/.:/|.:\/.:.|:::::::::::: 八
| | :/ ∧ |/∧ '/ニニニニニニニニニニ/.:::/\/ :|.:/\.:八:::::::::::::::::、
| |.:/ //∧ 〈_/∧-/-'/ニニニニニニニニニ 厂 ::::::: / ̄| :::::::::::/=)\::::く⌒::〉
| | / ̄ ̄〈彡 ̄ \ '/ニニニニニニニニニ/::::::::::::/ j\//ニニニ.\::/
| ' ∧|:i:i:i:i:i:i:\ 〈ニニニニニニニニ/\____/ 厂\/ \|ニニニ\
/( :| / / ̄ :|:i:i:i:i:i:i| \ (\_____/'7: ̄ /i:| .::::::: / .:|ニニニニ..\
八 \,ノ :/ / |:i:i:i:i:i:i|__\______/:::/_|:i:i:i| /::::::/ |ニニニニニ.\ - 4296 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 17:24:41 ID:Kf5XCYFK
-
_____/⌒\
___.、-''">::::::::::::::::::::::| o \__
//⌒// /:::::::::::::::::::\八 __|八
| ̄\/ / ⌒:/::::::::::::::::::: `、\ \ニニ.\
|ニoニ|/ :|::::::::::::::::::::::::::::',:\_/⌒\\
/ニニ/ |::::::::::: _|__:::::::::::::::::::::::::\) ) \
/ニニ/ | |/ |::::::::::::::::/\::::::::|:::::::::::|:::::\:::::\ }:::)
\oニ /:| |/|\ :::::::::::/,斗t≠ミ \/| \:ハ::::::::\_ノ::/ _
/ 7 :| 斗t≠ミ\:/ ヒぃ.) |/\| /\|:::::::::::::--< /ニ|____
/ ∧/:|\ 乂 ヒ炒/\ |::::::::: | \/|:::::::::::::::::\::\ / ハーフ
/ / :∧:|/ ∧ / 〈i |\/| /\|:::::::::::::::::|:ハ:::::)______/ ここより北、メロスト伯領に父を持つ、人間との混血エルフよ
(__/ / , \/|\/ ∧ _ -ァ |/\|∧:::::::|:::|::::::::::: |/ニニニニ/ニ
7 / .:| /\|/\ 个 /::|\/| |∨::|:::|::::::::::/ニニニニニ.//{:
/ / :| 八\ ∧八_> .,_/.:-=|/\|:>|∧:i|'⌒ 7ニ/ニニ_ ノ::::: {: 私自身は貴女の予想と違って、聖人じゃないけれど
, { :|\/{ ∧ /\_/-=ニニニニニ.| :::::: / |::::::リ |ニ/ニニニ(:::::::Y´人
人.:八 :|/\}/.:\ (/-=ニニニニニニ|:::::: , |::::/ |,/ニニニニ\_ノ/// 私の母は、確かに聖庁の聖人だったわ
\ :、 八 〈 {:i:i:i:i\{\ -ニニニ=- = |:::::/ / ``~、、///////
\ ( \ {八:i:i:i:i:i:i:\/ ̄/ ̄|:i: ̄|:i|:|/| / / _ -=//////////
\ /: \ | 〈:i:i:i:i:i:i\_{:|___|:i|___|:i|_,/\|_ ∨ /:/ /////////// そして私は・・・・メロスト竜伯の、『神子』でもあるのよ
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/ \. :.:|,: \:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::i:(::>:〇::<::) _/ |/////////// ――この意味が分かるかしら?異邦人さん達
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□ - 4297 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 17:24:49 ID:XbI97O4r
- これがグレイがモードレッドに語っていた「後ろ暗い秘密」かな
- 4298 : かぎあな ◆okFxcPf1vY : 2023/07/16(日) 17:25:01 ID:Kf5XCYFK
- 今回はここまでです。ご観覧ありがとうございました
次回の投下は7/23(日)の予定です - 4301 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 17:27:26 ID:6N7RGjYO
- 乙
準にゃんに興味持たれそうw - 4306 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 17:31:05 ID:1wkjOnly
- 乙 こりゃーとんでもない爆弾だな 何気に神子については良く知らないしな 異邦人
- 4308 : 名無しさん@狐板 : 2023/07/16(日) 17:32:01 ID:G+J32UPH
- 乙
またこの世界の謎が出てきたな
江炉前エルフ 〜金髪エルフ編〜
220円
コメント
そろそろ読者にも理解度現地民が出てそうな技術水準やな
俺、化学合成分野に関しては現時点で無理だわw
10nm単位のEUV露光とか、電力足りるんでしょうか。
光は粒子でもあり波でもある
ついにここに辿り着いてしまったか
現代科学でも答えが出せてない難問