やる夫はスカヴェンジャーのようです 外伝 サイボーグ+1 第5話
◆IL/7VRqS7E氏の作品集 ◆IL/7VRqS7E氏の作品集
2024年7月10日
402 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 22:01:02 ID:Ez9w5UVw . . i : ; | | ひび割れ : Crack i ; ノック .| Knock |: 。 | ダニ :| Tick o .; O 斑点 : Fleck i ; .| | ハック |: Hack 。 | クラック ! CracK :| : :! .;: 。 、 . | .。 ゚ ,、人,、' `^⌒^´ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 夢を見る。一言から連想するように自らの過去が、フラッシュバックで蘇ってきた。 ゴミ溜の光景。そばかすが目立つ母親。ダニに悩まされた幼少時代。闇夜に閃いたマズルフラッシュ のせいで、目に焼き付いたFleck(斑点)。その閃光は、代金の支払いを迫った母へ向けられたもの だったはずだ ひび割れた土地。通らないスコップの歯。埋葬することすら出来ず朽ちていった母 ゴミ溜で拾ったPDAで生きる術を手に入れるまで、浮かび上がる過去の数は…… ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
405 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 22:04:56 ID:41Ofb9tE Oh… しょっぱなからハード… TS義体のやる夫かな?
407 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 22:06:18 ID:Ez9w5UVw | クリック | Click : i 時計 ; Clock .| むしり取る |: Pluck 。 略奪 | Sack クソッタレ :| Fuck o .; O _,,,、、r-ー ' ´ rー ''''''¨¨´ _ ,, 、、 r - ゚ー 、、、,,,,,___ ,、 r ' ´ 。  ̄`¨'' ー 、、,,_ ,、r ' ´ ゚ __,,,,,,,,、、、、゚ ,,,,,__ ・ `'' 、 ,、r '´ ,、r゚ 。- '''¨´´ ̄ ゚ ・ ・  ̄``¨''' 。 、 ` ,、r '´ ,,、、r -。゚ ー r'ゝ、_,r'ヾゝ-'´!、 ー 、、゚ ¨`ヽ 、 ,、r'´ ,、r'´ ゞ'´ _,,,,、、、、、,,,,,_ ヾ・、゚ `゚ヽ。、 `ヽ、 r '´ , r'´ , r' ´。 .r゚、 _r'´ `ヽ . ,ゝ゚。 ヽ `ヽ、 ヽ , r' ,r'´ ,r ' \`¨''`¨'' ‐ ''¨´''''¨´/ ヽ `ヽ、 ヽ、 r' ,i' ,i' `¨'' ー---─ '''¨´ ヽ 'i ヽ { { { } } } 'i, i, i, ノ ノ 丿 ヽ .ヽ ヽ、 , r'´ ,r' ,r' `ヽ、 `ヽ、 `''' ー- 、、,,,,,,,,,,,, _ ,,,,,,,、、 r '´ ,、r'´ , r '´ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 覚束ない手つきで弄る仮想キーボード。警備システムをだまくらかしてちょろまかした資材。 それを売って、いつだか母親が手放した父の形見の時計を質屋から取り戻し、半時間後に チンピラ共に引きはがされた その後……その後は……その後は……? ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
408 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 22:11:34 ID:Ez9w5UVw 「Fuck! いい加減起きろ馬鹿!!」 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三  ̄ ̄二ニ≡=--=≡ニ/三三三三ニ/三三三三三三 / ∨三三三三/=≡ニ二三三_ / / ¨/:/ ̄ ̄ :/ / /:/ / /::. ______/:/______ :/ /: 〃 ̄ ̄ ̄/: ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 丶 : / {{ //: / } /: || /: .://:: | :/ \__/_________//_/ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ // // // ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 肩に走るShock(衝撃)。意識が浚われるように浮上する……Fuck、何時もこうだ。ナニカしようと する度に邪魔が入る 目を開ければ、そこに移るのは見慣れた座席だった。移動用の中型トレーラー。簡易メンテ 設備やら通信機材に解析装置、後は大量の装備を積み込んだ即席の移動要塞。俺達の城、 共有財産であり足であり、チームの象徴だ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
410 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 22:16:48 ID:41Ofb9tE TS義体の本筋はだどっちか考えると…
411 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 22:16:52 ID:Ez9w5UVw __ __ .'//ハ ///ハ ////∧ |///∧ i/////∧ |////.ム |//////ハ ,.. -――- .!/////ム |/////,.イi:::::/::::::::::::::::::ヾr--r---! |/////:::{ {:::::{:::::::::::::',::::::::L __|___} 乂/,/:::::::マ::::::',:::::::::::::i:::::i::::::::V//ノ ハ::::::::ハ::::::',:::::::::::ト、::i:::::::!:::T i::',::::、二_\:ー::::::::i二}:::::/:::::i |:::',:::{マ´んミ、`ヽ:::}ニ/::/:::::::, |:::::ト∧ マソ , j/ /:イ::::::::/ ',::::|::::{ヘ _ /::::::::/ ヽ:!::::!从≧:. __`ィ:::::::/ .r≦\{.-/ j __彡イ ム二ヽ{/ r'' }ヘ !ー- 、 漸く起きたか、ボケ i/ハ二./イ^} |` r':.リ\{ニニハ _j///i二{{ ヽ乂__jィ/ /ニ二//.{ ビズの前によく寝られるな、お前 ノ///.リ二乂 }::::::r'' _/ニニ∨//! ///./二二ニ∨::::::}/ニ二二\ { ////二二二ニニ ',:::/ ニ二二二二∨ /////{二二二二ニ∨.ニ二二二二二} ,. -'-―</八二二二ニ===ニ二二二二ノ ', `i ≧=--二-―-二ミ二二二彡/! } _ { _}二二二二二二二 {/////| /{ ,イ ヽ} {ニニニニニニニニニ|/////i'レィ ´ ̄ヽ..__ \ ', .ノニニニニニニニ/ニ{/////ノ / \/ニヽニニニニニ/ニニ乂 ̄ { r::r≦ニニニ\ニニニイニニニニ\--ィ r=ミ≧ ..、 iヘ::}ニニニニニニニニニニニニニニ} . {{ }} }///≧{_ソ j j≧ニニニニニニニニニニニ.イ ! `'' - ..,/////ノ::`''<ミュzz ニニニニニニzzュ彡ヘ | ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 揺れるトレーラーの車体。軽くサビが浮いた壁……目に映る仲間 カメラアイが収縮して、ピントを調節させているのが分かった。自動人形特有の、人間らしからぬ “わざとらしい”機械っぽさ。頭部の砲撃補助センサー、腰部ジョイントから映える不釣り合いな 独立機動型砲撃機関…… 身に纏うのはJKスタイルとも呼ばれる、前文明のファッション。人の姿をした人形を着た人間…… 何が何だか分からなくて頭が混乱してきた ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
413 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 22:19:25 ID:x1E65n8E ああTSチームか
416 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 22:21:21 ID:DndWrHmU ド嵌り天龍ちゃん!
417 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 22:21:35 ID:Ez9w5UVw ェ , >=‐‐‐‐=ェ.、__ ソ乂 /}>.´/ / .∨ ,イ三ミ|i___,ィ'---ェ、,__ / .∨ ∨ 乂三.乂<"''''‐‐----- ./ ∨ ∨.、 ノ::::::::}::::::::: ̄> 、 / } .} ∨::::::::::::::}::∨ \ .{ } i} }:::::::::::::::|::::::ヽ ∨ \=-ゝ .∨ ;;;乂 _,ィ==} ./} i::::::::::::∧::::::::\ }、_ ∧ ∨;;;;;;ゝ Ⅴノ } /〉}イ |:::::::::/ >::::::::ゝ} `'' Ⅵ\ノ ." } ///::}::::/ >::、\ _ ェ .、_ |/|/ ./::::::::ゝ、  ̄ ガリッ ./ 〉´./ 〉.\ .,ィ'i.>..´ ∨ .〉 {ノ_ノ_/´)''''"i´{ >彡ミi、 それこそFuckのしすぎで頭が変になったんだろう ,ィ'"∨ / >ゝ<彡''" } ,{ ノ / イ{}三シ´ ̄ ̄ ̄} 主に貴様のせいでな / i''" /:/}.}ミ/ | ...ノ } /::::://}}ミi | ..ヽ, / ヽ:::}.〈ノノ|i | } { }:::}.iゝ.ノ | ∧__>{ |::}.|三| { | .∧ |::|_|三≧===ェェェ___/ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ タブレットを囓る音。多分、何かのコンバットドラッグだろう。脳殻に収まった脳味噌にまで届く、 義体使用者特注の一品…… 見やれば、同じように座席に腰掛けたピンクい頭のガキ……にしか見えない仲間が座っていた。 足下には砲塔のようにも見える20mm弾をばらまく腕部装着型武装のボックスマガジンが適当に 投げ出されていた。弾のベルトリンクでも確認していたのだろうか 軽口を叩きながら戦闘用意を調える義体の死肉喰らいは、一本の刃物を連想させる。諸刃で 柄も短い、殺せりゃそれでいいと主張する実に無骨な殺意の具現 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
419 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 22:26:12 ID:Ez9w5UVw /: : : : :≧ 、 {: : : : : : : : : :\ > ´ ̄ `''<: : : : : ヽ / \: : : : : 、 ,ィ マ: : : : :', ./ _/ / ト ', ∨: : : :.', ./ / /__`.i |_ ',__ |. | ∨: : : } / / .《沁マ{ | _\`ヽ. | V.: : ノ / j/.i .ゞ' ', !´イ沁》 !. | マイ、 / / .} , ヽ{ ゞツ} , V .\ / /i {八 / / / .i iV⌒ i | 人 ヽ 、 _ /イ ./ | | そこで頑なに俺は悪くねぇって面出来る辺り、 { { 乂__> ≧=- / / } .} | 流石だよなお前 乂_>/ /: メメメ }メ爻//V / / .! ./ ∠: : _} ィ }爻/爻/ー=彡-.、 { /}ー}_ 彡./ !メメ>//: : : : : : :.V! .>- 乙ィ / /ハ |zz.//: : : : : : : : : :|ハ ´: : : : : j≦zz乙_人_{: // : :/: : : : : : : : :.! ', /: : : : : :/: : : : : :/: : :.// : : V: : : : : : : : : : | ', /: : : : : :/ : : : : : /: : : : :{/: : : :.j/: : : : : : : : : ノ , ,: : : : : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : |: : : : : : : / ∨ {: : : : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : :!: : : : : :/ ∨ 八: : : : : : : : : : : :' : : : : : : : : : : : : :/: : : : : /. ∨ ヽ: : : : : : : : : :i.: : : : : : : : : : : /: : : : : / ', ≧z: : : : : : {: : : : : : : : : :ィ : : : : : : ノ | ', } : }: : :≧ 、: : __.:z≦: :/: : : : : : :/ | i | : |: : : : : : : :{: : : : : :/ : : : : : : :_} ! i. | i | : | : : : :| : : : : : : : : ': : : : : : :/:\ ., | ! | : |: : : : | : : : : : : : /: : : : : :./: : : :\/ ハ { | ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 軽口に答えるように響く軽口……悪態の応酬。慣れたやりとり。無駄口と腹が立つジョークで 先に精神を昂ぶらせて、仕事へのストレスを軽減する。荒事師が無意識にやりがちな、特有の 安っぽくてテンプレートな振る舞い 本来なら脳殻の機能で恐怖も混乱も簡単に抑えられるはずの義体使い共には、必要の無い 儀式。それを敢えてやるのは、生身だった頃の習慣を忘れないためか。それとも俺を気遣って のことなのか…… 見てみれば、座席には嘘くさいほど整った笑顔のパツキンが居た。いい加減見慣れてきた、 俺達がこんな様になった切片。自動人形のボディーに収まった人間の……野郎。手はフリーで、 近接戦闘時に使う熱単分子ブレードの刃を弄くっていた。無線操作で車を操っているのだろう。 独りでに動くハンドルが、彼奴がオンラインであることを報せてくれた ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
420 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 22:26:27 ID:7kHCKxEc ああ、やる夫が搾られてるチームか
421 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 22:27:12 ID:41Ofb9tE 視点はやる夫でよかったのか
424 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 22:32:12 ID:Ez9w5UVw ,.-、 / .l /`ヽ / ./ / / .,..-、 /ヽ/ / / / ./ l / l l ./ ,' / / ……さりげに手前も関係御座いません / | | l l ../ /.,..-、 l イ l j .| / /./ / そう振る舞う辺り、流石だと思うお .| ', `´ ヽ' /./ / l .l \ 〈./ / | `ヽ .\ ,' l \ `''-..,,__ .| .', '., | .', l | .ヽ ./ / l / ./ / / / / / ./ / / / ./ / ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ぼんやりした意識。不意に落ちた眠り……どうやら仕事前に落ち着こうと一服キメたのが、 あんまり良く無かった。前文明が作り出した、安心安全で後遺症の無い鎮静作用が高い薬物…… 多幸剤とも呼ばれる代物を一粒含んだのだが、質が良くなかったのかも知れない。良い具合に 緊張は解けているが、真逆仕事の前に寝てしまうとは 慣れないことはするもんじゃない。軽口を言うために漸う定まってきた意識に鞭を打ち、現状を 認識させる。今は仕事の少し前、移動中のトレーラー、二級遺跡の攻略……目的は金と武器。 眠気を払うように顔をやれば、目に違和感。網膜投影型のモニタを入れたまま寝たから、粘膜が 乾いたらしい。後で目薬が ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
425 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 22:34:26 ID:41Ofb9tE この硝煙臭ささとハイテック感… いいねぇ
426 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 22:37:07 ID:Ez9w5UVw ///\\} |,,.. -―-.. __| | 〉 . /// >f'"::::::::::::::::::::::::::::::|_ |___ 〉 ///二/{{{{:::::::::::::::::::::::::::::::: | _|____〉 .{ {{__ア::::::{{{{/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |] | | iL 〃:::::::::{{{{:::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::[ |に二可] 〃::::::::::::Ⅵ:::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::V 夊こ__ツ! /::::/::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::::::',:::::::::|:::\__ ノ {:: /:::::::::/ 、::::\::::::::::::::|',::::::|:::::::::::::|:::::::| {:::{::::::: /__ \:::::...、::::::|__,:: |:::::::::::::|:::::::| {:::{::::::::{⌒x=ミメ 、:::ノ,::::|z∧:::|::::::::::: ,:::::::, 色々と隠して生きて楽しーか、おめーら {:::{::::::::{xイ ん心゙ |',::!⌒ Ⅵ:::::::::/}:::::/ {:人::::::{, 弋zツ } 、VxXxXリ::::: /_j:::/ ったく……オイ、それよりマジで大丈夫か? \jハ 〈 ¨¨¨¨¨l:::::/::::::::{ |:::::∧ 爪'::|\:::\ 俺らはお前のマッピングと支援に命預けてんだぞ |:::::{{込、 (/⌒_) /::/:: | ⌒` __ -=ニニニニ{⌒ ー-=ニ __ イ:: ∧::_!≦ニ≧x、 寝ぼけてトチりましたってのはマジでやめろよ {ニニニニニニニニニニニ{  ̄”“''く ̄ ̄\//\ /{_ノ ̄__ニニニニニニニ, / }___j―‐=ミ く_/_/__ノニ=‐‐ニニニ/7⌒7=‐- '\//////////\ / ノ(__ニ=/./ { } ≧s。_ / 、/////////∧  ̄ //////// 厶イ { / |__ >//////// ∧ ///////////// ! ∧__/} ,///\_ ////////////,} ////////////// }/XxXx/ /////////≧s。///////// ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 後で目薬を差さねば、と思っていると、両頬を強引に捕まれて首を動かされる。咄嗟に脱力して 合わさなかったら、首の筋を痛めていたかも知れない コイツは未だに前の義体の感覚でいるのだろうか。今の自動人形フレームの機体は、以前の オンボロキメラ機体よりずっと高出力だというのに。角砂糖を潰さぬ力から、ビリヤードの玉を 握りつぶすまでの精緻なコントロールが可能だからといって、当人が制御する気が無いなら 全くの無意味だ。後でちょっとバグでも噛ませて目を回させてやると決意 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
427 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 22:38:28 ID:6VuMGqYQ これはッ!! 「現場に到着する前に延々とイチャイチャし続ける」匂いがしやがるぜ!
428 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 22:42:01 ID:Ez9w5UVw r=≦}=-‐…‐- _ r≦/ -‐ ァ \ し/ / / { 、 丶 / / ′ , '. '. / { { | i { } } '. ′ ,.{ { | | ||ヽ__ イ_{ | { / ∧ '. -‐≦_ \ ノjレ∨{ { /| ハ '. { |ィ苅 ` }く ´ | | { l { { (_'. '. { ¨´ ′ Ⅵ | ∨ \ { }}ヽ'. 八 ,.., / ∨ }/ __\{>s。 __/ / 〈フ ∧ \‐ 、 -〈 ‘ 、 、 { \ 丶ヽ // ‘, \ _、 ノ´ ト、 | | /-く ‘, j{ | ` |::‘,_} !、 アンフェタミンなら医療用パックに入ってるが / \ ‘, j{ハ!`丶、_.. -┘:::‘,∧{ /{ 、 ∨ ||::::::::::::::、::::::::;::::‘,ⅵ'. 要るか? , ┘ ‐- ||::::::::::::::::丶::::::::::‘,i{ '. }、\ -‐ } ||::::::::::::::::::::::::::::、::::}i / / \\  ̄ } ||::::::::::::::::::ノ:::::::::∨}{/ 「……いや、いい。今日はシラフで居たい気分だお」 . , .>、\-‐ァア丶j[ ||:::::::::::::::::::::::::_/i..|i{ / , ´ \_/ } j{ |{--―ァ  ̄ ..|i{ . ′ 、 \| |i{ / .'..{ii{ 、 丶 | |li{ ′ ! ....ⅷ 、 ∨\ ′/' ||{{ , i.....ⅷ \ / ‘, // ||{{ ′ |... ..|{{_ Υ └xく´ Ⅳ { .....| } | /└-- 、\ハ___....-‐.:´}.....| ,′ 、 { 、 \ |:::::::::::::::::::::::::::::{...イ ヽ  ̄\_、 ヽ \_」 ノ:::::::::::::::::::::::::::::∨{/´ 〈 ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 馬鹿を振り払って心配要らんと告げる。目は冷めた、仕事は出来る。冷たい水と一杯のコーヒー が欲しいとか、贅沢は言わない。それは仕事が終わった後、明日の朝に楽しむとするさ。その ためにはくたばらず、今日の日銭を稼がにゃならん 高性能なだけあって、こいつらの体は大メシぐらいだ。実際に食うという意味では無く、メンテ 費用を含むランニングコストという意味で。特に、装備を身につける途中だからと惜しげも無く 晒された、偏執的なまでに整ったボディーライン……その皮下のシリンダーや装甲板は消耗品 なのだから しかし、こいつらちょっとコンバットドラッグへの認識が軽すぎやしないか。デトックスが簡単な 義体使いと、フレッシュな人間様を一緒くたにされると貯まったもんじゃないのだが ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
430 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 22:49:27 ID:Ez9w5UVw -―ー - .. /: : : : : : : : : : :≧、 /: : : - ― --< : : :\ > ´ \: : :\ / \: : :', / ′ { 、 ', マ: :.} , i ', \ .i ', ∨ \ j i ト ',ヽー-- | i ∨ \ ′ .| 斗ヾ´ヘ. ', ィz=ミ、| | マ {⌒ , | .jィz=ミ\ ', f沁 》 |ヽ ', , / | 《 泛} ` マソ ! .! \ 乂 / ハ トN マソ / / , .\ ヽ そうかい。なら痺れるような指使いを /イ i', | ヘ /イ / ! } \\ 見せてくれよ ノ |ハ .{ ∧ 、 _ ノ /j / , ハ } } ヽ / j }/| i }≧ .. __ ..イソ/ / / ハ リ } いつも通りのな 〃{ { j从j/}////,Y/////メ_ //_ }/ } // / { 乂 ',-―===≧= }____{=≦ i-./: : : :V./ ., ∧ もうじき到着だ。準備はいいな? ./ .乂 __>\:i: : // 〃 /_{: : :/: : : / ./ ∧ / / i:` ̄ :|: く イ i |/ \: :/: : < __ イ ∧ / イ |: : : : j:/\// .|_ | ./ /: : : : : :/ ! \.∧ / / / |: : : :く / .| {/: :V: : : : : : ; .! ', ∧ / .イ / / }: : :./: :\./ ', 廴__j: : : : :, : : : : ./ , } ', / ./.{ i/i / |: : /: : : : : .\∨/: : : : : : :', : : : ; / ! ! , /i ', { .{ / イ .}: ′: : : : : : :.:Y : : : : : : : : : ',: : :/ /} ., } ′., .! ',. ', | i / | !:{ : : : : : : : : :.i! : : : : : : : : : :}: :/ / j / / ./ { i| ', { \ ! ! { : 八: : : : : : : : : |: : : : : : : : : : 八′ , / ./ / | | ',. Vハ. \ ', .ハ |: :、: : : : : : :.:.|: : : : : : : : :./: :/ // // / 乂 ヽ \\ }ヽ \ !: : ヽ: : : : : :.,!: : : : : : :.イ: : / ./ / / / ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ そのナリで前と同じ感覚の軽口を叩かれると、何だか凄く微妙な気分になる。卑猥な言葉を 口にされると、頭がちょっと軽そうに見える、いっそ下品なまでに女の魅力を詰め込んだ体が 尚更淫靡に思えてくるのだ。中身は年もあんまりかわらねぇ野郎だというのに。まぁ、私はこいつの 生身だったころの面を知らないから、別に抵抗はないのだが 思い出す前の体は、非人間型の無機質なフルフェイスヘルメットみたいな面をしていたから、 尚更印象が薄い。怪物の中から美人が生えてきた。そういえば信じる馬鹿が、世の中には 結構居そうだ ……冗談は兎も角、人差し指と親指だけ切り落とした手袋の下に、きちんと仮想キーボードを 操作するためのセンサーが身につけられていることを再度確認した。虚空で指を蠢かせる だけで、こいつは煩雑な操作も必要なく機器をコントロールできる……電脳世界に伸びた、俺の 体を操作する要だ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
431 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 22:50:49 ID:41Ofb9tE 愛宕さんはビッチキャラ似合うもんだなぁ
432 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 22:52:28 ID:T5xHxLC. >>431 一途!一途ですから!
433 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 22:55:23 ID:Ez9w5UVw _,.ィ二ヘ,._ .ィヘヘ仁三三ソミヘ二三二ュ, .ィヘ三二ニ=r f三>'"¨}三三三} _,.ィヘ三「 r ヾ丶ヾ i二i ヘ三三三{ー`ヽ, _,.ィ二三三ir゙" ソ ア´ ̄ ̄`'丶、 ∨'´ ヽ,三三ハ l仁iノ二二三l .ィ´ iソ`ヽ>=一<`ヽ、 iヘィ仁二三三℡ュ, }三三二三三ヘ / / l/i /∀ゞ、 ヘi三≦三三二二℡ュ,_ Ⅷ斤廿三三}≧ュ仁i l } { ソミ彡、ソソ二二三三二二二℡ュ, . . .:. :.: .: .: .:.: .: ..: 二二,,_,.、..: .:.. ;.;.:.: ; :.. ;.;. :.: Ⅵハ三/ ̄`ヽ,ヘヘi .l`ヾ、r=≦三二 iソソ三三三ソニ二二二℡ュ, . . .:. :.: .: .: .:.: .: ..: ―,.、__  ̄ ̄__,、_ '` ̄ ̄ ̄:...  ゙̄'ヘ川∧=-‐-ニ三ミ>'゙¨ ̄ ̄  ̄`'ニ=ュ,.`' ̄ ̄ :.:. :.: .,.、__,:二=二二,,_,.、..: .:.. ;.;.:.:  ̄.: ;;.: : ̄ ̄'`ヽ、_:: ,.Ⅵ三二≡=‐'"¨.. . .. . .  ̄ ̄__,、_ '` ̄ ̄ ̄:...  ̄ ̄'`―''"´. . ; :.. ;.;.:.: ; ,;__,,.、_, : .:.:: .:. :.: .:.:: :. ___,.、.__ ――,.、__  ̄.: ;;.: : ̄ ̄'` ノ  ̄ノ ̄ ヽ ____.:.: .:: _;;'_,.、 .: .:__. ,;.:' ――'`―― ̄.-'`  ̄ r/ / ///∧/∧.:: :.  ̄ ̄ ̄.:. .:.:: ; . , . ;: :.: :.: . . .. . . .. :.:.: :.: : .:.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _;;'_,.、 .: .:{! _// {!,//∧/∧  ̄ ̄ ̄'`――― ___r―ァ―┐__ _ , , , , , , , _, , , , , , ,_ , , , , }! ミ 三(ミ {!/////∧/∧.: ,, , _, r‐へ人 /ー=lー┐  ̄ == 三三rへ ー / > ― 三ヽ厂 二 ヽ//ヾ .:.:: ; . , . ;: :.: :.: . . .. . r┤ミTフ ⌒ く Χミ コ ___  ̄ ̄ :.:.:.:.:.: _ _ / 。 o 〈_∠〉  ̄ ̄>┐  ̄ == 三三rへ """" rァ ⌒  ̄ ̄ … :.:. |ト V """ _ ∠Ζ//,L :.:.:. _ `` … " " :.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:. ;  ̄ __|〉 人l |l || 厂 ̄ 厂 / \Y∧7ハ .:.:: ; . , . ;: :.: :.: . . .. . _厂ム \ :.:.:.:. …:.:.:. :. :. ⌒ ̄ / ヽ \/ 人_{! \ ノ ∨ ノ'/∧=-  ̄ ――'`―― ̄.-'` '彡三三7 :.:.:.= :.:.:.:. :. :. r―yヘ l} 三/ ミ/三三ヽ{_〈 ̄\彡\{!ヽフ / ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ トレーラーが止まったビズの場所。ひび割れが目立つ荒れた大地の中に、取り残されたように 口を開ける地下施設への入り口……何処かの地下商業施設に続く入り口だが、中の状態は 悪くないらしく、警備系統が殆ど生きているだとか 並の死肉喰らいなら、例え級が適ってもあまり踏み込みたくない部類の遺跡だ。踏破できるか、 生還できるかの問題じゃない……費用対効果のお話だ。無駄に硬い警備ロボットに浴びせるように 現金と等しい弾丸を奢っても、還ってくるのは価値の下落という名のブーイングだ。そりゃあやり たかねぇだろうさ だが、電子戦装備が整った俺達には別の物に見える。美味しそうな獲物に。正確には、上質な ステーキに仕立て上げられそうな猛牛というところなんだろうが。だから俺は、猛牛に探りを 入れるための下準備として、ダッフルバックの中身を景気良くばらまいた ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
434 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 22:56:40 ID:5Z89X7QA なんだかんだの手際の良さに熟練感を感じる
435 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 22:56:44 ID:CcVo94fE ごつい缶詰を開けたら、美女が入ってました・・・ 流れのへヴィー級義体の持ち主 「あの街って、俺たちみたいなのに親切な奴 多いんだぜ」
438 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 23:00:46 ID:Ez9w5UVw ! ヽ,,__,,,ノ l. .,) .,i'゛ `、 ./ ! ......、 ´ !、,_,ノ ヽ / l゙ .! l´゙l `″ / / ゙̄''、 `''''" ´ '-、 _/゛ ! / `゙'''''''''''''" ゝ....-'゛ ◯ ◯ _,,,, `゛ / ,..-―ー-、 l゙ . l 。 \ / \ ゝ -'゙ 。 / . l ◯ 。 ◯ .! l .ヽ ./ i'"'i .`'-..,,,,,,,.. -'゛ /゙゙゙\ `" ヴヴヴヴヴヴヴ l゙ .| ◯ ゙'-..../ .,,....、 │ .,! /' `'ー'" l ,,,,,、 `'' / l ,,-''" ̄`'''-、 ヽ,,,,, ″ _,,..,,, / ヽ , ―-、 / ゙'i ! | | .} l ./ l . l ヽ、 . / `''''''" ーー ,,、 \ / ´゛ .`'-, `''―ー'''″ ___, .ヽ ,/´ `゙'-、 ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ バッグからばらまかれたのは、無数のベアリング。だが、それは普通のベアリングではない。 バグと呼ばれることもある、小型のドローンだ 普通ならば万有引力に従って落ちる筈のバグ達は、落ちること無く宙を舞い続ける。何百もの 虫たちは、互いに発する磁場で反発しあい虚空に浮かび続けるのだ。バッテリーが尽きる 5時間の制限時間の間一杯まで、周囲の情報を俺の網膜モニターに伝えながら これは俺の目であり感覚器官だ。無線操作を互いに中継し合うから、ジャミングがあっても密度 さえ上げれば通信範囲は何処までも広げられる。今日用意したのは1200個のバグ……適度な 密度を保ってリレー要員を置いたとしても、半径1.5kmは全部俺の知覚範囲に取り込める ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
439 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 23:02:19 ID:41Ofb9tE すっごい高性能なブツを…
443 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 23:06:34 ID:Ez9w5UVw ,ィ/ィ'´ -< ̄ >-‐ ー 、 //'´ ,ィ // / ヽ!_ \ /‐イ / ./ / ,ィニニヽ .ハ / / / / / , , {ニニニノ ハ // / イ / ハ ゝ‐‐彡 // / 、 /i ! , / ! ! i i/〃.! ! \ i i / i イ .i! .! i ! ! /イ/! i ./_ ヽ !.! .!/!i /.ハ i i !iヽ ハ //i/i .ハ !イ抃、_V! ハi‐=ー+ /!/ i ! /! i i V iハ i,イ ! !i/∧! 弋り`\ i __-_ i/ .!.// / ! !' /!ハ i .!ト、!i i从.! ー`¨' `゙ イ=云気、 !!' / / / } i/ /) i i.! `ーハ! ! , いり 》' /./ / ./ノ从! /i .! 相変わらずフレッシュなのによくやる ヽ N .从 `ー¨´ /イ / イ/イ i./ィ/ // ヾ ` ヽ /イ / / / -‐リi !´/'´ 普通なら情報がこんがらがって持て余すだろうに \ ヽ ィヽ'´ ./ /ィメ、 「¨ f丶- ‐-、‐/./‐イ-'‐、//´ニ≧x お前の処理速度はどれほどだ? ! レ゙,、 ニ'_/'´ /=ヽニニニニ> i K 、`ー- 、´_--∠-‐=ニ'-'ニ>゙ ´ \ ! /ヽヽ、ーf´{}V  ̄´/ニニ>´====- _∨ 「オイ馬鹿、暇なのは分かるけど捕まえるんじゃねーお !' ,'  ̄{/〉!!ヽ .ムニ∠ ̄ `} /_ ,' i! !i!i /`´>'′ .: .: イ それリレー役の“群”なんだから安定してねーとノイズが走る」 . _ ,-、 .〈 i ´ i!.!i.i.!ニニ/ .: .: .: .: .: /ニ∨ //イ /ー,-、 \__ __}.!! i !/、 ‐ ‐' .: .: : /ニニV !.ハ i / ヽ ! ` ̄ iニ! Lf、 \ .: .: .: .: /ニニニV ヽ)ノ / r_' < ヽ`< i .!、ニ/´∨ \ .: .: .: .: .:/ニニニニV . <_/_ノー丶< }} .}.! !// \ ヽ .: .: .: .: /ニニニニニ≧x_ 〈_ -i、 _.リ、 .}.! Y ヽ } /ニニニニニニニニV } `¨´ ヽ!.! i! / ∨ \ /ニニニニニニニニニ}、 ` ー---<´ .! / /_}>‐-ヽ_ ,イニニニニニニニニニニ}≧、 ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 勿論、高性能なだけ合ってお安くはないし、扱うのに高いスキルを要求する。何せ1200もの媒体だ。 幾らかごとに群を作って操作するが、その操作量と送ってくる情報の処理にはセンスを求め られる。そのせいで、高度に電脳化してても持て余すような装備でもあるそうだが……俺は慣れてる 要は取捨選択。何が必要で何が要らないか、Pick(つまみ上げる)するセンスが大事なんだ。 一々全部を俯瞰してしまう電脳なんてものがあるから、返って混乱する。大事なのは自分のセンス、 そして経験に基づく直感だ 重視するべき場所とそうでない場所にメリハリ付けてやれば、虫共の王として君臨することは 難しくは無い。ま、慣れるまで何度も情報酔いで吐いたが…… ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
444 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 23:06:37 ID:41Ofb9tE しまったwww
448 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 23:09:57 ID:iBp3VD.Q 精神が肉体に引っ張られる、ってはフィクションにはありがちだけどな でもこの人達、適応し過ぎじゃないですかねえ…?
451 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 23:14:46 ID:Ez9w5UVw / / / / / / ……広いな。一応のマッピングデータを ,' , 共有領域に上げるぞ。ダウンロードしてくれ / / / , 「「「コピー」」」 / { / l タグはいつも通り。赤が敵、青は沈黙中の敵、 r‐ 、 / , グレーはスクラップ / / l , - 、____{_/ , 塗り絵をはじめようかお { / l `ーr-、,,..::'' /___/ | | ノ /l l | / ,.イ ゝ_j . ヽ/ _____/l ! , - '´ __ /l l 弋,ノ . { _,. -r '´ 弋__ノ ‘, {ヽ | } ! ヽ_ノ | , j ', ノ / ヽ、__/ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 仮想キーボードを操作するために指をのたくらせる。一本一本の動作が機械言語的な意味が あって、実体の言語入力とは違うのだが、これの意味ばっかりはクラッカーでなければ伝わらない だろう……しかし、虫たちは命令を受け取ると、雲霞のように地下へと殺到していった 虫たちは薄い群体となって拡散するから、例えセンサに捕らえられても対処は難しい。小さく 電磁浮遊する虫たちは、弾丸の衝撃波で散らされるほど軽い。これを砕くには、空気を揺らさぬ ほど繊細に掴むが、それすら置き去りにして腕を動かすしか無い 直に広がった虫の情報を使ってマップができあがる。虫は空間を飛んで情報を得るから、触れて 光学迷彩すら無効化してのける。何もかもが真っ裸だ。擬似的な空間受動レーダーとさえ言い きれる……しかしデカイな。上手く制圧できたら、上がりには相当期待できそうな遺跡だ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
452 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 23:15:48 ID:41Ofb9tE さすが二級…
453 : 普通の名無しさん : 2016/04/20(水) 23:17:14 ID:x1OdRQtM この級になると過去の技術に追いついてんだな
457 : ◆O27xb/033o : 2016/04/20(水) 23:19:30 ID:Ez9w5UVw . . i : ; | | ひび割れ : Crack i ; ノック .| Knock |: 。 | ダニ :| Tick o .; O 斑点 : Fleck i ; .| | ハック |: Hack 。 | クラック ! CracK :| : :! .;: 。 、 . | .。 ゚ ,、人,、' `^⌒^´ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ さぁ、行こう……声を上げようとした時、ノイズのように唄が聞こえてきた 仕事の時、寝ている時、誰かを抱いている時……いつでも不意に何処かから聞こえてくる音。 バグが立てる電磁浮遊の羽音に混じって、聞こえてくる。俺の過去を浚うような唄が。不快さに 頭を振りながら……俺は膨大な情報の海に沈むことで、過去を振り払おうと試みる。しかし、 粘度すらあると思う情報が絡みついてくる感覚は、まるでその過去そのものに沈降していく ような錯覚を俺に与えてくるのだった…… ・眠いのでこの辺で ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
855 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 21:08:03 ID:uyf9fvu. 過去 Back 悲嘆 Alack 麻薬 Deck クソ溜 Guck 無価値 Jack 嘲弄 Mock _,,,、、 -ー ' ´ ,. - 、 ___,,,,、、 -{。 ゚}--- 、、、、、,,,,,,,,,,________ __.,,,、、 -‐ ' ´ `:ー.´  ̄ ̄``` rー ''''''¨¨´ _ ,, 、、 - - ゚ー 、、、,,,,,___ ,、 ' ´ 。  ̄`¨'' ー 、、,,_ ,、 ' ´ ゚ __,,,,,,,,、、、、゚ ,,,,,__ ・ `'' 、 ,、 '´ ,、 ゚ 。- '''¨´´ ̄ ゚ ・ ・  ̄``¨''' 。 、 ` ,、 '´ ,,、、 -。゚ ー r'ゝ、_,r'ヾゝ-'´!、 ー 、、゚ ¨`ヽ 、 ,、 '´ ,、 '´ ゞ'´ _,,,,、、、、、,,,,,_ ヾ・、゚ `゚ヽ。、 `ヽ、 '´ , '´ , ' ´。 .r゚、 _r'´ `ヽ . ,ゝ゚。 ヽ `ヽ、 ヽ , ' , '´ , ' \`¨''`¨'' ‐ ''¨´''''¨´/ ヽ `ヽ、 ヽ、 ' ,i' ,i' `¨'' ー---─ '''¨´ ヽ 'i ヽ { { { } } } 'i, i, i, ノ ノ 丿 ヽ .ヽ ヽ、 , '´ , ' , ' `ヽ、 `ヽ、 `''' ー- 、、,,,,,,,,,,,, _ ,,,,,,,、、 '´ ,、 '´ , '´ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 過ぎ去った時間。捨て去りたい記憶。痛ましい過去。そう言った物から逃れたいがために俺は 荒事の世界に飛び込んで、相応の成功を収めた。 誰だってそうだ。進んで過去という名前の巨大な腐乱死体に群がる屍肉喰らいは、大なり小なり 目を背けたくなる物を味わったが故に、海底に沈んだ巨大な生き物を貪る、気色の悪い生物と 親戚関係になったのだ だが、その奥深くに堆積した何かが……虚無が語りかけてくる。忘れるなと、これも貴様の一部 なのだと。そして、お前を作り上げた根源の一つであるのだと ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
858 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 21:18:17 ID:uyf9fvu. /: : : : :≧ 、 {: : : : : : : : : :\ > ´ ̄ `''<: : : : : ヽ / \: : : : : 、 ,ィ マ: : : : :', ./ _/ / ト ', ∨: : : :.', ./ / /__`.i |_ ',__ |. | ∨: : : } / / .《沁マ{ | _\`ヽ. | V.: : ノ / j/.i .ゞ' ', !´イ沁》 !. | マイ、 どうしたメカニック / / .} , ヽ{ ゞツ} , V .\ / /i {八 / / / .i iV⌒ 腹でも下したか? i | 人 ヽ 、 _ /イ ./ | | { { 乂__> ≧=- / / } .} | 乂_>/ /: メメメ }メ爻//V / / .! 「突入前にそこらへんで済ませとけよ」 ./ ∠: : _} ィ }爻/爻/ー=彡-.、 { /}ー}_ 彡./ !メメ>//: : : : : : :.V! .>- 乙ィ / /ハ |zz.//: : : : : : : : : :|ハ 「うるせぇクラックされてぇかボケ共 ´: : : : : j≦zz乙_人_{: // : :/: : : : : : : : :.! ', /: : : : : :/: : : : : :/: : :.// : : V: : : : : : : : : : | ', さっさ動けや」 /: : : : : :/ : : : : : /: : : : :{/: : : :.j/: : : : : : : : : ノ , ,: : : : : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : |: : : : : : : / ∨ {: : : : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : :!: : : : : :/ ∨ 八: : : : : : : : : : : :' : : : : : : : : : : : : :/: : : : : /. ∨ ヽ: : : : : : : : : :i.: : : : : : : : : : : /: : : : : / ', ≧z: : : : : : {: : : : : : : : : :ィ : : : : : : ノ | ', } : }: : :≧ 、: : __.:z≦: :/: : : : : : :/ | i | : |: : : : : : : :{: : : : : :/ : : : : : : :_} ! i. | i | : | : : : :| : : : : : : : : ': : : : : : :/:\ ., | ! ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 過去が唄となって脳裏に響く。自分の一部。自分を構成するルーツともいえる、人生の体験。 それが絶え間なくフラッシュバックで蘇る。そばかすだらけの母の顔、闇夜に煌めくマズルフラッシュ、 時計の規則正しく秒針が動かす音と、誰の物ともしれない絶叫…… …………ちょっとでも隙を見せれば罵倒が飛んでくるので、ぼんやりすることもできない。この 下らない軽口が大好きな同僚共に感謝すべきか、それとも恨むべきか判断に困る。本当に 口さがない上、こっちが生身だからとからかってくるのだ だから義体使い共はあまり好きに慣れない……あまりな、あまり ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
859 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 21:18:53 ID:9rteSLIc この距離感がすごくいい
860 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 21:19:41 ID:oVr8SkeE しっかりやることやっているくせにw
862 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 21:22:11 ID:uyf9fvu. __ \ ,, . : : : : : : : : : : : : : .、 \\ _/_: : : : : : :.\: : : :\: : :\ \\ /^: : : ヽ: : : : :.\:\: : : :ヽ: : : . \\ /: : :∧: : : : : : : : :.\:ヽ: : : : : : : i \\ . : : :.i 、: : :',: : : |: : i_\i: : : i: : :.| \ \\ i: j|: :|ノ \: :',: :.:|: : l'⌒Y : : |: : :.| / \ \\| 八: :jI斗ミYi: : : |i : l V 八 : |: : :.ト _ /:./ \\ /:v |:.ヽノ vj 从: : 八:.| ィ: : : :.|: : :.|i⌒ /:./// \\ -=ニ|:. :. ) |: /}_:ノ / Y:. :. :|: : :.|| /77// \\ /'-==八: : ヽ j/ i:. : : |: : :.|| __ _////// \ ,/-=ニニニ\:. :ゝイ / -=彡へ人:. :从-==ニ/ \- 〈////// 先行する /-=ニニニニ∨ |iL千= / ///∧_∨-=ニニ/-=ニ\ \___ -=ニニニニニ((_ノ イ i //⌒ヽ V'ニニ=- /-=ニニニ}___ カバーしろ色ボケ共 _ -=ニニニ>'"__彡イ// Ⅵ ===- /-=ニニニ/-=ニニ ハ(^ ___ニ=- _ rv77 ヘ/≠ ̄/ /// / i_| ==- /\-=ニニ/O-===,/ 無駄口叩いてる余裕はないぞ { ' ̄ i } =- ゝゝノ )ヽ≫=彡' ///' |_| =- /-=ニ\-=/-=ニニ/- ⌒ー―‐‐ \_ ><_ノ- ソ {:{ /イ/ //,|=-,/\-=ニ ゙/O-===,/-= (\ \ ̄ )Vイ//、 / ///,|=,/-=ニ\-=/-=ニニ/-=  ̄\ \ / 、 \ / ///ニ|,/-===ニ /-=ニニ/-=ニ ヽ'' \ \ ///iニ|-=ニニニ/-=ニニ/-=ニ 、 { /=\ 7///lニ|-------{__O-==,/-=ニニ \ イV\//77///i_lニ|ニ=- -=ニニニニ=- __  ̄/|-=\ \__>'" ̄ ̄\二ニ=- -=ニ二二二 //|-===\__ -===-.、 \-=ニニニニ丁 ̄ { {_|=-/ ̄\-=ニニニニ/_\ \-------- ///|= |//////〉-=ニニ/----/// > /|///,'|= |_ > ''"-==ニ/ \ /// //\ ///,|///,'|-=ニニニニ=- -=ニ,/// / /////\ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ フラッシュバックと忌々しい歌声を追い出して、指先と網膜モニタに意識を引き戻した 群を散らして配置し、できるだけ利用する者がここ千年間は死者しか居なかった空間を刺激 しないよう注意する。バグは電磁浮遊しているため、特有の“羽音”を立てる。一つ一つは微かな 異音であっても、無数に寄り集まれば耳を苛む異音と貸す そういった音の存在を、施設警備用の番人共は聞き逃さない。利用客が絶えた今でも、居も しない客の、或いは永遠の沈黙と共に佇む客のために消そうとするのだ。流石に壁面や床を 這う、清掃機器に追いかけ回されてはたまったものではない 刺激しないよう、慎重に慎重に配置を考える……そして、頼りに成る前衛共が侵攻を開始した ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
863 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 21:23:21 ID:JcAgwnh6 ぶっちゃけ一番依存度高いのぬいぬいな気がする・・・
865 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 21:27:38 ID:uyf9fvu. / / / Y ヽ ∨ム斗-.、 :' / / ' ' ∨ム/: : ,ハ ' ' ' ! i ' :} ' ハ: : : : } ' ' .! i .i } i∨ ,ハ ' ノ}: : ノ , .| .{ ' ! /j ! V:.、 ', ! /j~´ヽ 「自己紹介かな?」 ! .! ,ハ !,メ', { `7 T' ~ ̄ヽ、! | ! /リ ヽ 、 ! .! { ィ'.{: v! v /: :j' ;斗zzz≧_| } i ' ,' ヽ ,ハ ', i ! ', ,Vzz≧} /!': : :'^´乂rク'^!'! } i ア ', ハ 膾にされたいか片目野郎 }j iV,≪ 乂rク !': : : : : : :~´: : : :j' ' :j j/ } } ハ .i ',ム{: ^´: : : :j: : : : '"´` ー:ハ / /!/jハ ' }ハ| さっさと無線通信に切り替えろ ノ V! ,ム/` - ´ ノ:, ,' ハ!从 iV } } ノ V:、 ム rっ 八 ,'! / V 、 V ' 次に無駄口聞いたら本当にぶっ放すぞ ヽヽ ゝ、 イ/ ./!'/ j/ ヽヽ V ≧s.。__ .s≦ ,.斗 ≦ Y \! ァ≦ ノ´ V i 斗七77, _j , <///////ハ r:::≦三r7///,ア´ `マ,'ハ ヽ:´r/////ア , '" `ヾVハ \_,///アj/ ヽ,ハ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 罵倒にはそれ以上の罵倒で返さなければ自裁せにゃならぬ教義でもありそうな宗教に入っている に違いない、小柄なピンク頭が先行して前に出る 俺のバグでも取りこぼしの情報はあるし、どうしても穴はできる。そこを埋めるため、斥候として 少し前を歩くのだ。情報共有は近距離の暗号無線通信……彼奴らは通信機のようなものだが、 俺は空いた指を使って忙しくチャットを打ち込まないとならないので面倒だ。とはいえ、声を出して 会話を聞かれるよりずっといいのだが 以前の重量級義体とは似ても似つかぬ小柄な影が、足音はおろか衣擦れの音すら発すること なく、恐ろしいまでの機敏さで入り口へと潜り込んでいった ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
867 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 21:29:25 ID:KznR1Pmg 口悪いロリ娘最高
868 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 21:31:51 ID:oVr8SkeE だが(中身は)男だ!
871 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 21:34:10 ID:uyf9fvu. | `丶、 ヽ |≦ ̄` 、 \ | | \. \ \| | ヽ 丶 |: ∨ ∧ , | ∨ ∧ ‘, | ∧ ′ | ハ| .∧ | .厶斗――:i i | / | | Ⅵ | :| | ./ .| | Ⅵ | i | | / 竓芋芋「 ̄〉 :| ∧ / | ./ i{ h / | / ∨ / |∨ 夊ェ夕 , .∧. ∨ | , 、、、 /イ 八ハ . :, | / l ∧. :, Ⅵ l, 、 . イ :| ./ Ⅵ i. ‘| | _.。< |/ ‘ | ( ̄\≧=≦ ,〔_ ‘! _`ユ ヽーr"´ フ^: : ト ., ( r―‐ 、∨ハ__,/: : : : 〉 \ / ーュ_ :|仆㍉/: : : : { ∨ / (_ ソ.川Ⅳ: : : : / ∨ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ するすると影が人型にでも整形されたかのような静かさで走る斥候。網膜モニタの片側を透過率 を低めて、先に進んだ斥候の視界とリンクした。勿論、バグの操作も忘れては居ない。群を一つ 付き添わせて情報の精度を高める…… しかし、本当によくやる。彼奴は以前まで義体の問題でハードパンチャーだったが、新しい小型 高出力の義体に変わってから、完全にルーチンの構成を斥候仕様に変えている。火力も出る 頼もしい斥候だが、よくぞまぁあそこまで戦闘スタイルをがらっと変えられるものだ 人間様と違って、動きの管制を副脳に頼れる義体は切り替えと使い分けの早さが凄まじい。 コンクリートブロックを砕く握力で、正確に針の穴に糸を通す精密作業ができるから納得は 難しくないのだが、やはり奇妙さを覚えてしまう。あそこまで自分の動作ががらっと変わって、 彼奴らは気持ち悪くないのであろうか ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
873 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 21:36:17 ID:n1KG7yLg ぬいぬいをデレさせられるのは姉しかいないから…w
874 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 21:36:35 ID:3DTNkhjE 精密動作の練習(隠語)は熱を入れてやってるしな!
876 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 21:39:46 ID:uyf9fvu. , -ァ^y>--- ‐‐-ミ /,イ/_,ノ.,ィ'  ̄>- ィ ヽkヽ ゝ、____,ィ'´/ /' // / / ':, ヾヽ ` ̄ / イ / / // ./ / / ! ', ,ヽム :' ./ / i // ./ / / / ! } !, ',.ヽ、 ' ' ハ i | ,:'! ! { //}.!ハ!.| jハ !:! !{メヾ:、 ノ ,'| ,{ ! ! !/ | ! { -:ァ‐十 ',{ / ‐十ノ.! :, ` ´ ` | / { Ⅵj' ,! ! ':,N==気 ヽ,ィ=気:}ハリ.! ! . Ⅵヽ.ノ !ハ { ',':, !乂,タ マソ ム} !jソ ト{ ノイヽ!'>', ヽ ヽ、 ' .ハ} // ` ヾゝ`ヾ、 r‐, ,イ}ハ! [[……何だこの頭の悪い音楽は]] r〈:>s。 __ イ ,.ィ( `>:.、 !〉 マ,-..、 -イヾニム、 fムjメ、 }:', ':, / ` マニム .!フ:fくヽ.|!ム ヽ [[営業してた時の販促ソングだろ]] ノ:、 ! ',ニニム!':!!|',',マjト,ニム ヽ / ` j :,ニニニ!:!!| ',',ヾr'ニム / [[うるせー……メカニック、集音センサーから選別排除してくれや]] / ハ }ニニ≧リヽ,!|',!ニニニ'∧ ヽ、 ___ノ、 ノニニア/ニニ}ニ}ニニニ! '., ' ` ̄ ,' ゙マニニニニ!/ニニ}ニニニア , , ,' マニニニニニニ}ニニニト、 :、 ! , マニニニニニ!ニニニ!. Y .! / ,:' ノニニニニニニ!ニニニ!. { __ .! ' / くニィヾ\ニニニニ!ニニイ,ヘイ´ ヲ , ., /ムムニム/ニニ∧ニムニイ〉' , ̄ヽ、 ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ リンクした視界の向こうで斥候が施設の様子を改めて観察する。耳の裏に貼り付けた骨伝導 イヤホンからは、陽気で頭の悪い店のテーマソングが流れていた。この歌の存在は、既に バグが聞き取っていて知っていたが、伽藍とした通路に空しく響き渡って木霊し、酷く虚ろな 騒々しさを作り出している 足音を掻き消してくれるが、相手の足音も消す妨害だ。リクエストに従ってサンプリングしたBGM の音響周期をエンコードし、イコライザを弄って認識させないよう副脳に干渉する。本来なら 立派なクラックであるのだが、同意があるなら容易いことだ。後は集音センサーに拾った他の 音を通常レベルまで増幅するよう設定を弄ってやれば、BGMは無いと同じになる ……あいつらにとっては、だが ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
879 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 21:42:15 ID:2oE9PY7w カッチャイナーカッチャイナーカイタクナッタラカッチャイナー♪
880 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 21:42:15 ID:oVr8SkeE むなしく響く販促テーマとか不気味だろうなぁ
885 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 21:45:19 ID:uyf9fvu. >フ´ ヽ≧r ― ミ ,-、 f::ア' ,.:' / `´ `ヽ`ヽ (:::ノヽア`ヽ:/ / ' ヽ :.、 フ'〃' ヽ':i ./ .! ヽ 、 ∨ /' f:iVV' :! ' / .! } :}, i V ,' !! :{ !v ,j :! .!_!{ V!、 ,' ,ハ i ', v { {j ' ', ! | !ハ!`^'メ 斗 '^T ! , i ', ', ',ムrY.! jァr=ミ ヽ '/zzzミ! / ハ.! 乂V V{ V', !乂rタ ヽ' }r:タ )!/ ハ! ヽヽ ゝv !{ , `^ 八 / ノノ `` ∨i:.、 人 ヽ} ヽ、 'ー' ,.ィ [[……よし、静かになった。良い仕事だメカニック]] __/ \ :≧≦ ア⌒ヽ´::::::ハ ヽ_j__ Vー:、⌒ヽ ,'ヘ v:::::::ハ /ヽ j}__j::::::::::、 ! ∨ [[thx]] ! ,:::::::::::ヽ/ィア芥`メヽ::::Vj V ! ヽ ',::::::::',::/ハ /!Vノ::::'::}:::::V / V } V}:::::::::::{:{::::7/!j:::V_ノj:::::::∨ v } }:::::::::人V/j:j::!:ゝ-:'::::!::::::' , ' V::::::::i:::~:::j:j::j:|',:::::::::i:::::::i 斗 、 j ___ }:::::::::!:::::::レ:::レ::}::::::::i::::::ハ'´/,.斗 `丁 _ ....jア::::::::::i:::::::::::::}::::}::::::,':::::i/ j'´' ,イ_ ! ~^' ー-ニ::__j:斗ミ::_::ア f '^ノ 人 / f:{ /´! ≧ーr―-r― --{ ヽ _ノ .! }:,、::::,'::::::::::::::T:::::T:::::T:""{! ! /イ:\\:::::::::::::,::@:j::::::::!:::::j:j .! /::::ゝ:::::::\\:::::ノ:::::/:::::::く´ } .! ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 勿論自分でもやろうと思えばやれるのだろうが、こういう副脳のメタパラメータやらなにやらを 弄る作業は、専門家がやった方がずっと早い。俺がやれば指を10~30秒のたくらせるだけだが、 当人達がソフトを立ち上げたりしながらやると時間がかかる。それでメシ食ってるのと一応できる というのの間には、デカイ差が広がっているのだ 侵攻を再開する。マップに従って静かに、それでいて迅速に……そして可能ならばスマートに。 一発も撃たず、一度もヤットウを振るわず、それがスカヴェンジの理想だ 特に、こういった“生きている施設”の場合は、その理想はより先鋭化される ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
886 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 21:47:13 ID:9N4p9gMg 安い、安い、実際安い。
888 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 21:50:31 ID:uyf9fvu. / // / /\ / //_ .-――=ミ,/| ヽ/ ∧ __//{:::::::::::::::::::::::::::: \| / ∧ v /{/,::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/ . / ∧ V∧/',:::::::::::\:::::::::::::::::', {にi厶_/::::::\、::::::::::::::::',::::::::::::::', 夊ziり/:::::::::{:::/\:::::::::::::',:::::::::::: l / ∧::::::: {::{⌒ 、::::::::::Ⅵ::::::::: | /⌒\ / V::::::'代茫ア^\::::ノ_}::::/::::| x冖ミ、 > _j:\::::::> _{ ̄i}:/|:::::八 [[シャッターが降りてやがるのが惜しいねぇ /_ア=く l/ ⌒},/\::\ __ ノ〃リ/ヽ どうせなら営業している時に来たかったぜ]] /ニ┬= 、_}\_ -=ニニ| {\ノ- __/\ニニ=/ {ニ┬- 、_}//ノニニニ= | 、 〈∧/\ノニ=/ V厂≧=' /ニニニ=‐ | /}` 、ニ=ミ=7 [[産まれた時間を間違えてるぜ。 〃 / イ|二ニニニ= |/Ⅵ{__ }〉ニ=‐Y 自販機に頭でも突っ込んでタイムマシンでも探しな]] 〈^', / !ニニニニニニニⅥ \\ { [|ニニ= } . ∨〉,〃 ∧ニニニ/ニニニ Ⅵ 、\/ハニニ/', v/ ,-=ニニ7=‐|ニニニⅥ \/ixi}ニ7=‐/! fア {ニニニ=/ニ 圦ニニ= \\ Vi/ /=‐〈| / { 从ニニ/{ニニニ=\ニニ= \\j/ィニニ=‐\_ { 、_ ,/ V,/ Vニニニニ≧=====彳く⌒ー  ̄ / { 厂{ {′ }ニニニニニニニニニ= {{ニ} / {/ー ^ 、 ノニニニニニニニニニニ{{= \_ ィ \__/ /lニニニニニニニニニニ= {{ニニノ | ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 斥候から少し離れ、大ぶりな熱単分子ブレードと腰部に接続する砲撃ユニットを装備した、頭の 中身がピンクい阿呆が後に続き、殿は砲撃用の大口径の砲やら擲弾を装備したパツキンが 続く。俺はその間、一番死ぬづらい位置だ。 如何せん、俺が持つ火力は短機関銃にも似たPDWだけ。重装甲の警備ロボットが出て来たら 泣きながら死ぬか、来るはずも無い警察をバックヤードで待つ嵌めになる。要は適材適所って 訳だな……しかし、こいつらも伸長が50cmだか縮んだり、戦闘スタイルがガラッと変わっている のに仕事の効率が落ちないもんだ。有り難い話だが、やはり少しだけ不気味ではある 此奴らは、どんな世界を見ているのだろうか ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
890 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 21:52:10 ID:oVr8SkeE うーんこのヤリサーの姫(王子?)感…
893 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 21:54:14 ID:3DTNkhjE ピンクの靄がかかってそう
894 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 21:57:29 ID:uyf9fvu. YVメ_ ,.斗 ‐‐ ミ V'" >‐ ≧x、 /' / ,...、 ,、 ヾ:、 ' / / / ,' V:、 ム / /:! ' /! .! .} V ' ' {::{、' ハ{V{ /}' , , jハ {::{::! ト{、ハ、 j / ノ /,ム | ヾV, !==ミ`ヽ'}/,≦从{: | }ハ ', 弋rソ` んvソ》' ,'リ ' マ', {'' 、 `~ .ハ // マ、 !、 人 // [[……センサーがある。メカニック]] , -- ミ _, ノハi: >.、^´,。イ j/´ / ヾ:.、 `ヽ,{´v__,斗ミ ' Vム、 /芥 jニ{ ヽ [[Copy.]] ! Vニムヽハ!:!Vニハ 、} , Vニ':ハ!i::!::}V,ム 〉 , `~^'' ーYヽ`ー::i::r'ニニム ∨ 八_, ___r-ー-ヽ,レ'くニニニ,ハ ', }:., /´ >'`⊂ニニ'-,>‐-ミ} _〉 }ニ' ,.ィム ,.:`ー '"´ ̄ ヾ-ヽ´∨ }ム----ム ' / ' }ニニニニム / 人 rニニニニニニ≧s。r≦ニ7~^' ー ´ ノニニニニニニ/ /rァ'ニニ/ r≦´` <ニニニニ' 〉〉 }ニニム, /ニ≧s。_ ` <ニア ̄ ̄ }ニ>'" ,イニニニ!ヽ `≧s 。`___ノ'"___{ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 静かなものだ。広々とした、四人全員で並んでも余裕がある広い施設の通路、その両脇には 店舗のテナントが無数に詰まっているのだが、シャッターは全て下ろされていた。どうやらこの辺 の店は、人間が開店操作をしてはじめて開くタイプの店だったのだろう。操作する人間が居ない から、ずっとClosedのままというわけだ しかし、何処までも平和だと思っていても、真っ白で無駄に清潔な壁の裏には、強大な悪意が 静かに蹲りながら待ち構えている。センサーを斥候が見つけ出した。武器や重装備の義体を 感知したら、警報を鳴らすタイプのブツだ 突入時にとっくに“鼻薬を嗅がせた”監視カメラと違って、こいつはまだ仕事をしているから きちんと黙らせてやらなけりゃならん ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
895 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 21:58:46 ID:oVr8SkeE 隠してあるだろうによく見つけるなぁ
898 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 22:03:41 ID:uyf9fvu. _____ `丶 / \ / \ / \ [[Killd. push up]] / \ / . / i [[よくやった、よし、店を漁ろう]] i | | | / / { / 、 ________________/__ \ /二二二二二二二二二二二二二二二二ニ\ \{二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニ\ /二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二{ {二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニ! ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 商業施設、とくにこういった大勢の客が集まる場所のセンサー量は凄まじい。監視カメラを筆頭に 熱感、金属検知、炸薬検知、重力異常検知だとか見本市みたいな有様だ 通報されるとテロリストもかくやな武装状態の俺達を見たら、瞬間湯沸かし器みたいな勢いで 警備システムが牙を剥いてくるだろう。山ほどの警備ロボットに武装したタレット……あまり考え たくない光景だな。とまれ、ビズは静かで平穏であるに限る バグは単なる探知装備ではない。通信の中継装備でもあり、つまりはクラックの接続口にも なるわけだ。こいつを仲介して、俺は侵入前に入り口付近の警備カメラに干渉して、何も無い 状態の映像をループ再生させて、警備システムを統合するAIを騙しているのである 何? シンプル過ぎやしないか? ああいう頭の硬いAIには、こういうアナログな手法の方が 効果的ってこともあるのさ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
899 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:04:41 ID:oVr8SkeE ヒューッ♪
900 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:05:26 ID:I9.yGB3M 監視カメラの前に異常のない状態の写真をぶら下げてるようなもんなのね
903 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 22:10:05 ID:uyf9fvu. ___ r.: ´: : : : : : : : :≧、 >- ――- <: : : \ > ´ { \: : ヽ / i ', -- i、 ヽ: : } [[さてと、どの店にするかね……よりどりみどりだぜ]] / .イ/! { .\ | ヽ ∨ / ./ハ i \ト、 | \| .| ', , { ヽ{┃ \{. ┃} | ', [[市場がだぶついているのか電気製品は今値下がり傾向だぜ]] / , i ! ┃ ┃| / .! / イ ハ{ j/i , i // .{ 込 ` ´ / / ', [[OK、じゃあ嗜好品といこう。適当にそれっぽい店探してくれよ { { ト ( __≧=― -- r≦{乂 / ', メカニック]] .ゞ=イ \__ノ ヘ: :}/:〈 ハ 〉:ヽ≧≦ ヽ / / /j:人: : Y: : :ノ { \ / / / / __>.:}≧个≦{:.<__ ハ } / /.j/{ { .{: : : : :>=< : : : : : }/ } ハ .} { / 乂_乂: : :ィ::::/⌒',:::>- イ // } / ヾ= 7 )ノ /レ::/ .',:::V i / // ` ̄ {. {:/ .',::} .} ヽ/ ゞ/ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 斥候とバグが見つけ出したセンサーを片っ端から鼻薬を嗅がして騙していく。仕掛けは同じだ。 全部“異常が無い瞬間”の検知結果をループさせるだけだ だけんどもがな、これにも弱点と対策がある。再起動されるとバレるのだ。異常が無かった瞬間 のログが初期化されてしまうからだ。コピーして時間を最新だと騙そうにも、原本がねぇとどうにも ならない。そして、こういった施設は大抵、この手のクラックに備えて時間を決めて再起動する ようになっているから、のんびりはしていられない訳だ ま、普通の商業施設だからそこまで頻繁にはやるまいさ。長くて半日、短くて一時間刻みって 所だろう。時間的に見て……変な時間にしてないなら、あと50分はたっぷりと余裕がある ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
904 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:11:17 ID:oVr8SkeE オチが付きそうだな…w
906 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 22:16:30 ID:uyf9fvu. {i:i:ト、\ | | ', { ̄ ̄ ` 、 {i:i:{ l_\\ |「 ̄| , \ \ {i:i:{ {^ア\\_ -=::::::::::::::::::=- _{ ̄|⌒冖=, \ 、Ⅵ{ ∨ _ア⌒:::::::::::::::::::::::::::::::::::::廴_ 」 \ Ⅵ{ {__ア::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{{ニニ=‐=」 \ ⌒∨::::::::/::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::: {{にZZ可 \ /::::::::/::::::::/ |::::::::::::,::::::::::::::::::{乂__] \ '::::::::: { :::::/ ::::::::::::::',:::::::::::::::乂___/ \|::::::::::::{::::/‐- |::::::::::::::||::::::::::::}:::::}:::::::::::} |:::::::::::::V__ -=ミ::::::::::::|ト、::::::: }:::::}::::::::::, [[やっほう! 宝石店だぜ! |::::::::|:::::Y⌒f心{\::::::|{X\:/::::/::::::::/ |::::::::|个= 弋り ヽ:}≧=〃::/::::::::,′ 流石だメカニック! 愛してるぜ!!]] |::::::::|::乂| ヽ ¨¨厶イ:::::::l/ |::::::::|:::::圦 v vァ /:::::::::/::ア |::::::::{ハ{介s。 ー‐ ィ′:::::/::::::\ 八::::: { _/ }≧=‐ / :::::::/⌒ヽ ̄ /\::>´ / / ::::/{ \ /ニニニ≧s、 { ,厶イ \ 、 /ニニニニニニニ|i', ', ノ ____、 /ニニニニニニニ=‐|i {\ , ,/ { / /ニニ= \ \,/\ /ニニニニニニニニニ= |i {⌒\ V⌒\, 'ニニニニニ=\ / / _ -=ニニニニニニニニニ/ニ=‐ |i { |ixi⌒7⌒/ /ニニニニニニ= \/ /ヘ _ ‐=ニニニニニニニニニニニ/ニニニニニⅥ, Vxix/ ,/ /ニニニ\ニニ=‐,/ / (/ \ {ニニニニニニニニニニニニ/ ニニニニニニⅥ, /xix| ,/ /ニニニニ=‐Vニニ \/\ (_/ / 、 {ニニニニ=―‐=才⌒ {ニニニニニニニニ ViVxixixl ,/ /ニニニニニ=‐}ニニニニニニ=‐\l__/__/ \ {ニニニニニニ/ { .圦ニニニニニニニニ Ⅵxixix}/ /ニニニニニニニ从ニニニニニニニ= \ \ 、 ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 知くの端末にアクセスして地図情報をピックアップ……これはクラックじゃない。普通にお伺い して、利用客向けのデータを貰うわけだ。そうすれば生きてるシステムが真面目に仕事をして、 何処に何のお店があるか律儀に教えてくれるという寸法である。使えるもんは何でも使うのが 賢いスカヴェンジってもんだ。あとは出かける前に市場価格を調査して、狙うブツにアタリをつけて おくのもな 近くにあった宝石店に誘導し、シャッターのロックを外して強引にOPEN SALEを開始させる。 宝石はいつでも人気だ。ご婦人方にも、ご婦人方に良い格好を見せたい紳士諸君にも。 こんな商業施設にある庶民向けの宝石でも、良い金になるからブルジョワの存在も嫌いきった もんじゃない シャッターを開け、灯りを付けると馬鹿が嬉しそうに抱きついてきて、頬に唇を寄せて来る。抵抗 しようとしても、義体の膂力に勝てるはずもない…… ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
907 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:17:19 ID:oVr8SkeE 色ボケ1号めw
909 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 22:22:05 ID:uyf9fvu. _∠⌒_v 斗r ┐ < > 、l⌒ヽ / \ ム / , ヽ ム ム / / , , l ハ ム l { / l l イ ト、 l l i Vl l ーメ、Xイf_L,,..j -∀ , / l l [[仕事中になにやっていやがる……]] ヽN l N ニ二 \ 二ニニ リ'ノ li ィ l V iム ´ ヽヘl l l /lN V li ', ji l/ j V l 人 ==っ ,イl ,' } / レ'Vヾ/> 、 ィルl/l/ レ' l` チ / \ ,r ァ'7777/\ / /77777` ヽ / l,///// /しム /////; ム / j/// ム ノ介、ム////// ム ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ こいつは以前から、成功したらこういう大げさな喜び方をする奴だった。だが、硬い大型の非人型 義体に抱擁されるのと、柔らかくて何か良い臭いがする人形ベース義体だと全然違う…… まぁ、なんだ、見目麗しい女から愛してると堂々と言われて、悪い気がする野郎は居ないよな。 その女の中身が野郎じゃなければ、最高なんだが。その事実を知っているだけで、喜びは半減 以下だぜ畜生め 呆れながらも仕事を再開……持っていくものは厳選した方が良い。開けるのも大変なんだ、 この展示用ショーケースって奴は。品質保持機能が生きたIAI産……クラックして開けるのに 一箱五分はとられるな。いっとくが、俺はかなり早いほうだ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
912 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:25:19 ID:3DTNkhjE 生物学的には早い方が生き残りやすいから……
914 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:26:25 ID:FFRTNr6s あなたってはやいのね!(嘲笑)
915 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 22:27:09 ID:uyf9fvu. /  ̄ ̄` _ _ / 厂\ _/〈_. -┐ r―- 〉\ | / :, _厂{ア --< f三三 _厂廴_ ト、___/ ∨ _,. ⌒ {___三三! └――-j{ rf \ И | | V _,. ´ 乂 廴_j 弋 \ .ノ! | :| |:小、_ _,. ´ ノ¨¨´ 丶、 丶、 ⌒| | :从| _ ア´ _,. ´ `丶、 丶、 j/ | / Vノ_r→'"/ _,. ´ 丶、 `7 :l:′ |i ∨ / _,. ´ 丶、 / / ;′/ 八 i:∨ _,. ´ / / i| / / ト、∨/´ // / | i |: ′ j: `V/ ( /i ∧ 人 l ∧ 八 }! 〈圦{ ∧{ 小.|{ 、 / ノ ` 乂_ \V〉乂__ノ} イ r=个 [[おー、宝の山だぜ! ま、どうせ買いたたかれるけどよ!]] } ノ^乂L〈 厂 ‐=‐ ∧ , `ー=彡 └ヘ / 〉 /\ /∨/ .′ ≧=-----=≦ ∨/ .′ ', i| | |! ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ キラキラ綺麗に輝く宝石……だが半分以上は人口品だ。その中から質が良くて高値がつきそうな、 なれど中古価格で買いたたかれる悲しい現実から目をそらしながら品定めする 安い品を使って遊ぶなアホ。まぁ、やってみたい気持ちは分かるが 気持ちいいだろうな、こーいうのを高いところからばらまいて、広い奴らを眺めるのは…… とか思っていたら、別の遊びをしている奴を見つけた ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
916 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:27:41 ID:oVr8SkeE 遊んでる場合かw
918 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 22:30:39 ID:uyf9fvu. / /┐=―――=≪_] \ / /ili{:::::::::::::::::::::::::::::::`..、 可 、 く \/ 、 /:Ⅵ{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\} ', 、 \__) ':::: Ⅵ{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\∧ / \ 、/::::::::::Ⅵ{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V .〃 可]} 、 \:::::::::Ⅵ{:::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::', 〃可,/ /\/:::::::::::Ⅵ{::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::', {{]_/ / /::/::::::::::::::::Ⅵ{::::::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::::::', V_/ /:::::/::::::::::::::::::/⌒` 、 :::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::', \___/ ::::: {:::::::::::::::::::{ \:::::::::::::: |,::::::::::::::::::::, [[……Wayd?]] _ノ:::::::/⌒{:::::::::::::::::::{ 、::::::::::l∧:::::::::::::::::::} >.i:i:i:iア{ ⌒ ',::::::::::::::::{_-‐  ̄ \:::::|X〉::/::::::::::::, /i:i:iノi>从 く_) ,:::::::::::::弋茫ア^゙` l>、!イ::/:::::::}::::::′ [[えっ? ああ……]] ./i:i:i:i:iKヽ/込、\ ,:::::::::: {ヽヽヽ \!/|::::::::}:::/ 'i:i:i:i:i:i:}i:i:i:ア.V 个s。_',:::::::::{ ,/l::::::|::::::/V ^ 、i:i:i:i}:i:i:i:i:i://⌒\\:::::::::, 人::::l:: / V/i:i:i:i//i:i:iィ=、i:i\\:::::', ~~~~ /ニニ\/≧s。 }>''ニl し'/7i:i:i:ヽi:i:', 、ノト _ イニニニニニニニニニニ≧s。 ′ニニ | _〈 \i:つ}i:i:i:',}⌒マ、 Vニニニニニニニニニニニニニニニ≧s。 {ニニ=‐く く 、_うl}i:i:i:i:i\ }ハヽ Vニニニニニニニニニニニニニ/ ̄ ̄⌒ Ⅵニニニ \_つi:i:i:乂i:i:i:i/^ 、「x} \vニニニニニニニニニニニ / ∨ニニニニニニ\i:i:i:i:i:i:i:i:/ ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ vニニニニニニニ}≧s。._ { V二ニニニ=‐} /',‐- __ ∨ニニニ=‐} /ニ=‐, /ixixixixニ=‐- __ vニニニ= }/ニニニニニ',{ixixixixixixixi}ニニニ\ ⌒冖=‐- ___ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 阿呆が何か身につけていた。いつの間にピアス穴なんて開けてやがったのだろう。いや、そも 自動人形ボディだから、付けようと思えば勝手に開くのか? 機能の話はさておき、阿呆が一匹、鏡を見ながらハート型に整形されたカラーダイヤの耳飾り なんぞを装備していた。何のタクティカルアドバンテージも無い上、近接戦闘時に引っかけられ たなら、耳が根っこから吹っ飛びかねない呪いの品だ。少なくとも荒事師ならば絶対につけたり しない代物…… そんなものを物色して何をしているのやら ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
920 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:32:06 ID:oVr8SkeE 完全にメス化してるぜw
921 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:32:45 ID:0RGjiYfY メス落ちしてやがるwwww
924 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 22:34:45 ID:uyf9fvu. /ニ三三|三| _ .., ., 」_|/三三 | | . /=ニ三三|三|´/////////> 、三.| | /三 > ´ `'┤/////!/////// `ヾ、| . /> ´ _ -‐-,ノ///// l///////////\ / , < | | 「´//!////ハ////////////,ヽ 〈r ´././.! ! !///|//// \/////ヽ////∧ /|/.// ! ! !///!-‐テ‐-=..,,_ヽ,'///,'∨///∧ . //!// ,ノノノ'//,'|//__ \'//,'∨///,'l 〃.i乂__∠/、///,'レ<{:::0::::}`ヽ | |\/ ∨///l [[いや、ほら、アレだよ…… /' .|////,γ|'//∨/∧  ̄ ̄ | |川ヾ/l///,'! . ' l////,'{ i|///,\/∧::::::::::::::: ヽヽミ=`|///,'| 俺ってかわいいなーってよ]] i l////∧|///// \ \ 、\匸|///|.! ', .!/////:i∨//// |  ̄ __ /}/〃 ゝ j//'/:i:i:i:∨///,'| \_> ./:i:i| /' 、____∠>´i:i:i:i:i:i:i:i:\ /∧、 / :i:i:|  ̄¨ ''ァi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:__\∧ > _,.。< :i:i:i:i:i:/ . , < ̄ `ヾー┴-、  ̄ヾゝ /:i:i:i:i:i/ |:i:i:i:i:i/ /圭圭圭圭 ヽ `ヽ _ヽ /:i:i:i:iル′ /:i:i:/ . {圭圭圭>― ', /圭  ̄ヽー‐r.、‰/ V'ミ/´ ̄> 、ヽ、 |圭圭圭ノ\ | \ x┐ ―--イミ/=ニニニニニニ`ヾー'.===/ `>、__ ヾ ̄i V ./ 圭圭ミ/=ニニニニ',ニニニニ':,=ニニ/ /圭', `ヽ _,≧x__ / ,:' 圭圭 !|ニニニニニニ',ニニニニ',=ニ乂_/ニニニ`ー ´ニニニニ`ヾ- 、 r-、 / / 圭圭 |_!ニ',ニニニニl=ニニニニiニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ', `ヽ .', ', ,'/ ,' 圭圭,'ニ!ニ.',=ニニニ|ニニニニ|ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニキ \} .} .l.{ .i `ヾミ,'ニ|ニニ.',ニニ二l=ニニニ|ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ}. ヽ ヾ. 」>‐{ . }, _lニl=ニニ',ニニニlニニニニ!ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニφ. ヽ`ヽ-‐ i . ノiニlニ!ニニニ',=ニニl=ニニハニニニニニニニニニニニニニニニニニニφ il/` \ト、 (ミ/ニ|=ニニニニ.',ニ二|二_/ニ',=ニニニニニニニニニニニニニニニニニ,' il ヾ .`|ニlニ|=ニニニニ',ニニニlニ/ニニ.',=ニニニニニニニニニニニニニニニ, ' ', ∠===ニ、ニニニ':,ニニ|_iニニニ.',ニニニニニニニニニニニニニニ, ' ,' キ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ……なんてこった仲間が一人頭が変になった と思ったが、こいつは最初から変だったか。その中でも特上に変な行動だが。唐突に何を言い だすのだろう。いや、確かに可愛いのは認める。その外見はIAIの変態共が偏執的な熱意を 注いで設計した、完璧に男をたぶらかす妖婦のそれだ。普通の人間で、ここまで外見が整った のも珍しかろう が、忘れては居ないか。お前は男だ、正気に戻れ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
925 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:35:31 ID:FFRTNr6s もうアカンなこの元男はw
927 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:36:06 ID:mqSVli3w ああ確かに可愛い……だが男だ!
928 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:36:29 ID:vrJuB72o (俺、もう正気でなくていいや・・・)
935 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 22:39:31 ID:uyf9fvu. /∧ /// l __/_]//,|_ _,,. :ア\///|: :` 、 /: : : : : \/二 」 : : : :\ ,. : : : : l : : : :{⌒ 7 : : : : : : , {: : :|: : l: : : : 乂_/ : : : : : : : } 八: : |: : |: : l: : : : : : : : : : : : :, {\|: :ノ : ノ: : : : : : : : : : : :/ 、, /:/Ⅵ: : : : : : l: : :/ ∠ イ: : : :リ: : : : : :人⌒> [[いやでも、すげーだろこのボディ ⌒ア/⌒\>''" ⌒/ ̄ _⌒>、 俺、今でも普通に興奮するからな? 鏡で見て]] /⌒ ̄ ̄  ̄ \ { \ /{ _ _ ___ / } , \ [[はいはい、お薬だしときますねー]] アi:i[]i:}⌒「 ├ 、 / / ー ⌒ ‐! {\ / /入 } [[メカニック、沈静プログラムでも叩き込んどけ]] |_ } イ / \ \_/ j { / > ┘ / 、 / [[そういいつつ、テメーらの視線が一瞬宝石にいったの , \ 俺は見逃してねーからな]] /{ } //≧s。 ____ /\ /////////////////////\ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 変身願望でもあったのか……? 「可愛い俺が可愛く着飾ったら最強だろ」だのと意味不明なことを話しつつ、楽しそうにハート型の 耳飾りを弄くっている。こいつ、最近は服飾にも地味にこり始めたと思ったら……ほんと大丈夫か? サイボーグ鬱が変な方に入ってないか? そして他の二人もチラチラとショーケースに目をやり始める始末……どうしたもんだかな、マジで ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
936 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:40:10 ID:oVr8SkeE アカンwww 伝染したw
937 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:41:17 ID:I9.yGB3M 義体に変なウィルス仕込まれてないだろうなw
944 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 22:47:57 ID:uyf9fvu. /ixixix/ /x≫''“” ̄ ̄”“''......、 /⌒} ,/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /ixixix′ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}/xixixix/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 、ixixixi/ ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈^', 〉ixixi/ {:::::::::',:::::::::: i{::::::::::::::::::/∧ Vixixi/ {::::::::::::',::::::: i{:::::::::::::::}:{に可V〉.イ ,:::::ー= ,::::::|^ 、::::::/:::V_ア{:::::', V:::::: 廻',:: |V^\/::::::::::ハ:: {:::::::\ __ __ _ -‐== r、 ri r┐ v::::∧ \j \/::::::/::::::∨\:::::::::>「\ニニ「{ニニニニニニニニニ r、 「|| | |」/^l{⌒{∨::介s。 ‐=.厶イ:::::::::/}::::::|⌒ニ= } ⌒く\>⌒ ̄ ̄ _ -=ニニニ=ノ /l ! 」= 、::::::::{≧=/::::/}:/l 」::::::! ̄ 乂 (^ >′ -=ニニニニニニニニニ=‐ ___{^_!⌒/i:i:i:i\:/i∧ ⌒{ ||个人::/ / / {ニニニニニ=‐ ⌒ \/⌒ ', /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨∧ || | |i:i:il / / {ニ=‐ ^, , ,'i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨∧__ リ | |i:i↓ イ / [[だからよー、いい加減認め……ん? Vi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨Y⌒}//i:i:iハ \, ', vi:i:i:i:i:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:iⅥー7/i:i:i:i:i:i:i', / ……おい、下がれよメカニック]] ', }\i:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iⅥ//i:i:i:i:i:i:i:i:i}/ / ⌒}{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:v/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i八 ∧_ノ _ _八i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i/ ⌒} 「i:i:i:i:i:i:i≧=‐i:i:i:i:i介s.i:__ イ \__」i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:〃i:i:i:/ /⌒≧s。i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{{:i:i:i:i:\ /ニニニニ/ニニ≧=―――=ニニニニ^ 、 /ニニニニ=/ニニニニニニニニニニニ|ニニニニニ\ i{ニニニニ= {ニニニニニニニニニニニ |ニニニニニニ= 、 ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 心底IQが低い会話をしつつ、物色の手は止めない義体使い三人。アホはアホでも仕事ができる アホだから、まだ救いはある。流石に仕事ができないアホなら、そもそもこうなっていないだろうが。 何やってんだかと呆れながらバグを操作し、次のショーケースに食指を伸ばした時、不意に 馬鹿が戦利品を仕舞ってヤットウに手を伸ばした、その動作の次いでのように、自然な動きで 耳飾りまで外している 慌てて別のバグに情報を飛ばし、巡回している警備ロボットや騙しているセンサーを調べるが…… 静かなものだし、一番近い巡回警備ロボットも通り二つ向こうでのんびりしている。何も無い筈 なのだが…… ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
946 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:49:43 ID:N/byQNbs 惚けてても神経を尖らせるのを忘れてたりしない辺りはやはり世界水準
950 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 22:54:52 ID:uyf9fvu. ///// / / ////,'| / ̄ ̄ ̄〉 ̄/::`丶、斗≦ | /フ ' ̄〉/:::/:::ヽ::::::::\// | /(//〉//::::::: /彡ヘ:::::::::::::、_i| ノ\_彡'::j|:: /=ミ\v:::::::i: V⌒ [[闘争の臭いだぜ……準備しな]] _彡イ::::i /|::::: 从/ vソ |ヘ:::|::::| ∧::从:|::::::i |/,〉|::::| _______∧::::::|::::::| r- 'Y::人::.、 ,, ''" {////}/ト 、:::|::::::|\ ソ ィ:::::::::}⌒ { <  ̄ 、/ ⊂ノ/i-rノ::::从 ` _/从::::::/ 、 _ -‐ >へゝ- <_ノノ/| /} ̄> ''  ̄\ _ / ` ,, 〉'-=ニ|-=ニ7/}ノ⌒v人/ -=ニニニi |//| / ' _(-=ニ |-=//+_+_/-=ニ}/-=ニニi| |//| ,, //  ̄V/,/|=7+_+/-=ニニ/-=ニニニ , l>'' // y〈 |={+_/-==二/-=ニニニ / ,, <>'' , ∧ =Yo{-=ニ_ ノ-=ニニニ / ,, < <> 人 -=ニ|/,|-=ノ-=ニニニニ /i_____ < <>_//|_ ト-=ニ /―‐、\_ノ― /ハ//V>'' <> '' 〕/'⌒〉 _|//ト / 〕へ-/-=7 | |>'' <>イ| _<_彡― 、 r'''  ̄|'/―― 、 >ノ>'' <> ///| | |/''|//| |__| |//|/0 _<_彡' / <>'' <> - -- i-- | | || |//----//,| //| //// /// イ_// <> r |////|//|\\,,|| |////////,| //| |//| |___|, / > '' <> -=ニニ、//,゙|//l// ト-|| |////////,| //| /\///∠_r '>'' <> -=ニニニニニ\/|//|////,'|| |////////.| //| < \/-=ノ|| <> |-=ニニニニニニニ\z'|////,'|| |////////,| //| \<ノノ_ r'゙ || ≦=ニ|O|-=ニニニニニニニニ〉,|////,'|| |////////,| //| >ィ{ {\ 人{jI斗ャ==ニニ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〈z/|////,'|| |////////,| //| ≦ { { \ >、〉/|__|__|__|__|__|__|__|__|__|__|__|__|__|_人゙///// || |////////,| //| // 》-‐ |\ \彡'' ̄ ̄-=ニニニニ=-―-=ニニ/ ∨////,|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 俺は奴の言葉に従って、素直に下がり、付近のバグを呼び集める。20ほどの群体からなる 群が10ほどだ。これだけあれば、別の応用でも心配ない 闘争の臭い。奴はそういって獰猛に笑いながら、大型の熱単分子ブレードの電源を入れた。 刃が微かに振動しながら赤熱し、殺意を唸りに変換しながら目を覚ます。 こいつが2級なのは伊達や酔狂でも運でも無い……動物的直感とでもいうか、兎角感覚が鋭い のだ。センサーの探知精度や範囲ではなく、“第六感”とでも呼ぶべき、所以の分からぬ直感。 殺し合いの気配に関して、こいつは俺達の中で誰よりも鋭敏だ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
951 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:55:22 ID:oVr8SkeE かっけぇ
952 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 22:56:05 ID:hDCzYgEg ※夜は可愛いです
956 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 23:01:50 ID:uyf9fvu. ,ィ/ィ'´ -< ̄ >-‐ ー 、 //'´ ,ィ // / ヽ!_ \ /‐イ / ./ / ,ィニニヽ .ハ / / / / / , , {ニニニノ ハ // / イ / ハ ゝ‐‐彡 // / 、 /i ! , / ! ! i i/〃.! ! \ i i / i イ .i! .! i ! ! /イ/! i ./_ ヽ !.! .!/!i /.ハ i i !iヽ ハ //i/i .ハ !イ抃、_V! ハi‐=ー+ /!/ i ! /! i i V iハ i,イ ! !i/∧! 弋り`\ i __-_ i/ .!.// / ! !' /!ハ i .!ト、!i i从.! ー`¨' `゙ イ=云気、 !!' / / / } i/ /) i [[毎度ながら、私が拾えない感覚を何処で拾っているのやら……]] i.! `ーハ! ! , いり 》' /./ / ./ノ从! /i .! ヽ N .从 `ー¨´ /イ / イ/イ i./ィ/ // ヾ ` ヽ /イ / / / -‐リi !´/'´ \ ヽ ィヽ'´ ./ /ィメ、 「¨ f丶- ‐-、‐/./‐イ-'‐、//´ニ≧x ! レ゙,、 ニ'_/'´ /=ヽニニニニ> i K 、`ー- 、´_--∠-‐=ニ'-'ニ>゙ ´ \ ! /ヽヽ、ーf´{}V  ̄´/ニニ>´====- _∨ !' ,'  ̄{/〉!!ヽ .ムニ∠ ̄ `} /_ ,' i! !i!i /`´>'′ .: .: イ . _ ,-、 .〈 i ´ i!.!i.i.!ニニ/ .: .: .: .: .: /ニ∨ //イ /ー,-、 \__ __}.!! i !/、 ‐ ‐' .: .: : /ニニV !.ハ i / ヽ ! ` ̄ iニ! Lf、 \ .: .: .: .: /ニニニV ヽ)ノ / r_' < ヽ`< i .!、ニ/´∨ \ .: .: .: .: .:/ニニニニV . <_/_ノー丶< }} .}.! !// \ ヽ .: .: .: .: /ニニニニニ≧x_ 〈_ -i、 _.リ、 .}.! Y ヽ } /ニニニニニニニニV } `¨´ ヽ!.! i! / ∨ \ /ニニニニニニニニニ}、 ` ー---<´ .! / /_}>‐-ヽ_ ,イニニニニニニニニニニ}≧、 ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 他の面子も素早く戦闘の準備を終える。FCSが起動し、火器の安全装置が外される。俺も 片手はフリーにしつつ、PDWのセーフティーを外した。豆鉄砲だが無いよりマシだし、中量級の 店舗警備型にはこれでも十分だ バグも斥候も何も情報を拾っていないが、文句は言わない。今までコイツが血の臭いがする だとか、闘争の気配だと言ったときに敵がやってこなかったためしは無かったからだ。記憶の 中で照合するなら、的中率は100%…… 義体とは別の、人間的などこかで何かを感じ取っているのだ。餓えた獣が数キロさきの血臭を 嗅ぎ取るように。場の空気が帯びる、雰囲気とでも呼ぶなにかを ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
959 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 23:07:11 ID:uyf9fvu. . |冖≧s。,_ ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. / / / ¨¨冖≧s。 l |二≧s。,_________ト、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∋:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: / / / ∠ 三三 ¨¨冖≧s。 | | l | | |ハ⊇ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: / / / ∠三三三 ¨¨冖≧s。, _|_ _|__|__|__|_刈.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∈∋:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ // ∠三三三≧ ¨¨冖≧s。 \⊇.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.__.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ / _,∠三三三≧ ¨¨冖≧s。 〉.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ'.:.:.:.:.:.:.:.:.:|! | _ィrjI斗ハ「" |  ̄二ニニ≠=-弋 ¨¨冖≧s。, ____________/_____ :.:.o .:.:.:.:.:.::|! |彡':i:i:i|. |i| | ______| ̄二ニニ≠=---‐=-‐…‐-=二≧=‐-〈二二二二二二二二\.:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄|:i:i:i:i:i:i|. |i| | ┌┐┃┃ | |.: .: .: .| |i!i!i!i!i!i!i!{ }i!i! |______≫───────‐┘___^i |i:i:i:i:i:i|. |i| | ┘└┃┃ | |.: .: .: .| |i!i!| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨≧s。|────── ||_:_:_|.:.:| |i:i:i:i:i:i|.┌|i|┐ | ━━┻┛ | |.: .: .: .| |i!i!|rk厂 Xl XlX |─|─「 ̄〕 | | | |┬┬┬┬┬j≦|i_:_:_|:.:.| |i:i:i:i:i:i|.└|i|┘ | ─┬──┬──┬──┬‐┬─‐┬──┬──┬──┬‐┼┼┼┼┼|/_ _ _ _ _| |i:i:i:i:i:i|. |i| || | | | l |. | | | j ,斗l≠ l/ ̄ ̄ ̄^_ _ _ _ _ _ _| |i:i:i:i:i:i|. |i| || | _, 斗<¨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄>圻' "~|| | イ〕_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ | |i:i:i:i:i:i|. |i| || 三三三______________ ,沂'"~ ||__||イン_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ ,\|i:i:i:i:i:i|. |i| || . | | イ| |二二二二二二 | | ̄ .|| ||. イン_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ `^'寸ホ≧,|i| || . | |. イニニ| | _ 。s≦二'^ || ̄| | .|| イン_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _\ 三三≧s。|| . | |≦ニ^¨ ̄| |≪¨¨i|::::::::i| || | | .||イン_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _\ 三三≧s。 ニ≦'¨¨^| |. | |ИИ||::::::::i| || | | イン_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ \ 三三≧s。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ \ 三三≧ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _\ 三三 ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ どこから来る……? バグを操作しながら身構え、何も見落とすまいと網膜モニターの透過度を 殆ど0に落とした時、不意に背後の壁に切れ目が入ったのが見えた 自然な切れ目。光学擬装ではなく、建材の中に仕込まれた極小機械群による擬装だろう。だから 切れ目は存在しなかったのだ。開く今の今まで、完全に密閉された中身を隠し通すため。こういった 情報までは、さしものバグでも斥候の増設されたセンサーでも見抜けない そして、本来見えるはずの無いバグから伝達される俺の背後には…… ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
960 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 23:08:17 ID:oVr8SkeE げぇぇぇ よりにもよって一番柔らかいやる夫の背後!?
963 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 23:12:54 ID:uyf9fvu. 入 /ヽ /ヽヽ / ヽ / ヽヽ //ヽイ / / ヽヽ イ ィ、/イヽ、ィl ./ / / .|__| _ 冫`´ | \::::ヽ / / / / / ヽ `ヽ く:| イ冫ゝ-ィ|::::::ヽ / / / / ヽ \ `ヽ .|ヽイlllllllllヌゝ_| |/\ // ヽ \ `ヽ ヽヽィェ//::::// ゝ__ゝ ヽ__/ ̄ゝ、`|ミ|_人フ ̄| // _ | く/ ゞ._く`ヽ、::::::\イ ヘ、. ___ | `i フ─-/ヽィヽ、/:::/:::::| ̄\ ゝイ\ \ | .| ィ-、 ィ、イ ./ |:::::::::::::::::\|::::::/ ゝ´/´:::: ̄:::ヽ / ィ-、 ヽ .| /`ヽ `ヽ| `ヾ、| ̄ ̄|::∠ ヽ|:::::::<´ヽ ̄`\ / |-、 ィ--冫l/__:::::::::\ゝ ィ-ヽ_/:::/ゝ´ ̄|ヽ ヽ::::::::ヽ∠___ .ヽ/ / / イ`ヽ| |´_/::::::::::/ _|:::::::::::/ ̄ィ| ヽ ヽ ヽ:::::::::::___/ // `ヽイ_/_::::::::::::::::/ / 入__/:::::ィ´ | ヽ ヽ .|::::::::::|____ \./ /`ヽ、 / ___/:::::::::::::/ / / \::::::::::::ヽイヽ ヽ ヽ|ィ-ヽ:::::::::::::::\ \イ ̄ ̄ ̄| `ヽ、 `/ /::::::::::::::::|`ヽく ./ / ヾ::::::::::::::/ヽ / |:::::::::::::::::::::\\___| |/:::::::::::::::イ´ く冫.| .| | /ヽ:::::/ ゝ___| Θ .|:::::::::::::::::::::::::::|/ |:::::::::::::イ´_ \ / | | イ`ヽ、 イ:::::::::// ̄ ̄\:::::::::::::::::::::::| イ|::::::::/ イ/ノ ./ .|_|/::/:::::::::/ ヾ:::::::ヽ ィ´`ヽ.\::::::::::::::::::| .|  ̄ヽ  ̄/ |::::::::::/::::::::::/ ヾ::::::\ .l \ノ .\:::::::::::::ト、 \ \ / ./::::::::/::::::::::::\ |::::::::::\ ̄ \::::::/ |  ̄ ̄ ̄ /::::::/::::::::::::::::::::\ ヾ:::::::::::::\ ./  ̄/ | ̄ ̄\:::::::::::::::::::::::/ ヾ/ ̄ ̄\∠___/ |_/ ̄| .\::::::::::::::/ `l | | ̄ ̄\| | ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 凶悪な黒いスーツに身を包んだ警備員を想起させる機体……重警備ロボットのベストセラー、 ベルゼルガクラスのフラグシップ、というよりもアーキテクト、ベルゼルガタイプ 重厚な装甲、圧倒的な出力、そして警備用にしては余裕を持って構築されたAI。正に悪夢だ。 装備が整っていなければ、非軍事タイプであってもコイツは一個分隊程度なら一息に屠って 見せるだろう 背筋に冷たい汗が一気に湧いた。死の気配だ。そろりと這い寄ってくる、慣れた感覚…… ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
966 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 23:15:59 ID:qEHm0Urg よりにもよってだろうな
967 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 23:18:27 ID:uyf9fvu. i : 打撲痕 ; Nick | ノック | Knock : i 軽いキス ; Peck .| 略奪 |: Sack 。 時計 | クソッタレ Clock :| Fuck o .; O _,,,、、r-ー ' ´ rー ''''''¨¨´ _ ,, 、、 r - ゚ー 、、、,,,,,___ ,、 r ' ´ 。  ̄`¨'' ー 、、,,_ ,、r ' ´ ゚ __,,,,,,,,、、、、゚ ,,,,,__ ・ `'' 、 ,、r '´ ,、r゚ 。- '''¨´´ ̄ ゚ ・ ・  ̄``¨''' 。 、 ` ,、r '´ ,,、、r -。゚ ー r'ゝ、_,r'ヾゝ-'´!、 ー 、、゚ ¨`ヽ 、 ,、r'´ ,、r'´ ゞ'´ _,,,,、、、、、,,,,,_ ヾ・、゚ `゚ヽ。、 `ヽ、 r '´ , r'´ , r' ´。 .r゚、 _r'´ `ヽ . ,ゝ゚。 ヽ `ヽ、 ヽ , r' ,r'´ ,r ' \`¨''`¨'' ‐ ''¨´''''¨´/ ヽ `ヽ、 ヽ、 r' ,i' ,i' `¨'' ー---─ '''¨´ ヽ 'i ヽ { { { } } } 'i, i, i, ノ ノ 丿 ヽ .ヽ ヽ、 , r'´ ,r' ,r' ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ フラッシュバック。記憶の中へ、ルーツがぶちまけられる。俺が俺たる所以、俺の経験、俺の時間、 俺の人生……俺のグラウンドゼロ 母親の顔、マズルフラッシュ、打撲の後、折れた歯、カチカチ動く時計、誇らしげな金色、血の色、 反吐の味、バグの羽音…… 鳴り響く聞いたことのある誰かの歌声。網膜もモニタの透過度を上げて視界を確保、転がるように 前へ出る。信頼して……そして ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
969 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 23:22:14 ID:uyf9fvu. ――――――‐ ┐::ア __ // / _______ノ:::⌒冖=ミメ{ /ニニニ| \ // / {V/////////l__}:::__:::::::::::::::::\ 'ニニニニニ| ト、 , { 、////////l__}:::::::::::::::\::::::::::::::::}/ニニニニニ j } Υ| :', \ __ / }::::く⌒ 、:\::::::: /ニニニニニ/ / {i| ::::\____/::::::::::xく^ 、:::}::: /ニニニニニ/_ /乂__ノiリ ::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::圦芯_ v_:/ニニニニニ/\_/⌒≧く ::::::::::::::::::::::::::{ヽ:::::::::::::::::::_\ }ニニニニニ/V /⌒ ≪ニニ} :::::::::::::::::::::::::::\>、::::::::::::\,/}ニニニニニ{/ ̄ニニ` 、‐======ミ、 ',::::::::::::::::::::::::::::\\:::::::::: {_ノニニニニ=‐{ニニニニニニ=‐V/////// \ [[良い判断だぜメカニック!! 、:::::::::::::::::::::::::::::}⌒≫=7ニニニニニニ=‐=ニニニニニニニ ', ̄ ̄}/// } ⌒ヽ:::::::::::::i\::}/ _/ニニニニニニニ=‐=ニニニニニニニ=',ヽ }/// ファックしてやるぜ、強面のお嬢ちゃん!!]] <ヽi:::::::::::|_,/ /ニニニニニニニニ=キニニニニニニニニl= ', }/ r 、.Yj人:::: |´ __/ニニニニニニニニニニニ',二ニニニニニ=|ニ=l V^i:i:i:i:i:\!/ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=|ニノ くi:(_ノ-=y_くニニニニニニニニニニニニニニニニニ=、ニニニニニニ|ニ{ . Y {/ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=!ニ=', 厂⌒Yニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ |ニニ=', ,/ __ /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニVニニ=', {ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=‐ミニニニニニニニニニニ=‐\ニニ ', {ニニニニニニニニニニ/ ̄ / ̄/ { ̄ Vニニニニニニニニニニニ= \ニ=', {ニニニニニニニ= /′ ./ { { }ニニニニニニニニニニニニニニ\ニ\ {ニニニニニニ / / / O / / /ニニニニニニニニニニニニニニニニ= 、ニヽ  ̄ ̄ ̄ / / / / ,/ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ\} ┏━━━━━━━━┓ Monologue ┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 透過度を上げた網膜モニタの向こう側から、こちらに切り込みながら突っ込んで来ている仲間 の姿。位置と速度からして、扉が開く前から動いていたのだろう。さもなくば、こんな位置には いないはずだ 彼奴は俺の上を軽々と飛び越え、電子世界にだけ響き渡る威勢の良い叫びを上げた ・今日はここまで ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
970 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 23:22:57 ID:oVr8SkeE 乙ぅー!! いいッチームだ
971 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 23:23:11 ID:mqSVli3w これが2級か!
974 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 23:23:22 ID:I9.yGB3M 乙! もう主人公が完全にヒロインだなw
977 : ◆O27xb/033o : 2016/04/23(土) 23:25:31 ID:uyf9fvu. 彼奴なら絶対対応してる と信じて反撃しようとするでもなく、邪魔にならないよう前へ倒れるように飛び出す いやー……デレデレだな……
981 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 23:28:39 ID:VjRWYYP6 おつー デレてるのはデレてるんだろうけど、世間一般で言われているデレとは何か違う気がするのは私だけでしょうか?
983 : 普通の名無しさん : 2016/04/23(土) 23:29:02 ID:0RGjiYfY 乙 もう、天龍たち3人は後戻りできないなw
コメント