本作はSCP財団に収容された数々の異常存在を、カワウソ研究員が一話ごとに訪ねて学んでいく作品です。
第1話ではヒトと魚の特徴を併せ持つSCP-836-J、
第2話では戦国時代の一夜城が出現するSCP-830-JP、
第4話では食べた人間を爆発させるブロッコリー型のSCP-829-JPというように、
毎回異なるオブジェクトの収容プロトコルや観察記録が、財団の報告書らしい体裁で綴られます。
硬い文体の合間には「意訳」「超意訳」といった砕けた注釈やカワウソ研究員自身のツッコミが挟まり、
専門用語の多いSCP設定を軽妙に読ませる工夫がされています。
「伊る」という動作の概念が失われていく奇病など、バラエティ豊かな異常性が次々と登場し、
笑いを交えながらSCPの世界を紹介していくコメディ色の強い一作です。




























