舞台は慕色学園。
同級生からの人望も厚いやる夫のもとに、恋人のような態度で迫ってくる結月ゆかりとの日常を描きながら、
物語は中学時代の二人の出会いへとさかのぼります。
当時の結月雫は「友人はいらない」と周囲を拒み、ひとり読書と紅茶に沈む孤高な性格でした。
隣の席になったやる夫は物怖じせず話しかけ、無口な雫の教科書忘れやお菓子のやり取りを通じて、
次第に雫の生活に入り込んでいきます。
甘い物に弱く、素っ気ない態度の裏で表情豊かな雫と、
大真面目に距離を縮めようとするやる夫とのやり取りが軸となる作品です。
枝豆やずんだを持って構いにくるずん子や、隣のクラスの涼子といった周囲の人物も交えながら、
頑なだった雫がどのように今のゆかりへと変わっていったのか、その過程が丁寧に描かれていきます。




























