港と飾り窓街を抱える、この国一番の港湾都市が舞台です。
飾り窓街の顔役サカエは、いつまでも元気とは限らない診療所の所長くれはに代わる、
信頼できる医者を確保しておきたいと考えます。
そこで目をつけたのが、傭兵団「月下戦団」の解散にともない行き先の決まっていない錬金術師の青年やる夫でした。
王室付き錬金術師のもとで基礎を学んだ本物の腕を持ちながら、
面倒なしがらみのない身の上を知ったサカエは、仲間の遣り手たちの協力を取り付け、
くれはのもとでやる夫を預かってもらう算段を整えます。
やがて十九歳のやる夫は町にやってきて、くれはやヨランダ、ルシールたちに迎えられ、
実力を試されながら新生活になじんでいきます。
飾り窓街という土地柄、成人向けの要素を含む物語で、
色街の人々に囲まれながらやる夫が診療の仕事に加わっていく様子が描かれます。




























