入速出やる夫は、御家再興を志す没落貴族の跡取りです。
祖父の入速出やる蔵は県令から身を起こし一郡を治めるまでに至りましたが、父の代で家臣の反乱に遭い、
一族は没落してしまいました。
やる夫は廃城を拠点に、戦乱や苛政で身寄りをなくした子供たちを引き取り、畑仕事や読み書き、
弓の稽古などを教えながら、忠実な副官の黒たちとともに慎ましくも温かい共同生活を営んでいます。
周囲からは「孤児王」と呼ばれるようになった彼ですが、14歳の冬、
かつての居城を占拠する代官ウェスカーから城を取り戻すべく、夜襲を決意します。
無事に城を奪還した後は、幼い頃の顔なじみだった調月リオら旧臣たちとも再会し、
新たな体制づくりへと乗り出していく物語です。


























